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【読書】拝啓人事部長殿|トヨタを3年で辞めた若手人事からの手紙_高木 一史

どうも、斉藤 史朗です!

普段はマーケティング業務に従事しており、法人向けサービスにて人材派遣・人材紹介・健康経営・業務改善/アウトソーシング・キャリア自律などに関するコンテンツを制作しています。

日頃、仕事上でサイボウズさん・チームワーク総研さんと関わり機会があり、サイボウズさんの人事制度や取り組みについては認識してました!

そんな中、高木さんのセミナー講演を見る機会あり、そういえば当時、「僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか」という反響が非常に大きかったnote記事を私も見ていまして、より高木さんの考えについて知りたいと思い、今回こちらの本を読ませていただきました。


読み終えてみて

高木さんが今回取材された「現地現物レポート」は企業の取組み事例であり、既知な点もありましたが、
①集める ②(条件を)決める ③働く ④離れる
という4つのフェーズに分けた時に、それぞれ特徴を持つ12社を一気に紹介してくれていますので、比較も出来ますし、そこで得た情報をもとに、ネットで再度詳細に調べるという行動にも繋がったので、個人的に企業事例の引き出しを一気に広げることができました。

こんな方にオススメ

▶︎従来の人事の役割に違和感を感じていて、このままでいいとは思っていない人事部門の方々
▶人事の仕事を通じて日本を元気にしたいと本気で願っている方
▶キャリアの若い時期に、人事部門に配属された方
▶自社の人事担当者への不満・改善点を抱えている現場社員の方
▶会社で働く中で、制度などに違和感・閉塞感を抱えている方

これらの想いに共感できる方にお勧めです。

本著は人事部長に向けたメッセージであり、会社内で人事に関わる方々に取っても有益ではあります。また雇用される側や働く側にとっても、会社がどういう仕組みなのか、なぜそれが起こってしまっているのか、存在しているのか?という背景や理由について認識することもできます。

皆さんが今抱えている違和感の正体をつかむことで、適切に対処することができるのではないでしょうか。

著書の経歴

▶︎高木 一史氏
サイボウズ人事本部 兼 チームワーク総研所属。東京大学教育学部卒業後、2016年トヨタ自動車株式会社に新卒入社。人事部にて労務(国内給与)、全社コミュニケーション促進施策の企画・運用を経験後、2019年サイボウズ株式会社に入社。主に人事制度、研修の企画・運用を担当し、そこで得た知見をチームワーク総研で発信している。

あらすじ

トヨタを3年で辞めた人事の高木さんが「どうすれば日本の大企業の閉塞感をなくせるのか?」という問いを掲げ、 その回答を手紙形式でまとめた全524Pに及ぶ力作です。著書は、サイボウズ人事労務部所属。
noteに投稿した「僕はなぜトヨタの人事を3年で辞めたのか」が400000PVを獲得するなど話題となり、日経COMECOキーオピニオンリーダーに就任するなど、いま注目の若手人事。

●目次抜粋
【序章】ぼくはなぜ、トヨタの人事を3年で辞めたのか

【1章】会社を成り立たせている10のしくみ
「一律平等」と「多様な個性」のあいだで

【2章】なぜ「会社の平等」は重んじられるのか?
1930年代(戦前)~1950年代(戦後)「青空の見える労務管理」

【3章】なぜ「会社の成長」は続いたのか?
1960年代~1980年代(高度経済成長期)「ジャパン・アズ・ナンバーワン」

【4章】なぜ「会社の変革」はむずかしいのか?
1990年代~現在「3つの社会問題」と、日本社会の「会社依存」

【5章】現地現物レポート
あたらしい競争力の獲得を目指す12企業
《採用》富士通
《契約》タニタ、ANA
《時間・場所》ユニリーバ・ジャパン、ヤフー、みずほ銀行
《配置/異動》ソニーグループ
《報酬/評価》 NTTデータ
《健康(安全配慮)》味の素
《コミュニケーション/風土》コンカー
《育成》ソフトバンク
《退職》良品計画

【6章】サイボウズ人事制度の変遷レポート
情報の民主化が、しくみと風土を変えていく

【7章】会社をインターネット的にする
デジタルネイティブからの提案

【終章】ぼくはなぜ、この手紙を書いたのか?

<現地現物レポート>12企業人事担当者に取材

著書/アマゾンレビュー

注目した文章を抜粋

・現在整理中です・・・

・ユニリーバ・ジャパンのWAA(Work from Anywhere and Anytime)の社内導入はまずどうなるかやってみようとパイロット版を行った。居住地・勤務地・部署・役職・年齢・家族構成などをランダムに社員100名を選んで3か月の試行期間を設けました。
結果98%の人が好意的に受け止めて、全社に広げるべきという反応がありました。

→他にも事例をみていますが、共通するのは、スモールスタートで実験をしてそのデータで判断していること、迷ったり前例がないなら、小さい範囲で試してみるという考え方が各社にあり、

●トヨタとサイボウズの何が違うのか。→「社内の情報共有が徹底されている」
サイボウズでは、プライバシーとインサイダーなどをの除く情報は、全てのコミュニケーションが公開されている。
(口頭でのディスカッション、会議議事録は全て公開、経営会議はリアルタイムで誰でも視聴可能&誰でも質疑参加できるなど)

それらの環境によって中途入社された方が助かっています。過去の担当者が詳細に残した議事録からどういう議論がされ現在に至るかがわかり、今回後の施策検討にあたり早期にキャッチアップすることができる。

以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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