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【ジョージアに住む人たち】まっすぐな道じゃない人がいてもいいのかなって人

下記、インタビューハイライト。

“いやなんか、自分がこういう人生だったからこそ、なんかなんだろうな、知ってもらいたいというよりは、そういう何かまっすぐな道じゃない人がいてもいいのかなっていう。自分も何か正規ルートっていうか綺麗に生きる道ばっかり歩んでたので、何か本当にこんだけなんか辞めたりするタイプじゃ本当になくて。真逆の、本当に68点ぐらい取ってればいいかなみたいな。
だったので、自分をこうやって生かして、その自分の人生経験だったり生かしてやっていく分には、その何か、人も聞いてて何か印象に残りやすいっていうか、それと相性がいい。何か自分を売り出す手段じゃないけどっていうふうに思います。”

これを聞いて、私はすぐにこの参加者に連続インタビューをしたいと思った。
無名人インタビューゴツ!!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 漆黒のあぶり さんです!

年齢:20代前半
性別:女
職業:彫師になります
instagram:https://www.instagram.com/jetblack_aburii
tiktok:https://www.tiktok.com/@jetblack_aburii


現在:入りたい企業もなかったので。なんか感覚としては、好きでもない人に告白するみたいな。なんか好きっぽいこと並べて相手のタイプに合わせるみたいな。っていうのがちょっとできなかったです。

qbc:今何をしている人でしょうか?

漆黒のあぶり:今ジョージアに住んでいて、日本食店でバイトをしています。

qbc:どうですか?お仕事。

漆黒のあぶり:仕事自体は、飲食も4年くらいバイトでやっていたので、結構楽しくやっているんですけど。今年の正月に、ジョージアの路上で書道パフォーマンスをしまして。それがきっかけでタトゥーアーティストを今目指しています。

qbc:なんでタトゥーアーティストなんですか?

漆黒のあぶり:きっかけっていうのが、元々その字を書いたり何か見たものを書くのが得意で。そういうのが得意で、よく外国人の友達とかに名前を漢字で書いていてすごくその喜ばれたっていうので、何か書道絡めてできないかなというふうに友人に、ジョージアに住んでる友人に相談したところ、それだったらデザインを売る側に回るんじゃなくて自分で彫っちゃえばいいんじゃないっていうふうに言われて。それができればノマドという場所を固定しない働き方という自分のやりたかったことも叶えられるし、自分の得意分野も生かせるしで。飲食の接客は好きなんですけど、やっぱずっと飲食やってきてきついなっていう面もあったので、もう全てが合致したという点でタトゥーアーティストになりました。

qbc:もうなった状態なんですか?今はどういう状態ですかね?

漆黒のあぶり:いや、今の状態としましては、もう今貯金を正直切り崩して生きているんですけれども、そのバイトくらいがちょうどよくて。自分が何が本当にしたいのかっていうのがわからなくて、その就活をやめて単身でジョージアに乗り込んできたんですけど。
もうずっと去年1年間くすぶっていたというか。一応YouTubeもやっていたけど、なんか見てほしいけど見て欲しくないみたいな、なんかよくわからない気持ちで。でも就活辞めた手前引き返せないという感じで。あの日、正月一発目、もうこれが勝負だと思って、もう私の人生はもうこれで決めるしかないって決めて、書道パフォーマンスをしました。だから、そこでやっとタトゥーアーティストになるって決まったのもつい1週間くらい前で、次の日にはタトゥーショップに連絡しまくりました。そのコースが大体の日本円で10万ぐらいするんですけど、もう自分の貯金をはたいてでも、そっちに全ベットするっていうのが今の状況です。

qbc:ちょっと簡単に、直近のことについて。大学生だったわけです?直近は。

漆黒のあぶり:はい、2023年3月に大学を卒業しました。

qbc:去年の3月卒。そっからどういうルートだったんですか?

漆黒のあぶり:そこからは、本当に何か自分の気持ちも滅入ってしまって。まわりのみんなは就活を新卒でストレートでしているという状況に対して、自分はなんかまだ道がはっきりしてない。けど去年の11月に、そのノマドニアっていうのに、多分さあやさんが参加していらっしゃると思うんですけど、参加して去年1ヶ月だけジョージアにいました。そこで何か、なんていう既存のルートにとらわれない生き方っていうのを、デジタルでパソコンを使って海外を飛び回って仕事している人だけじゃなくて、もう既に現地でビジネスしていたり、そこで焼き鳥を焼くっていう経験だったりをして、何か自分の中で知って視野が広がったのに、何かそれをネタにしてまた就活をするっていうのもなんか違くて。
だけど自分の中で日本に帰ったら帰ったでちょっとなんか同調圧力じゃないですけど親の期待だったりに動かされてなんかちょっと気持ちが滅入ってた時期ではありました。

qbc:ちょっと順番に聞かせてくださいね。大学生で卒業しましたと。その後何をしました?

漆黒のあぶり:え、何もしてなかった。しいていうなら、本当になんかクソニートみたいな生活をしてて。

qbc:ニートだったんですね?

漆黒のあぶり:はい。地元の居酒屋のバイトを4年間、大学期間中に続けたんですけど、途中でもう働けなくなるくらいにメンタルが壊れまして。

qbc:すみません、先に出来事だけ聞かせください。

qbc:4月は何してました?

漆黒のあぶり:4月は病んで家にいました。

qbc:5月は?

漆黒のあぶり:5月にジョージアの友達が日本に帰ってきて、そのジョージアに行ったときの自分を思い出して、原宿のアメリカ人がオーナーのサンドイッチ屋でバイトを始めました。

qbc:6月は?

