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短歌と人 安野ゆり子-010 2024/01/23

安野さんを占ってもらって、その結果を安野さんに聞いてみたよ回。
まえがき:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

「短歌と人」インタビューとは?

歌人でYouTuberの才人安野ゆり子さんを月1インタビューして世界にお届けするプロジェクトです!

登場人物紹介

安野ゆり子:20代後半。歌人、着物YouTuber。労働が苦手。元セクキャバ嬢、現スナック嬢とコンカフェ嬢。俳句もする。遊ぶところは歌舞伎町。障害年金がほしい。夫さんと離婚したいが離婚できないでいる。「一番やりたいことは、生活上のことでは、好きな人と穏やかに暮らしたいってこと」。自分なりの宗教がある。
夫さん:30代後半。安野さんの年上の夫。文芸団体の運営。
好きな人:20代後半。夫さんの文芸団体に出入りしていた。かっこいい。

安野さんのオリジナル曲

これまでの安野さん

第0回 2023/7/28実施。通常の無名人インタビューを受けていただきました。インタビュー時点での現在過去未来のお話。 
第1回 2023/8/8実施。障害年金がもらえれば、お金の心配がなくなって夫さんと離婚できる。現在、夫さんとは別居中(だが、週一で夫さんは帰宅する)。短歌の鑑賞。
第2回 2023/8/25実施。短歌の鑑賞。夫さんとの馴れ初めの短歌。文芸団体の忘年会で初めて会った話。
第3回 2023/9/6実施。短歌の鑑賞。夫さんとの日常の短歌。「家にある皿の枚数気にしつつ決める今夜は土佐煮もつける」は佳作。
第4回 2023/9/21実施。障害年金不支給が決まる。友人の紹介で中野のスナック「ねぇ ムーミン」で週1労働開始。短歌の鑑賞。閉鎖病棟入院時の短歌。入院の理由など。自分の中で、短歌よりも音楽のほうが上だと気づく。
第5回 2023/10/5実施。引っ越しの予定を決める。お金は夫さんが出すが、夫さんは住まない(週一で会う)。短歌の鑑賞。障害者手帳と歌舞伎町の歌。
第6回 2023/11/9実施。中野のコンカフェ「ピンクスカートカフェ」で週1労働開始。短歌の鑑賞。母になりたいかわからない歌。
第7回 2023/12/6実施。再入院。音楽ライブ企画。好きな人との馴れ初め、三人の関係について。
第8回 2023/12/6実施。幼稚園時代の頃の記憶を紐解く。おばあちゃんとの関係について語られる。
第9回 特別回。安野さんのホロスコープと数秘術の鑑定結果を公開。インタビュー記事ではありません。
第10回2024/01/23実施。<この記事です!

安野さん公式サイト

(qbcが勝手に作ったけど公認されました!)


今回はこの記事を先に読んでおいたほうが楽しめますよ!

鑑定受けて良かったよ

qbc:占い、どうでした?

安野:私は、占いって信じてるタイプの人間なので。最初は、ここはその通りだなとか、そんなことないよとか思ったりもしながら読んだんですけど。
でもその後、そんなことないよって反発しちゃう部分に、何て言うかな、自分の抱えてきたものとかが反映されてるなって逆に思ってきて。

私この占いの記事、もう5、6回読んでて。
それで何回も何回も読んでると、「そういえばこれってこのことだったのかな」とか、そんな気分になってきて、結果的にはその通りだねみたいな。今は、言ってることは全部その通りだなっていう気持ちになってます。

qbc:特に気になった部分って、あります?

安野:親子関係のところで、ダブルメッセージのところかな。占い師さんがお母さんが2人いるみたいな話を書いてくれてて。
そこがすごい自分の中で、もしたらこういうことかもって納得できましたね。

私ずっと、前の主治医に「お姉ちゃん病」って言われてて。しっかりし過ぎるとか、後輩引っ張ってこうとか、親を悲しませないみたいな気持ちが強すぎて病気になってるって言われてて、それはその通りだなと思ってたんですけど。

でも、うちの親って「お姉ちゃんだからしっかりしなさい」みたいな子育てをしてないんですよ。父親は少し厳しいけど、それは人としてぐらいな感じで、取り立ててお姉ちゃんだからって感じじゃなくて。母はもう全くそんなこと言わなくて、自分がなんでこうなったかってわかんなかったんですよ。

