ブルガリア入国
2024/2/6
ルーマニアの首都ブカレストを出発したバスは日付を跨ぎ、夜中の道中をひた走る。
私はというと7時間半の移動に備え、酔い止め(という名の睡眠薬)を飲み、微睡んでいた。
事前にマリウスさんから届いたメッセージ。
「あなたが不法に国境を越えようとするネパール人だと疑われる可能性はほとんどありません。楽しんで旅をしてください」
陸路の国境は特に、その土地特有の事情があるのだろう。
そして時刻25:30。
どうやら国境に着いたようだ。
陸路の国境越えは何度も経験しているが、ここではバス車内で出入国ともに審査をするらしい。
それは初の経験だ。
日本人はブルガリア入国に対し、90日以内の滞在であればビザ不要なので、パスポートを提示するだけで良い。
ガチガチに酔い止め(の副作用)が効いた私は朦朧としたまま、運転手にパスポートを渡す。
すると、審査官らしき人物が私の顔とパスポート写真を見比べ、訝しげな顔をしている。
「…本当にお前か?」
「……もちろん…私本人です」
…ネパール人だと疑われている…!
夜中のバスは私1人の為に長時間停車。
しかし、そうはいっても間違い無くパスポートは私の物であり、黙って提示する以上どうする事も出来ない。
周りの空気に申し訳無さを感じつつも、ひたすら審査員に目を合わせる。
結局、審議の末パスポートにスタンプを押され、無事に入国。
そして時刻6:00。
予定よりも早くブルガリア首都、ソフィアに到着。
何とか無事に辿り着いたが、チェックインは14:00。
ソフィアの朝は寒く、外に長時間いるのは難しい。なので、スターバックスで時間を潰す。
時刻14:00。
無事に宿へチェックイン。
少し休憩した後、まずは軽く周辺を散策。
今のところ特別なインパクトは無いが
グラフィティ(壁に描かれたスプレー画)
が多いなという印象
しかし、この日は様子見
まずは体を休めよう
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。