漆黒のあぶり:6月は、なんか家とか家庭環境でなんかいろいろゴタゴタして。で、本当にマックスでメンタルいかれました。

qbc:働いてたんですか?

漆黒のあぶり:それはサンドイッチ屋で働いてます。

qbc:はい、継続して。7月は?

漆黒のあぶり:7月はジョージアに行きました。

qbc:8月は?

漆黒のあぶり:ジョージアです。

qbc:いつまでジョージア?そっからずっとジョージアですか?

漆黒のあぶり:はい。説明不足ですいません。

qbc:はいはいはい。ジョージアに行ったのは初めてじゃない?最初に行ったのはいつ頃行ったんですか?

漆黒のあぶり:最初に行ったのは、去年の11月に行きました。

qbc:一昨年ってことです?2022年の11月?

漆黒のあぶり:そうです。大学で就活をやめてどうしようかなってときに見つけました。

qbc:なるほど。就活をやめた理由って何だったんですか?

漆黒のあぶり:就活をやめた理由っていうのが、なんか私元々中絶した経験があって。それこそ女子大で、女子教育っていうか、その女性のキャリアとかについて学んでいたんですよ。これで新卒で就職してキャリア志向になったところで、何かなんていうんすかね、結婚・出産とその自分の働き方、理想とする働き方が叶えられないっていうので。やっぱ自分の責任感というか、産めなかったじゃないですか。指定校推薦で大学行っていたので、なんか後ろめたさっていうか。何か自分でその残したいというか、結果を残したいっていう気持ちがあって就活をやめました。

qbc:期待に応えられないからやめた?

漆黒のあぶり:いや、なんていうんですかね。自分がこのままで、そのコロナもあって、このまま就活っていうのになぜか納得がいかなくて。なんか納得がいかなかったし、なんかできなかったんですよ。

qbc:コロナ年入学の人ですか?もう1年生の時から学校行けなかった?

漆黒のあぶり:1年生のときだけ学校行きました。

qbc:じゃあ2年生のときにコロナになったんですね?

漆黒のあぶり:そうですね。

qbc:なるほどね。なんかその就活に納得いかなかったっていうのも、もっとはっきりしたものってあります?何が駄目だったとか嫌だったみたいなのは。

漆黒のあぶり:自己分析で、まず思い出したくない過去を思い出して。そこが私の中での一番コアなポイントだったので、それはどうしても自分は無視できなかったというか。他の人は、何かその就活の自己分析をすればいいんだよっていう感じで言ってくれたんですけど、私はどうしてもそこが引っかかって。何かこれを抜きにしてなんかどうなんだろうっていうふうに思ってしまったのと。あとどうしてもやっぱり私は嘘がつききれなかったんですね。

qbc:どう言ったことです?具体的に。

漆黒のあぶり:多分就活って、企業が求めている答えを結局は答えなきゃいけないと思うんですけど、私は本当に心の底からは思ってなかったし、入りたいという企業もなかったので。なんか感覚としては、好きでもない人に告白するみたいな。なんか好きっぽいこと並べてタイプに合わせるみたいな。っていうのがちょっとできなかったです。

qbc:それとジョージアがちょっと結びつかないんですけど。

漆黒のあぶり:あ、それでYouTubeを始めたんですよ。漆黒のあぶりっていう名前で。それで就活やめて、あの1人で四国になんか旅行っていうか、旅みたいなのに行って。で、ここで何かそこで会ったおじさんの家に、田舎に泊まろうじゃないけどそんな感じの出来事をまとめたYouTubeをアップして。勢いでyoutubeやってしまったけどどうしようみたいなのでTwitterを何か眺めてたら、ノマドニアってジョージアでやってるデジタルノマド育成のプログラムみたいなのがあって。それがたまたまジョージアでやっていたので、それに参加したというのが流れです。

qbc:これ自体はどうでした?ジョージアで。

漆黒のあぶり:ただ私、デジタルっていうよりも、人と対面で仕事をしたり、何か動いたりするのが私には向いてるなというふうに考えたので。それで現地で焼き鳥を焼いてる人がいたので、私もやりますってやりました。

qbc:日本人オーナー?

漆黒のあぶり:日本人のオーナーというか何か、そのときは本当にコミュニティスペースで焼いてるとかそういう感じだったんですけど。

qbc:あぁ、なるほどね。

漆黒のあぶり:それの手伝いというか、そのノマドニアの授業自体が午前中にあったんですけど、それが終わってすぐ、なんか午後は焼鳥焼くっていう。ジョージアで。っていう生活をしてました。

qbc:で、どれぐらいで戻って来るんですか?それは。日本に戻ってくるのは、1ヶ月で?

漆黒のあぶり:はい。

qbc:それで大学4年生の12月か。

漆黒のあぶり:そうですそうです。

qbc:その頃はどんな感じになってました?

漆黒のあぶり:もう卒論で、タイの日本食の比較研究をしてたんですけど。2,3万字の論文をまとめるっていう。

qbc:まぁ卒業のことをやっていて、っていう数ヶ月でしたかね?3月まで。

漆黒のあぶり:そうですね。

qbc:そのときって周りの反応、いわゆる心配しそうであろう家族の反応とかいうのはどうだったんですか?