で、それまでの解釈としては、周りの先生とか、友達の親とかが、「ゆりちゃんはしっかりしてて偉いね」とか、「手が掛からなくて羨ましいわ」みたいなのを言われているのを聞いて、これが自分の長所って思っちゃってたのかなって思ってたんですけど。

でも、もしかしたら、おばあちゃんに言われてたのかもって思ったんですよ。記憶にはないけど。
こないだのちっちゃい頃のインタビューでも言った通り、弟が生まれたときに、おばあちゃんが泊まりに来てて、私の世話をしてくれたんですね。
そこで、「そろそろゆり子さんはお姉ちゃんになるんだから」とか、「お姉ちゃんはこんなことしないよね」みたいな、あっちは軽い気持ちで言ってたのを、でも私は初めてお姉ちゃんというものを聞いたから、お姉ちゃんって何なんだろうとか、お姉ちゃんらしくしなきゃみたいなのを、もしかしたらそこで思ったのかもしれないと思って。これは想像なんですけどね。でもそしたらすごい納得がいくなっていうのを、この鑑定結果を見て、感じとって。それが結構、私の中で収穫でした。

qbc:おーなるほど。

安野:あともう一つは、うちの父親の生きづらさみたいな、私から見てですけど。
父親ってすごい繊細で、感受性が結構強いタイプなんですけど、ストレスとかが体に出やすいんですよ。体が痛いとか。
あと週末、リラックスすると鼻水が止まらないとか。緊張して体がこわばってる状態とリラックスしたときの状態の体への出方の振り幅がすごい大きい人なんですけど。私もすごいそれで。
だけど、父親は男の人だしとか、世代的なものもあって、体が痛くても会社に行くの当たり前でしょ何言ってんだ、甘えてんじゃねえみたいな、そういう感じで今まで来たけど、多分、大変だったと思うんですよ、見てて。

なんで、お父さんも自分も、そういう大変さってのがあるのかなって思ったときに、おばあちゃんってのは父方のおばあちゃんなんで、お父さんもおばあちゃんに、もしかしたらそういう「しっかりしろ」みたいな教育を受けてたのかなって。私もお父さんが言われてたのと同じで、しっかりしろっておばあちゃんに言われてたとしたら、2人ともおばあちゃんの言葉で育てられたと思ったら、この大変さっていうのが同じでも納得がいくなって思って。想像ですけど。お父さんの大変さも、私が見てるだけで、本人は別にそんな大変じゃないと思ってるかもしれないけど、そんなことを思いましたね。

qbc:あ、お父さん一人っ子でしたっけ?

安野:そうです。一人っ子です。しかも、うちの父が中学生のときに、うちのおじいちゃんが亡くなってるんですよ。だから、おばあちゃんがシングルマザーで、大学まで出してるんですね。お父さんが中学生のとき、そのお父さんが亡くなってて。

でもお父さんは私大のちゃんとしたとこ行って、出てるんで。お父さんとしても、お母さん1人だからっていう、俺がしっかりしなきゃみたいな、状況的にはプレッシャーがあっただろうし。おばあちゃんとしても、仕事してるから家にもなかなかいられなかったりもするだろうし。おばあちゃんもお父さんも、どっちもしっかり生きていかなきゃみたいな、考え方の癖があるのかもしれない。

ここがすごい納得できた。今まで主治医とかに「お姉ちゃん病」って言われても、そんな子育てされてないしとか思ってたんですけど、もしかしたらあるかもっていう。

qbc:シンプルに、この鑑定は、受けて良かったですか?

安野:良かったですよ。「お姉ちゃん病」については結構モヤモヤしてたので。自分でも、自分のしっかりしなきゃみたいな気持ちで自分が大変になってるのはめちゃめちゃわかってて。
だから少し融通の利く考え方とかを持てるようにも努力してきたけど、何で自分がそうなのかっていうのはもう、やっぱり謎で。あのお母さんの教育でこうはならんやろ、みたいな感じで思ってたんで。全部理由付けができて、良かったですね。

qbc:問題が解決しなくても、問題の原因が分かると楽になるものなんですかね?

