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ものを書くこと(ライター&創作)

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ライターであり、創作活動(アマ)をしているわたしの「ものを書くこと」関連のnote。
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2018年4月の記事一覧

主語のサイズとベクトル

主語のサイズとベクトル

遊具のない公園で鬼ごっこをしている息子たちを眺めながら、子どもの主語は、いつだって自分自身だなあと思う。

主語が広がっていくのは、一体いつからなんだろう。

幼稚園児でも、「男の子は」とか「年長さんは」といったくくりの中にいる気はするけれど、それが自分の中から出てくるには、まだ少し早い気がしている。出てきて性別かなあ。自分の意思決定が、「男の子だから〜」と性別由来になっていることは、長男も次男も

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「個人的な文章」の感じ方

「個人的な文章」の感じ方

「自分語りはいらない」という意見を見聞きしたことがある。「無名の人間が個人的なことを書いた文章は読む気にならない」という言葉も見たことがある。個人的には、そうした意見はわからなくはない。「え、うん。そうなんだ」としか感想が浮かばない文章は、確かにたくさん存在している。

けれども、わたしは「個人的な文章」が割と好きだ。別に読み手のウケを狙ったものではなくても、「いいな」と感じるものはある。作家個人

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やらざるを得ない状況に飛び込め

やらざるを得ない状況に飛び込め

一体どうしたのかと問いたくなるほど、今月は外に出る予定が詰まっている。やるべきことと過ぎゆく時間に、必死に食らいついている感じ。今日も一件外に出る仕事が入っている。ありがたい限りだ。

周りのママ仲間や家族、取材先でお会いした人にとっては、珍しい仕事だと思われることも多い。昨日も、「へえ、そんなお商売をしてらっしゃるの」と言われたし、「えー、すごいね。才能だね」と言われることもある。

「才能」と

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うさ脳オンナの「書く」もの

うさ脳オンナの「書く」もの

ふわっとした雰囲気の文章が好きだ。“癒しオーラ”が滲み出る、昼下がりの陽だまりのような、北欧ナチュラルインテリアのカフェのような、そんな文章。

ないものねだりとはよくいったもので、わたしには書けないからこそ、憧れるのだろうなあと思う。

わたしの文章を読んでくれている人が、果たしてどのように感じているのかはわからないけれど、わたし自身では、わたしの文章は何とも堅苦しいなあと思っている。

性別で

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