漆黒のあぶり:家族は全然仲良くないっていうか、全然喋らないので。何か昔から結構そんなに会話が、なんかもうあったのか無いのかって感じなんですけど。私は言われなくてもそうやって何となく就活だったり、なんか70%ぐらいの、何か平均よりちょっと上かなみたいなのをいつも選んで、その進路を決定してきたので。多分家族が、一番私がなんか何もしないというか、なので驚いていたんじゃないかなっていう、心配とかしてたんじゃないかな。

qbc:うんうん。相談しました?

漆黒のあぶり:一度もしてないです。

qbc:誰かには相談しました?

漆黒のあぶり:いや、これといって友達も別に、何か一緒にいてその気が安らぐ相手だったりするので。相談という相談は、何か中学校の先生とか高校の先生とか大学のゼミの先生とかにしかしてないです。特にキャリアセンターとかも利用しなかったので。

qbc:漆黒さん、趣味は何ですか?

漆黒のあぶり:趣味?食べることです。

qbc:何が好きですか?

漆黒のあぶり:しめさばです。

qbc:ジョージアで食べれます?

漆黒のあぶり:ないです。サバはあります。

qbc:作れそうじゃないですか?

漆黒のあぶり:いや、やっぱアニサキスとかって怖いんで、ちょっと生ものは。

qbc:すぐ取ってこれるわけじゃないんだ?

漆黒のあぶり:そうです。だから日本に帰った時の楽しみとしてとっておいてます。

qbc:性格は、何かその周囲の人から、漆黒さんこういう人だよねみたいに言われたりする性格ってあります?

漆黒のあぶり:なんかその就活中に友達に言われて印象に残ったのは、何かさんま御殿のさんまみたいな。なんか話を回しつつ自分の話もするみたいなふうにいわれたことがあります。

qbc:それって性格的にはどういう性格なんですかね?

漆黒のあぶり:いやあ、なんか多分一言で言ったら、明るいに入るとは思います。

qbc:自分自身はどういう人だと思います?

漆黒のあぶり:自分自身は何かたいして明るくないと思ってます。明るいというか、なんか愛想がいいというか、なんか自然と出てきちゃう。特に意識はしてないんですけど。人からはすごい好かれやすい面で、何か逆になんかきつくなったりするときもあるので、自分的には。なので何とも言えない。

qbc:身近な人、家族恋人親友、そういう距離感の人からは?

漆黒のあぶり:親友からは…何と言われてる?

qbc:そのプライベートに近い人から見たときに、例えば周囲からとか自分とは違った見方をされてるっていうような部分あります?

漆黒のあぶり:えー、なんかずっと喋るとか。なんだろなって思いますね。あんまりそういう話しないかもしれない、必要なことしか。なんか面倒くさがりとか、意外と結構適当とか、そんな気がする。

qbc:何をするのが一番好きですか?

漆黒のあぶり:それこそ、何かレタリングとか文字を書いてる、書道するのは好きです。

qbc:趣味のところに入ってこなかったですけど、何かやられてたんですか?ずっと。

漆黒のあぶり:なんかずっと親にやらされてて、最初の始めたときは。

qbc:いつ頃から?

漆黒のあぶり:小学校1年生です。1年生から6年生まで正月の何か出品するやつ。

qbc:書き初め?

漆黒のあぶり:そうですそうです。書き初め大会みたいなやつ出品させられてて、それをずっとやらされて。中学校高校は何かその授業の選択で取ってたくらいです。

qbc:先生についてた訳ではなく?

漆黒のあぶり:全然何も。段も何も持ってないです。

qbc:他に何か好きなことあります?

漆黒のあぶり:他に好きなことは、なんか広告とか見るの好きです。

qbc:どんな広告?

漆黒のあぶり:なんていうんですかね。なんかカンヌライオンズ賞取った広告の展示とか、バーガーキングの広告とかが好きです。なんか風刺画じゃないですけど、社会的メッセージとか込められて、なおかつちょっとポップに何か煽るじゃないけど、そういう。

qbc:ごめんなさい、どんなやつ?

漆黒のあぶり:バーガーキングの。秋葉原店のマックが閉店するときにバーガーキングが出した広告を縦読みすると、何か私たちの勝ちだったりというのがめっちゃ面白いなって。

qbc:今までで最高に楽しかったことなんですか?

漆黒のあぶり:高校の部活動ですかね。

qbc:何されてたんですか?

漆黒のあぶり:バレーボールをしてました。

qbc:その中でも最高、クライマックスはどのタイミングですかね?

漆黒のあぶり:どのタイミング?うーん、何かチームが褒められたときとかですかね。何か例えば、他の学校の先生とかに、なんかあなたたちのチームはいいチームだねとか言われたときとか。点決めて、その全員でなんか喜んでる姿とか。全体的には何か戻りたくはないんですけど、きつすぎて。でも何か思い出したら、何かふわっと楽しかったなというふうに。

qbc:逆に今まで一番バッドだったことっていうのは?

漆黒のあぶり:一番バッドだったのは去年ですね。

qbc:去年のどのタイミング?

漆黒のあぶり:どのタイミング?もうずっと。どのタイミングっていうのがないっていうのがなんかその慢性的な感じ。自分は何をしているのかわからない、どこに向かって走ってるのわからない。けどなんか時間だけは過ぎて周りに置いていかれてるような気がするっていう状態が、すごい一番きつかったです。

qbc:うんうんうんうん。今は?

漆黒のあぶり:今は、めっちゃハッピーです。

qbc:いつ頃からハッピーなんです?