安野:わかんないけどあれじゃないですか。例えば、発達障害とかって、診断名受けるのが嫌な人もいるけど、診断名ついた方が、自分の苦しさの理由がわかって納得する人って結構多いじゃないですか。私も割とそうで。
私自身は発達障害は一応ないことになってるんですけど、精神障害ですって言われて、手帳とかもらってる方が安心できるんですよね。

qbc:なるほど。

安野:前にqbcさんが日記で書いてたんですけど、占いには、自分の大変なこととか、背負ってるものっていうのを少し、何かのせいにできるっていうか。全部自分のせいだって思ってたのを、そういう星のもとに生まれてるからとか、そういう他のものに託せるっていうところがあるんじゃないですかね。安心、安堵って感じですよ。

自分は感情豊かではないよ

qbc:占い結果を見てから今までの、気持ちの変化、推移を知りたいです。

安野:最初は結構反発してて。特にダブルメッセージのところが、いやそんなにうちの母親にダブルメッセージは無いと思うなと思って読んでて。そこで反発してたんですよ。

でも、父親との情緒的な分かりあえなさみたいな、そこは結構わかるなと思って読んでて。あとは一対一の人間関係で、自分とパートナーが一緒にいることが望みだってのもわかってくれてるし。
それから自分のパワーを相手に投影する、そのパワーを相手が使いまくるっていうのも、もう本当にその通りだなとかって思って。この辺は納得して読んでて。

qbc:なるほどなるほど。

安野:あと面白いなと思ったのが、さっきのダブルメッセージが結局、母親が2人っていう意味だったんだとわかったのが、もう2回か3回読んだ後だったんですよね。最初はスルーしちゃってて。
だけど2回か3回読んでたら、あれ、ここってすごい大事なとこなんじゃないか、みたいな気持ちになってきたと。

qbc:自分に関する文章だから、感情が強く出ちゃって目が滑るんですかね。

安野:あと結構、そうだよねって納得したのが、余白の話で。
「安野さんは太陽おひつじ座の人なので競争心もあるし誰かの真似というよりは、自分独自の路線に行きたいという気持ちがあります。ただ、感情を扱う様子が極端に割合としては少ないので、自分の中のテーマとしては人生全体の長い期間の中で取り組むテーマぐらいに構えておくのがいいかなと思います」っていうところ。
ここ多分、人にわかってもらいづらいんですけど、本当に自分はそうで。

qbc:なるほど。確かに意外な感じです。

安野:私って、短歌作ったり、音楽やったり、人前でもよくベラベラ喋れるので、感情豊かっていうか、感情を伝えることとかが割と得意な人だと見られてると思うんですよ。
でもそれって全然違って。短歌とか歌うとかっていうツールがあればできるけど、日常生活の中で、これ嫌だとか苦しいとかを感じるのが難しいんですよ。特にそういうマイナスな感情は。

楽しいとか嬉しいは、わかる。
わかるっていうよりは、テンション高くなっちゃって、っていう感じだけど。人から何か言われて、引っかかった言葉があっても、引っかかったなっていうのを、何時間とか数日とか引きずって、ずっとモヤモヤしてることしかできなかったんです。
最近は、ちょっとずつ感情が自覚できるようになったんですけど。

qbc:意外。私はインタビューしてて、感情豊かな人なんだって思って話を聞いてました。

安野:だから、私は感情がわかんないんですよ、自分で。
私は割と我慢が得意で、いろんなことを我慢して乗り切ってきた人生だったんですけど、なぜ我慢しちゃうかっていうと、そもそも自分の感情が把握できないからなんですね。

自分が嫌だって思えば、「これ嫌だった」って言ったりとか、その人から離れるとか、対処もとれるんだけど。そもそも自分の嫌な感情が自分でわかってないから、無意識で蓋をして、押さえ込んでることしかできなくて。それでずっと大変だったんですけど。
だから、この感情を扱うっていうのがすごい苦手で、人生で取り組むテーマだっていうのは、自分としてはわかってたし、そうだよねみたいな。人には伝わりづらいけどそうだよね、っていう感じ。でもこれもずいぶんできるようになってきて。

好きな人と会うようになって、最初の頃に、「お前はもっと怒れ、特にその場で瞬発的に怒れ」って言われたことがあって。
それ言われて、感情を出すことができるようになってきたんですよ。でもやり方が下手くそだから、好きな人にめちゃめちゃなんかキレちゃったりとか、あっちが泣くまですごい言っちゃったりもしたんですけど、だんだんできるようになってきて。だから、そんな感じみたいな。

