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5月7日(月)はじめての街の空気を吸う

朝4時。早朝にマレーシアで乗り換えが必要な便に乗っていたら、「おにぎり?サンドウィッチ?」という究極の2択で起こされる。

寝起きの頭は「おにぎり」と「サンドウィッチ」がなんであるかを理解するのに20秒はかかり、とっさに口は「サンドウィッチ」と言ってしまったけど、ソフトフランスのようなパンに卵とレタスが挟まれた手のひらサイズのそれを見たときに、ほんとにこれでよかったんだっけ?と思った。

寝ぼけたあたまでパンを口に入れると、パサパサしていて水分が全部うばわれる。ますます後悔した。

クアラルンプールで次の便を待つあいだは、同行してくれたインターン先の社員さんにクメール語を教えてもらったりしながら、自分の準備の足りなさにまたまた後悔。チョムリアップスオ〜(こんにちは)、オークンチュラン(ありがとう)の基本を今さら頭に入れる。

いよいよプノンペン。

空港から出て息を吸った。まさに発展途上にある象徴のように空気はもやがかかっていて、ちょっと息苦しい。はじめてのカンボジアは、とにかく若くて活気があるなと思った。そのエネルギーに気圧されないよう、自然と日本にいるときよりも気を張っている。

実際は簡単なことではないと思うけれど、どんどん外から人やお金がはいってきて、経済は発展する一方。そんな不安のなさから来るエネルギーが、街全体に満ちているような気がした。

お昼には、ややローカルな雰囲気のある食堂でバイチャー(カンボジアの炒飯!)をご馳走になる。2.5ドルとかだったかな。やっぱり細長いお米でつくった炒飯っておいしい。

プノンペンは住むにはじゅうぶんだけど、たしかに観光に来るところではないね。どうしてガイドブックはシェムリアップ(アンコールワット)についてばかりなのか? という出発前の疑問は、一瞬で解決した。

でも本当に、住むのには困らない。なんせおっきなイオンモールがあって、わたしが日本で使っている日用品と同じか代わりのものを見つけるのに苦労はしなかった。大好きなやわもちアイスもあるよ。

明日は初出勤。日本では8:40開始の1限目にも間に合わない怠惰な生活を送っていたのに、8時始業なんて大丈夫だろうか...


もしいただけるなら......都心までの交通費にさせてください......