漆黒のあぶり:本当に、1月入って書道やって、本当に2週間前です。

qbc:良かったですね。

漆黒のあぶり:はい、良かったです(笑)

過去:中絶は、何か中絶そのものの出来事じゃなくて、その後かなっていうふうに思うんですけど。そのものはしょうがないやってしまったことでしょうがないし、戻れないんですけど。何かそれが引き金になって、後のことが全部私の意思決定の理由だったりになったので。

qbc:過去について聞いていきたいです。子供の頃はどんな子供でした?

漆黒のあぶり:どの時点の子供ですか?

qbc:幼稚園とか、一番古い記憶のとき。

漆黒のあぶり:一番古い記憶は、幼稚園のころシンデレラになりたかったです。当時は比較的何か大人びてることがステータスだったじゃないですけど。そんな感じの子供だったというふうに思います。

qbc:周囲との人間関係ってわかります?覚えてます?

漆黒のあぶり:周囲の人間関係、幼稚園くらいですか?なんか断るのが苦手で、家にピンポンして何か遊びに行こうよみたいな言われんのが、なんかたまに嫌でした。けど基本的にアクティブだったので、ずっと鬼ごっことか、かくれ鬼とかして、一生隠れて、本当に半日くらい隠れていることに達成感を感じるタイプでした。

qbc:生まれ育った場所はどんなところ?風景っていうか。

漆黒のあぶり:江戸川沿いというか、千葉の市川っていうとこなんですけど。

qbc:あぁ!なるほど。

漆黒のあぶり:はい、なんか何とも言えないです。田舎ではないし、東京ではないし、不便はしないし。

qbc:どんな遊びしてました?

漆黒のあぶり:本当に、木に登ったり鬼ごっこをしたり。なんかマンションおにごしたり。あとはWiiとか、DSとか。あと意外に、ホイップルっていう、何かなんていうんですかね、食品サンプルみたいな、ケーキの食品サンプル家で作るものをやってたりしました。

qbc:小中高と、どんな生活だったんですか?

漆黒のあぶり:小学校は、割と小学校3、4年生ぐらいまでは結構そんなはっきり物とか言うタイプでもなく、静かめだったと思うんですけど。なんか高学年につれて、すごいアクティブに、男と戦うっていう感じでした。

qbc:戦う?

漆黒のあぶり:はい。身長がそのころから高かったので、なんか一番強い人みたいな。小学校4年生の時かな、握力も何か強かったので。なんか怪力な女みたいな位置づけでした。

qbc:あだ名は?

漆黒のあぶり:あだ名は何か、怪力ばばあって言われてました。

qbc:中学校は?

漆黒のあぶり:中学校は、バレーボール。そもそも何か身長が高かったんで。バトミントン部かバレーボールで悩んで、ラケットにシャトルが当たらなかったので消去法でバレーボールに。中学校は結構何か体育委員とかやって、アクティブでした。中学校のその部活っていうのが結構自分の中で大きな経験だったのかなと思いますね。大して強くもなかったんですけど、やる気だけはあるみたいな。

qbc:高校時代は?

漆黒のあぶり:高校時代は、その市外の高校に行きまして。で、幼稚園の頃から英語、ECCを習ってて、そういえば。英語は何かちょっと得意みたいな感じ、だけど中学校入って、やっぱ文法とかやってなかったのでその文法やらなきゃいけないんだみたいな気持ちがあって、で、英語をもうちょっと極めたいと思って。海外とか好きだったので国際系の、県立国際高校に進学しました。そこで何か留学とかも一応視野には入れたんですけど、また結局あのバレーボール部に入ってしまいまして。その前にウェイトリフティングっていう重量挙げのところにも入りかけたんですけど、筋トレのための練習、筋トレの大会のための筋トレをずっとやってるのがちょっとなんかモヤモヤして。あと、当時付き合っていた彼氏に、重量挙げの女嫌だみたいなこと言われて、その人と私は別れたかったので、その反動で入っちゃったんですけどその人と別れたので、もういいやと思って、辞めてバレーボール部に入りました。

qbc:高校にウェイトリフティング部があったんですか?

漆黒のあぶり:ありました。そう、だから競技人口が少ないので、本当に東京オリンピック出れるよみたいなこと言われて。そしたら多分大学までもうずっとルート決まってたんですけど、なんか全校集会とか体重言われるの嫌だなと思って辞めました。

qbc:なるほどね。家族からどんなふうに育てられた人ですか?

漆黒のあぶり:うーん、なんか育てられたという感じはなくて。わたしは家族があんまり好きじゃなくて。最初は良かったんですけど、最初家族円満みたいな感じでやってて、なんかいろいろ多分仕事が忙しかったり父親の、夫婦間のコミュニケーションとかも全くなくなって、家庭内崩壊みたいな。けど周りの人にはよく見せるみたいなのをずっと見てきたので、何か仮面夫婦だなって。なので、小学校の頃からずっと外に一人暮らししたいっていう、出たいという気持ちがめちゃくちゃ強かったです。

qbc:兄弟は、いらっしゃいます?

漆黒のあぶり:妹がいます。

qbc:妹さんとは?

漆黒のあぶり:妹は、仲いいとまでは言わないんですけど、普通に喋ります。

qbc:ふうん。大学時代は?大学は、どういう基準で選んだんですか?

漆黒のあぶり:もう部活を3年間やってて、もう受験をする体力というか、もう無理だというふうに考えてたんで、指定校推薦でいけるところから選びました。テストの点だけは取っていたのであと内申と。枠の中から、そこそこ就職率が良くて倍率が低そうな一番美味しいとこに行こうというふうに考えて津田塾大学っていう女子大を選びました。そこを選んだ基準は、その国際系の、英語というよりも社会情勢だったりそこのバックグラウンドを知った上でコミュニケーションをとることが大事かなというふうに、英語のプレゼンテーションの授業を通して学んだので、そこを選びました。

qbc:大学自体はどうでした?