1〜2年前だったら、怒ると自分も疲れちゃうしやんなっちゃうし、相手のことなんてもう知らないみたいな感じになっちゃってたけど。最近はずいぶん伝え方も上手になったので、疲れなくなったし、前は「あんなこと言っちゃった」とかあとで後悔するようなことも思ったけど、「今はこれはちゃんと言えて良かったな」とか、「これで縁が切れちゃうならそれはしょうがないな」、みたいな感じになってきて。自分の思ったことを言うっていうのは、そんなに抵抗がなくなった感じがありますね。


占いの結果を見て離婚の決意を新たにする

安野:あと初読で一番面白かったのは、数秘術の占い師さんの鑑定が、書き方もポップで面白くて。
相手にパワーを使うとか、結婚で変わるタイプっていうところ。もうそういう星のもとに生まれてるならしょうがないな、みたいな感じだったんですけど。

あとは、一番衝撃的だったのがモテ期が2023年で終わりっていうところですね。
今まで散々モテている自覚がないとかって言ってたのに、なけなしのモテ期が終わるっていう衝撃、嫌だと思って。
ただ、好きな人と会うようになって、もう恋愛はいいかなって思って来たんですよね。多分、この人より好きな人は多分できないから。だからそういう意味ではモテ期が終わってもいいというか、あんまりモテててもしょうがないんで、いいんですけど。

qbc:なるほど。

安野:あとあれですよね、この数秘術の占い師さんって、インタビューは読んでないんですよね。それで離婚するとか言ってるんですよね。すごーと思って。単純にすごくて。
こんなピンポイントなことある? って。

qbc:ぜんぜん読んでないですね。鑑定結果の記事では省きましたが、もらったコメントの最初から、「この人結婚してる?」って入りでしたね。

安野:すごいなあ。「現在結婚してるんであれば、2024年に離婚して、出会った人と2025年に結婚。その場合は玉の輿となりそう。来年から大きく人生の景色が変わる」という部分があるじゃないですか。これで私、あらためて離婚する気になったというか。

最近、なんだかんだ夫との関係も微妙に落ち着いてきてて。
今の、別居してお金もらって、週1回会ってみたいな。別に好きな人のことを夫との間で話題にはしないけど、別に夫は知ってるし、それでも好きな人と会えないとかじゃないから、これでもいっかとか思ってたんですけど。

2024年離婚で、でも2025年に結婚できるって言われたら、この微妙になあなあの関係を一生懸命壊して離婚して、好きな人と結婚できたらいいなという気持ちになってきてですね。
ここは、読んでやる気になったっていう。玉の輿らしいし(笑)

qbc:おお、占いの力すごい。

安野:私の幸せって、好きな人とか家族を支えることなんですよね。これは先日友達に、「自分の幸せは家族にご飯を作ることなんだ」みたいなのを言ったら、「じゃあ小料理屋で働けばいいじゃん」って言われて、何も理解してもらえなかったんですけど。
別にご飯が作りたいわけじゃなくて、家族にご飯が作りたいから。小料理屋で働いても何の解決にもならんのだと思ったけど。

だけど、傍から見たら、私にはパワーがあるように見える。
そうやって、「外で働いて解決すればいいじゃん」とか、qbcさんの前の記事でも、「安野さんは動かなくてもったいない」みたいなのを書いてあったときがあったと思うんだけど。

傍から見ると、すごい活動的な、パワーがある人のように見えてる。それもわかってるんですよ、自分で。だけど、自分の幸せは、そこにはあんまりなくて。自分が動くということに関しては。世話を焼くのは好きなんですけど。

だけど同時に、私めちゃめちゃ信仰があるんですけど、その一つに、ツインレイを信じてるんですね。
ツインレイって、好きな人と会えなくなるサイレント期間があるんですけど。それを乗り越えるためには、女の人の場合は、ツインレイに依存する気持ちを克服して自己実現することが大事。自分のために生きて、自分のために輝くってのが大事。それをしないと一緒にはなれませんよってのが基本的な考え方なんですけど。

だからしょうがない、好きな人と一緒にいるために、自分でちょっと働いたりとか、好きな人が構ってくれなくてもYouTubeやったりとか、してるんですけど。でも結局それも、好きな人と一緒にいたいからやってるみたいな感じで。あんまり自分的に乗り気じゃないんですよね。楽しいけどね、みたいな。