漆黒のあぶり:大学1年のときしか行ってないからあれなんですけど、すごい大変。勉強とかめっちゃして、他の大学の人はめっちゃ遊んでんのになんでこんだけ1限から5限まで週4であってみたいな。けどまぁ女子大のなんか楽しさだったりもありました。あと勉強に対する意欲が高い人がすごい多くて、私は指定校で入ってセンターとかを受けてなかったので、ついていくのに最初の1年は必死でしたね。
けど、2年になってコロナになって全部リモートになって、そこからなんか逆に超楽になって、何か勉強したっていう感じはあんまりないかもしれないです。

qbc:で、何かしていくうちに就活が始まって?

漆黒のあぶり:そうです。大学3年の夏ぐらいから始めて。もう周りの影響で、なんかもうやるらしいよみたいな、まだ3年なのにみたいな。なんかインターンとかも何社か受けて、受ける中で決めていくもんみたいな。
なんかコロナで何もしていないのに学生時代に頑張ったこと言えとか言われて。何を言えばいいんだみたいな。そもそも国際系に興味があったのに海外には行けないし、それで家も好きじゃないのに家に何かステイホームとか引き込まされて。なんかめっちゃ結構、それも結構きましたね。

qbc:最初の方で、中絶経験があるとおっしゃってました?

漆黒のあぶり:はい。

qbc:それはいつ?

漆黒のあぶり:高校3年生の2月です。18歳だったので、ちょうど私指定校推薦で大学が決まってしまっていた手前、成績も取っていた手前、なんかすごいなんか言えなくて。その高校とかの名にも傷がつくし、そのなんか相手も…。しかも私、処女を捨てて2回目で妊娠して、何か知識とかもマジで浅くて。なんかなんていうんですかね、今まで勉強とかはすごいやってきたつもりだったのに、なんで学校って大事なところを一番勉強させてくれないのじゃないけど、って思って。それで大学入ってめっちゃ性教育とか自分で勉強しました。

qbc:これは単純に、避妊方法がよくわからずにってこと?

漆黒のあぶり:いや、なんか普通に外れてて。なんかやばいかもみたいなのがあって。そのやばいかも、でもいうてこんな2回目で、まだなんか右も左もわかんないのになんかできるわけがないって思ったんですよ。そわそわするけど、みたいな。けど実際、何かおかしいなみたいなふうになって、実際1人で検査薬やったらもう見事に線入ってたから。こんなことある?みたいな。

qbc:うんうん。

漆黒のあぶり:で、なんか一応、自分としてはそんな何か、何かなんていうんですかね。産みたいとも言いづらいし、自分の状況的にも。相手もなんかちょうど公務員の試験を受けてる最中で、大学をドロップアウトした状態で、もうなんか空白の時間だったし。その向こうシングルマザーだったので、その親に迷惑かけたくないみたいな、そんな感じで思ってんだろうなというふうに私が察しちゃったのと。
あとなんか、自分の母親と相手の母親にも泣かれ、一番泣きたいのが私なのに、誰もこういう状況で助けてくれないんだっていうふうに思って。で、全部周りの人の意見を飲んで決めてしまったんですよね、私が。絶対他にも探せば、道とかはあったかもしれないのに。しかも女子大だし女性の権利とかあったから、その保育園の設置されてることも知ってたんですよ。なんだけど。

qbc:あー、はいはい。

漆黒のあぶり:そう、大学に行きながらっていう手も無くはなかったんですよ、正直。でも自分の家族関係も良くないから、その親の助けを借りなきゃいけないこととか。なんか親に泣かれて、向こうの親なんて絶対泣くってことは産んで欲しくないって思ってるんだっていうふうに思っちゃって。で、何か選べなかったんですよね、自分の意見だけで。で、多分就活とかも自分が嘘をつくことにめっちゃ抵抗があるっていうか。後悔した経験というか。

qbc:別に作ろうと思ったわけじゃないけど、なんか相手と仲が悪かった訳じゃないんでしょ?

漆黒のあぶり:相手と?そうです。なんかもう本当、もうアクシデントみたいな感じです。

qbc:うんうん。

漆黒のあぶり:向こうも当時19歳とかなんで。いると思うんですよ、私以外にも。で、なんでこんな知られてないんだろうみたいな。なんでですかね。高校の性教育で私が受けたのなんて、真面目に受けてなかったし、集会とかで。本当にこんなのあるの?みたいな。で、なんで知らなかったんだろって思いの方が大きかったです。

qbc:なるほど。そうですね、これと何かその就活を無理やり結びつけるつもりじゃないんすけど、その就活でストレスが爆発するっていうのは関係性があるんすかね?

漆黒のあぶり:いやあ、なんか、なんていうんですかね。多分ずっと心の中で引っかかってて。自分は何かを成し遂げなきゃいけないんじゃないけど、なんか2人分じゃないけど。男はその中絶手術して1ヶ月後にもう別れようとか言ってたようなやつだったので。まぁ相手の状況も厳しかったから何とも言えないんですけど。なんで自分だけがこういう思いをしなきゃいけないんだろうって思ったのと、多分自分以外にもこういう思いをしてる人がいるなというふうに私は感じたので。なんかそれを、なんかもうこの経験をもっと生かすことができないかなっていうふうに考えたというか。YouTubeでその中絶についての動画をとりました。今言ったみたいなやつ。

qbc:今は非公開にしてる?

漆黒のあぶり:はい。ずっとそれを上げてしまった手前、何か後に引けなくなってしまった自分もいて、そのYouTubeとかで見られてるっていうのも引き金で、多分心の調子もあまり良くなかったのかなというふうに去年1年間は思います。

qbc:どんな内容?

漆黒のあぶり:なんか普通に私はこういう経験がありますみたいな。何か相手のことは別に、なんか本当にクソほどどうでもいいんですけど。なんていうんですかね。自分には絶対起こらないって思ってたけど、絶対起きるから。友達とかにも相談じゃないけど聞いても、その手術の問題って結構根深いというふうに私は思ってて、誰にでも起こるのに、なんか避けられてる。性教育に対して日本はやっぱり遅れているので。何かもっと避妊方法って一つじゃないし、コンドームはそんなの男が主体の方法であって中に入れたりする方法もあるのに、そこに対して議論すること自体タブー視されてるっていうか。それは一番自分を守る方法なのに、結局自分の身は自分でしか守れないので。
で、私がそういう動画を上げたことによって、結構反響もあって、なんなら私もそういう経験あるよっていう人もちらほら聞いたりして。多分表に出ないだけで、こっそり中絶している人だったり。
よくニュースで、産めなかったというか、公園とかそのような商業施設で、死体遺棄とか出るじゃないですか。それ、女性が死体遺棄してるんじゃなくて確実に相手がいるのに、女性だけが逮捕されたりするじゃないですか。そういうのも見て、何か納得がいかなくて。なんかおかしいのに、表沙汰にならないというか。っていうのに結構敏感になった時期でした。

qbc:漆黒さんはどういうときに心が安らぐ人なんですか?心の安らぎ方って何かありますか?

漆黒のあぶり:えー、なんですかね。なんか温泉とか、犬とかとなんか遊んでる時ですかね。

qbc:人は?

漆黒のあぶり:人はいない方がいいです。いても、なんかサシとかがいいです。

qbc:人間は、好き嫌い?

漆黒のあぶり:人間は好きな方だとは思うんですけど、まぁ何か心の底から好きとは言えないです。犬の方が好きです。

qbc:いつから嫌い?

漆黒のあぶり:いや、いつからというわけでもなく、明確な出来事があったわけじゃないんですけど。人が何を考えているかを、何か私無意識にキャッチして大体考えてることわかっちゃったりして。なんかこの人こういうこと言って欲しいんだろうなみたいな感じなので、何かいるだけで疲れるというか。本当に仲いい友達というか、私友達5人くらいしかいないと思ってて。本当にそれくらいしかいないと思って。友達とは何か遊ばなくても普通に電話したりするだけで楽しいですね。

qbc:インタビュー、この後未来パートに行くんですけど、これまでインタビューを受けてみてどうですか?振り返ってみて。

漆黒のあぶり:いや何か、思ったよりすらすら喋れるようになってて、何か自分も乗り越えてきた感があるなというふうに思いました。

qbc:何か喋りにくいところありました?何か聞いてるとそうでも。

漆黒のあぶり:ああ、そうそう。基本的に、なんかちょっと重めの話だったり、何か人にあんまり言うような話ではないとずっと思っていながらも、なんかこういう人もいるだろうなみたいに思ってたので。言いたくなかった、言いたくなかったというか何て言うんですかね。なんかこんなぽっと言われて即答できるほど、自分の中で整理がついていなかった。でも、今整理された状態で、なんかいいなって思いましたね。

qbc:その他に何かあります?気づいたこととか。

漆黒のあぶり:気付いたこと?いや、特にないですね。

qbc:人生にターニングポイントのピンを刺すとしたら、いくつ刺せて、それはどことどこでしょうかね?

漆黒のあぶり:えー、3つくらいですかね。

qbc:3つさせる?はいはい。

漆黒のあぶり:まず、高校の部活に。入ったことっていうか、全体的に高校の部活っていうのと。あとは、中絶と。あとは、就活やめてジョージアに来たことです。

qbc:なんかそれぞれの幸福度とか不幸度とか、何かそういう人生のエモーショナルグラフみたいなのがあったら。

漆黒のあぶり:高校の部活に関しては、何か本当に自分が一番胸を張って頑張ったと言えることなんで。きつかったけど、なんか部員とか後輩とか先輩とかがいたから頑張れたというか。っていう意味で、なんかハッピー、いやハッピーっていうとなんかもっとポップな感じがするので、何かあんまり当てはまらない気がするんですけど。なんていうんですかね。幸せとはちょっと違うんですけど、頑張ったみたいな。

qbc:充実?

漆黒のあぶり:充実、うーん確かにそっちの方が若干。達成感が近いかもしれない。

qbc:中絶は?

漆黒のあぶり:中絶は、何か中絶そのものの出来事じゃなくて、その後かなっていうふうに思うんですけど。そのものはしょうがないやってしまったことでしょうがないし、戻れないんですけど。何かそれが引き金になって、後のことが全部私の意思決定の理由だったりになったので。うーんまぁなんか、今生きてんならもういっかなっていうふうにやっと今なら言えます。

qbc:今なら言えるっていうのは?書道した、2週間前からということ?

漆黒のあぶり:うーん、そうかもしれないです。なんか辛かったし、人も信じられなくなったけど、それがあって、そのどん底の去年が1年があって、その書道のタトゥーまでたどり着いたから、まぁ無駄ではなかったというか。よりなんか人間味が増したかなっていうふうに思います。

qbc:三つ目は?これは1回目のジョージアってことです?