表現活動もしてたら楽しいですけど、基本的には私が相手にやってほしいのは、多分一緒に喋っててほしいんですよ。喋る時間として、一緒にご飯食べたり一緒にどっか行ったり。

qbc:おお、なるほど。

安野:私、あんまり欲求がないんですね。どういうことかっていうと、ここ行きたいとかあれ食べたいとか、デートプランとか、どこ行きたいとか言われても無いんですよ全然。
なんでかっていうと、一緒にいて喋ってたらそれで満足だから。
だから結婚生活も、喋ってて欲しい。だから、結果的に一緒にいる時間が欲しいわけですね。一緒にいないと喋れないから。そうすると、やっぱ帰ってこない夫ってのは厳しかった、つらかった。

あれ、qbcさんに言ったことありましたっけ、私の好きな異性のタイプの話。

qbc:えっと、ダメ男だっけ?

安野:遊び人ですね。ペラペラよく喋り、頭が良く、っていう。結局喋ることなんですよ、すべてが。
以前、「安野さんが一番興奮することって何ですか」って言われて、喋ることって言ったし。結局、一番はそれで。

qbc:なるほどなるほど。だんだん私の安野さんへの見え方が変わってきた。そうか、話したい、か。

安野:歌うなり短歌なりも人生に無いと困りはするので。そういう面も私なんだけど。でも、ずっと言ってる人生における優先順位、好きな人との穏やかな暮らし→楽しく歌う→短歌への恩返し→着物で金を稼ぐ、が変わらないのは、そういうことなんですよね。

人生を見るツールとしての占いと宗教観

安野:占いっていうツール、いいですよね。私もqbcさんも占いを信じてるっていうか、ツールの一つとして利用しようという気持ちが大きいから。
これ、どっちかが占い信じないタイプだったら、うまく機能しなかったと思うんですけど。この二人の場合、占いでそう出てるんなら、少しちゃんと考えてみようっていうか、向き合ってみようみたいな力になるのが、占いだなって思ってて。

初読ではやっぱ「自分はそんなんじゃない」って反感持ったりとかあったけど、占いをツールとして利用しようという感覚がなかったら、見えてなかったところをきちんと見てみるってことはできなかったなあって。そういう意味で、占いってツール、今回すごい良かったなと思って。

qbc:想定していたよりも効果あって私も驚きですよ。

安野:うん。あと、qbcさんと私の話もありましたよね。
私、気になりすぎて、このホロスコープの部屋に何が入ってるとどういう意味かって、ちょっと調べちゃったりとかして。興味持ちすぎなんだけど。

何ていうのかな。今回の鑑定結果は解釈だけ言われてるから、そもそもこの星ってどういう意味なのかとか、そういうのを結構調べちゃって。面白かったですよ。

qbc:あー「安野さんとqbcさん、月がほぼ同じ位置なんですよね。」って言われてますね。

安野:その、その位置に月が入ってるところっていうのが「自分をオープンにすることに抵抗がない人」っていう意味らしくて。

鑑定結果の記事を読んだだけだと、「2人で一緒にやってる意味がわかりました」しか書いてないから、これってどういうことなんだろうと思って調べたら、自分をオープンにすることに抵抗がないようなタイプだって書いてあって。なるほどと思って。

qbc:なるほど。そういう意味で、同じってことだったのね。

安野:そうそう、そういう意味だったんですよ。
不思議なのは、私は私の感覚でしか生きてないから、自分っていうものをオープンにした方が人間関係でうまくいくと思ってて。だから私も抵抗ないし。
だけどやっぱ世の中には恥ずかしいっていう気持ちを持った人がたくさんいて、特に私の好きな人なんか、恥ずかしいって気持ちをめちゃめちゃ持ってるんですよ。もうそれで散々怒られてきたんですけど、でもやっぱり理解できないし。

好きな人に、「ゆり子さんが友達とかね、Twitterとかで、僕のことを話題にするのが生理的に受け付けない」って言われたんですよ。
生理的に受け付けないっていう言葉を選ぶ意味がわかんないからさ、もう。だってそれが人間関係で一番うまくいくんだもん、みたいな。

っていうか、友達に、例えば今日具合どうとか、具合悪そうだねとかって言われて、どうしたのって聞かれたら、「こんなことがあって」って言うのだって、原因に好きな人がいつもいるから、喋らざるを得ないし。
周りは私のことが好きで、心配してくれてるから、やっぱ聞いてくれるから、こっちは答えないわけにいかないから、喋らざるを得ないみたいな。

それですごい好きな人とバチバチしてたんですけど、でもやっぱそれって全員じゃないんだなって、それが今回よくわかりました。
私はそういう星のもとに生まれてるから、何とも思わないけど。でもこれはやっぱり全員に備わってる資質じゃないんだなみたいなのを、すごい思ったんですよ。

qbc:結構調べるのも好きなんですね。

安野:そうです。すごい調べ癖があるんですよ。

で、だってもう好きな人から、「(僕のことをあちこちで話すのは)今は諦めてるけど、でももうこれはリベンジポルノだからね」ってすごい言われてるから。
確かにリベンジポルノだけどね、みたいな。確かに、と思うんですけど。

qbc:なるほど。

安野:あとは、今回の占い結果と離れちゃうんですけど。やっぱ誕生日占いみたいなのってあるよなって思ってるのが、私と価値観が合わないけど仲良くしてくれる女の子って、26日生まれなんですよ。で、私とすごく仲良くできる男の人って、28日生まれなんですよ。

それでほら、あれですよ、qbcさんと私の好きな人って、誕生日が同じなんですよ。

qbc:なるほど! なるほど!

安野:そう、やっぱりそういうのって多分あって。だから誕生日占いみたいなのはすごい信じてるし、同じ星があるっていうのもわかるなって思うんですよね。

そもそも、ここ1年くらいの考えですけど、人生に自由意志はないと思ってるんですよ。
全ては天の計画の上で転がされていると。だけど、人間としてとか人生として、楽しさとか、生きやすさみたいなのを追求すること、その手のひらの上で転がされてる方が、ちゃんと自分に向いてることがやってくるから、もう天の御心のままで生きますみたいなのが、ここ1年ぐらいの気持ちなんです。

で、私、朝と夕に毎日お祈りするんですけど、そのとき、カードを1枚引いてて。
そこで、今日はこんなことあるよとか、あとは、これはやめなさいとか言われるんですけど、そんな感じで日々を暮らしてて。
だから、占いっていうのも当たる当たらないとか、そういう次元じゃないんですね私は。そういうものっていうか。ただ、そのメッセージは必要なときに必要な人にもたらされる。
だからそれは、いつでも丸見えなわけじゃなくて、伝わるべきタイミングで、ツールとして、カードなり、今回のインタビューなりって形になって、あっちからやってくる。
そういうものとして捉えてます。

qbc:無名人インタビューはスピリチュアル系の記事も多いですが、もしかして私引き寄せてます?

安野:そうですね。引き寄せてますね。
しかも、無名人インタビューでリタミッラさんとか読んでて、本も買って。正直そこで学んだこととか、私の霊的な能力が上がったりとかってのもあったりとか、本当にありがたくて。

リタミッラさんの記事はこちら!!!
https://note.com/unknowninterview/n/n5feeab125def

安野:あと、チームで龍のことやってる、コーヒー屋さんの店長さんとかとやってる麻由美さん。私あの人の、旦那さんとZoomミーティングして、龍のエネルギーを送ってもらったりしてて。本当に体に龍が入ってきたんですよ。で、すごかったんで、店長さんがやってるコーヒー屋さん行ったりとか、勝手にやってて。もうすごい便利に無名人インタビューを使ってるんですけど。

麻由美さんの記事はこちら!!!
https://note.com/unknowninterview/n/n46d4e1af3bd6

qbc:あ、会いにいってるんですね!

安野:会ってます会ってます。無名人インタビューの記事をなかなか全部は読めてないけど、そういうテーマのに惹かれて開くと、いいこと書いてあるみたいな。

qbc:安野さんがこんなにスピリチュアル方面に興味があったと思っていなかったです。
ちなみに、最近興味のある占いとかは、ありますか?

安野:占い自体には、無いかな。っていうか、どれも一緒。
私の宗教観だと、キリスト教も仏教もイスラム教も、全ては同じなんだけど、伝え方とか解釈が違う。それが文化とかによってちょっとずつ違うっていうだけだみたいなとこがあって。
占いも、別にツールは違っても、その本質的なメッセージってのは別にどれも違わなくて、その人に合う合わないとか、文化の違いでしかないみたいな感じなんで、そこにあんまり注目してるとかなくて。