漆黒のあぶり:いや、今回のジョージアです。

qbc:去年の7月か。

漆黒のあぶり:はい、7月です。実際、去年行ったときにできた友達が日本に帰ってきて、本当にどうしようみたいになってたときに、いやお前、1回とりま来いみたいな。とりあえず航空券を押さえて、押さえるだけでいいみたいな。押さえたら来るしかないからって言って来たんですけど。その瞬間ですかね。

qbc:とりま来いってことだったんすけど、自分の気持ちとしてはどれ位いようとかそういうふうなのは?

漆黒のあぶり:いやなんか、去年焼き鳥焼いた経験があったんで、ジョージア来たらどうにかなるっていうのは自分でもちょっと踏んでて。最悪死ぬことはない。生きていけるし、っていうので。なんで、ほぼ賭けじゃないけど、もう自信とか何とかなるって踏んだ上での賭けだったというか。なので、そのときに自分がどうなってもいいように、最悪書道を売るしかない、自分ができることは書道しかないと思って、書道の道具も持ってきました。

qbc:あ、持ってってたんですね?

漆黒のあぶり:はい、持ってってました。すでに。

qbc:これ案外いけると思ってたってこと?

漆黒のあぶり:いやなんか、なんかわかんないけど、もう最悪は本当そういうのを売って、やるしかないなって、何となく自分の頭で考えて。何も考えてないと言ったわりには。本当にやると思わなかったんですけど、自分でも。しかもこれだけ反響が良いとは思わなくて。

qbc:どれぐらい反響があったんですか?

漆黒のあぶり:何か正月の三が日に、路上でもう12時から夜の8時とかぐらいまでずっと書き続けたんですけど。路上パフォーマンスみたいな感じで。そう、なんか結構、総勢16カ国30~40人の人の名前を書いたんですよ、外国人の。なんかすごい立ち止まって見てくれるし、興味持って見てくれるし。何よりも自分が書いた文字で喜んでくれて、日本のこともすごい行きたいんだよとか、そういう日本への思いだったりも言ってくれたり。何かこんだけ自分のやったことで人に感謝されたことがなかったので、めちゃめちゃいいなと思って。これをまんま仕事みたいにしたらめっちゃいいのになってちょっと考えたけど。けど書道で半紙に文字書くだけじゃ生きてはいけないしなっていう
ので。なんかやったけどどうしようかなっていう時期はありました。

未来:好きだからとかそういう理由じゃ動けないというか。なんかこうなりたくないとかの方が行動力になるというか、原動力。

qbc:未来行きましょう。5年10年30年、40年って最後死ぬよっていうところまでイメージして見通して、今思い描いてる未来ってどんなものですかね?

漆黒のあぶり:今を描いているのは、タトゥーアーティストになって、そのノマドみたいな、海外飛び回って外貨を稼ぎまくるっていうので。ジョージアを拠点にして、ヨーロッパもアジアも日本も、行けるようになりたいっていうのが直近の目標です。
で、死ぬ…正直いつ死んでもいいんですけど。いつ死んでもいいと思ったからYouTubeもやったし路上で書道パフォーマンスだってできるし。だからなんか、あとやりたいことは何かアメリカのドライブスルーで結婚式できるとこがあるんですけど。ニューヨークか、ロサンゼルスかな?そこで結婚のプロポーズされたい、って彼氏が見てることを信じて言っておきます。

qbc:あ、彼氏は今いるの?

漆黒のあぶり:はい、できました。ジョージアで。

qbc:日本人?

漆黒のあぶり:ひみつです。

qbc:いつから死んでもいいと思ってます?

漆黒のあぶり:うーん、いつから?中絶した、してからあたりですかね。思うようになったのは。本当になんかいつ死んでもいいなみたいな。全然死ぬのは怖くないんですよ、正直。ほぼ死んでいる。何か生きてて、何て言うんすかね、私は何回も死にたいと思ったけど、
なんか死にたいんじゃなくて、なんか生きたくないに近くて。なんかこんなんだったらまぁいっかなって、いうけど死ぬ勇気もなくて。そんな簡単に死ねないんですよ。死ぬ人って本当にすごくて、まじでなんか尊敬できるというか。だからあんまり何か自殺とかして、ちょっと無差別殺人とかもそうですけど、多分まじで窮地とかになると、人を殺すか自分が死ぬかのどっちかだと私は思ってて。だから何かわからなくもないなっていうように思うようになりましたね。

qbc:うん。

漆黒のあぶり:だからこそ、このタトゥーとかを見つけれたっていうのが結構自分にとっては大きいです。

qbc:何か具体的に、今スクールに通ってらっしゃるっていうことだったんですけど、その後どうしようみたいな。

漆黒のあぶり:いやもう本当に、貯金が減っていく一方なので、もうひたすら練習してもう早く彫れるようになって早く顧客をゲットして。あと今ジョージア向けの書道TikTokもやってて、なんか今度テレビ番組にも出る予定なんですけど。
なんでもう本当に、もうなんかどうしようとかじゃなくて、もう目の前のそのチャンスをいかに掴んでいくかっていうか。本当にわかりません。

↑出演したテレビ番組! まんべんなく出てますが、見どころは29:30あたり。

qbc:その生と死のせめぎ合いみたいなのを感じるんですけど、話聞いてて。目の前のチャンスを掴むっていうのは、生に関することだと思うんすけど。その逆に死ぬ、いつ死んでもいいみたいなものは、なんか自分の中ではどういうふうに?