私がやってるのは、「龍神カード」っていう本があって、そこに付いてきたカードを切り取って、毎朝、引いてるんですよ。それはでも、私が龍と仲がいいからなので。

qbc:なるほど。

安野:でも、ありがたいのは、夫も好きな人も、龍神や私が信仰しているスピリチュアルなことを、否定せずにそういうものとして扱ってくれるんですよ。
私、龍を信仰してるけど、「今、人生の正しい道にいるよ」とか「それ正しい努力だよ」っていうときに、鹿が現れるんですね。私の祭壇には鹿もいっぱい飾ってあるんですけど。
この間、夫に「iPhoneケース変えようと思うんだけど鹿でいい?」って言われて。何でわざわざ私に聞くのって聞いたら、「いや、鹿はのんちゃんの専売特許だからさ」とか言って。そんなわざわざ、iPhoneケース、鹿のがかっこよかったからって買うのを、私の宗教的にOKかどうかを聞いてくるっていう。いいんだけど。

好きな人にもすごいこないだ言われて嬉しかったのは、「あなたは僕の巫女だ」って言ってくれて。でもあの人は基本的に、別にスピリチュアル系じゃない。
どちらかっていうと仏教を大切にしてる人なんですけど、それでも私の文脈でそういうことを言ってくれたりするので、周りの人はすごくありがたいですね、わかってくれるし。

「占い事情通」さんから

ホロスコープで安野さんを鑑定してもらった「占い事情通」さんからコメントをいただいております! あわせてお楽しみくださいませ!

“とても面白かったです。
安野さんの『自分で考える』姿勢がわたしには勝手に好印象でした。敢えて『占い』って言いますが、やはり占いを受け取る人の多くは、『これが正解』っていう無意識の思い込みで受け取っている中、彼女は自分の『そんなことない』という反応にしっかり立ち止まっていたところ。これもなんていうのか、質でもありわたしは才能だとも思うんですよね。まんま受取る人を批判したいわけではなくて、そこって、『正しい答えがほしい』という、特に現代を生きる人間の性(さが)的なとこなんじゃないかと思っているんですけどね。

安野さんの『そんなことない』に現れているような自分が感情的に反応するところには、やはり必ずその人の抱える葛藤と重なってるところがあるはずなんですよ。そこを自分で取り上げて見れるか見れないか、ってその後に与える影響の大きさはかなりあると思っています。

わたし、若い頃占い大好きだったんです。
お金もかなり使ったし、当たると評判の人のものは受けたりしましたね。それこそ吉凶みる種類から、霊的なコンタクトを取るやり方までありとあらゆるものを試したんですけど、総じて思ったことは、『その時の自分の受け止め方一つで、未来は大きく変わるな。』ということだったんですよ。当時、まさか今自分がこちら側にいるなんて思いもしなかったですけど、色んな人に言われた『あなたこうなります。』の多くが外れてくれたからこそ、むしろこっちにいられるんだと思ったりします。

それに、人間はやはり年齢とともに体験を重ねていってますよね。
若いから未熟で年を取っているから熟知しているとはもちろん限らないと思います。成熟度って本当に人それぞれだし。でも、やはり体験を重ねたことが作る人間の層みたいなものって否定できないんですよね。安野さんは、今の土星回帰の時期の体験を携えて、次の向こう30年を生きていく。その30年の間に、これまでの30年で培われた彼女なりの美学や信仰も、磨きがかかったり、崩壊したりしながら、また新たなものが構成されていくんだと思うんです。そうやって人間はみんな進化成長していくんだと思うんですよね。

好きな人とのやり取りも印象的でした。
リベンジポルノっていう表現が出てくるとも今どきだなあと思いながら読んだんですが、牡羊座の安野さんは基本主観で生きる人なので、リベンジポルノ的な感覚は、客観の側に少し自分を寄せないとわからないんですよね。火の星座の人たちの典型です。わたしの周りの火の星座の仲良い友人たちとの会話がまんまと思い出されて、思わずクスッとしました。

自分の好きなものがない、的な表現も、月の双子がもろ影響してるなと思いました。これは精神年齢に関係してくるので、今後もっと変わってくると思いますね。太陽牡羊座だけみると、むしろ好きなことしかしたくないはずなんですよ(笑)。月星座の影響って計り知れないです。安野さんに限らず、特にまだ年齢が若い頃ってその影響って大きめな印象です。”

次回はこのライブについて聞いていると思われます。

あとがき

やっぱ、占い、アリかも。

編集:なずなはな

制作:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

過去記事はこちらから!

#無名人インタビュー #インタビュー #短歌 #結婚 #離婚 #龍神 #安野ゆり子


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