漆黒のあぶり:いやなんか、1回そういうふうな経験をしたから、それを理由にして私は行動できるというか。行動できる原動力じゃないけど。まぁ別に、自分はああいう経験したし、いつ死んでもいいし、やるしかなくない?みたいな。どっちかというと何かポジティブだと私は思っているんですけど。なんですかね、まぁ別にどうせ死ぬし、やった方がよくない?みたいな。タダだし。っていうくらいですかね。

qbc:もしもの未来の質問っていうのをしていて。もしも中絶してなかったらどういう人生になったと思いますか?

漆黒のあぶり:うーん。確かに。確かに。中絶してなかったら?

qbc:産んでたらですよね。

漆黒のあぶり:産んでた人生?逆にですね。そういう映画を見たことあるんですけど、まぁ産んでても幸せだったんじゃないかなっていうふうに思います。

qbc:海外には行ってたのかな?

漆黒のあぶり:あー、そこなんですよね、そう。海外に行けなくなるのも嫌だったんですけど。まー、行ってたと思います、たぶん。私のことなんで、どうせ。何か同じようなことやってたと思います、たぶん。
たぶん産んだら産んだなりの悩みみたいなの出てきて、周りは大学行ってるとか、何かまたどうせSNSで発信とかをして、子供に英語を教えるだのなんだのして、自分も英語勉強するとか。確かに考えてみれば同じことしてたかも知れない。

qbc:コンテンツの素材が違うだけで?

漆黒のあぶり:そうです。いままで私それ考えたことなかったです。今まで確かに。

qbc:それは変な話、子供がコンテンツになる訳じゃないですか。今、何を素材にしてるんですかね?

漆黒のあぶり:私自身です。私が書道で売り上げたお金を使って、日本ぽいコスプレの制服を買いに行って、なんか書道部員みたいな設定で。私の顔がなんかジョージアの女の子にめちゃくちゃ受けるので。そのK-POPっぽいって。アジアのちょっと丸顔でクリクリかわいいみたいなので、ウケるっていうのはわかってたので。で、なんか結構やってるのは、めっちゃ日本人好きなオタク好きに受けそうな感じでブリブリやってます。

qbc:そのセンス、その感覚っていうのどこで手に入れたんですかね?SNSサーファー?

漆黒のあぶり:元々、てんちむが好きで私ずっと。

qbc:あー、はいはいはいはい。

漆黒のあぶり:で、なんか私よく似てるねって言われたりするんですけど、もう考えることも何かほぼ一緒で。まぁほぼ一緒っていうか私が好きだから寄ってったのかは、どっちかわかんないんですけど。なんかいろいろ炎上とか繰り返しても、何か自分の力で、なんですかね、女としてかっこいいじゃないけど。しかもちゃんとなんか見た目もなんか、多分男受けもするし女受けもするし。何よりなんか結果でしっかり示しているというか。たぶんそれをやりたかったのかなっていうふうに思います。コンテンツを作るという。

qbc:あ、そっか。そもそもYouTubeやろうとしたきっかけっていうのは、なんかあるんですか?

漆黒のあぶり:なんか、あの動画撮ってたら容量が重くなっちゃって、編集して投稿したらもう消せるかなみたいな。

qbc:あー、なるほど。

漆黒のあぶり:ずっとYouTubeは本当にそういう感じで撮ってましたね。動画が重いから。

qbc:TikTokはいつ始めたんですか?

漆黒のあぶり:本当に2週間前ぐらいです。

qbc:誰が路上でやれよって話になったんですか?

漆黒のあぶり:いや、なんか12月くらいから書き留めてるノートにずっと書いてあって。で、正月本当にニューイヤーになったときに、何か日本人の何か集まりみたいなやつで飲んでたんですけど。そこでバッドに入ってる人を見て、なんか私もこうなりそうと思って。私と状況が一緒だったから。なんていうんすかね、仕送りとか貰い続けて、けど自分ではどうしたらいいかわからない、けどやりたくないことやりたくないみたいな。めちゃくちゃバッド入ってるのを見て、私も同じこと言ってるなと思って。いやもう、とりあえず何でもいいからとりあえずそこの場所に行って書道セットを持って開いてしまえばいいからと思ってやったのがきっかけです。

qbc:なんか負に触れると正に行く、っていう感覚があるんですけど。

漆黒のあぶり:そうそうそうそう。私は、その自分がやりたいこととかを優先してきたっていう経験が本当になくて、好きだからとかそういう理由じゃ動けないというか。なんかこうなりたくないとかの方が行動力になるというか、原動力。爆発的な原動力になるんですよね、多分。なんか絶対にこれはこうみたいな。
なんか適当に理由が欲しいだけなんですけど、多分。自分を理由にできないから、自分のためだけに頑張れないんで。だからYouTubeもやめたんですけど。一応漆黒のあぶりっていう名前は、何か知ってる人は知ってくれてて応援してくれる人とかもいて。何か知ってる人が応援してくれたっていうか、そのジョージアにいる人で。

qbc:うんうん。

漆黒のあぶり:なんかその漆黒のあぶりをここまで自分も消せずに頑張ってきて、今これで書道が見つかって、この漆黒のあぶりを消すことで、何か自分のためには頑張れないけど漆黒のあぶりを消したから自分は頑張らないといけないというか、っていう理由になる。だからYouTubeやめました。

qbc:これ消すんですか?

漆黒のあぶり:もう今なんか、一応ツイッターの名前だけあの日本人向けのアカウントは残してるんですけど、名前がやっぱインパクトがあって覚えやすいと思うので。で、書道で海外向けのアカウントは別でそのTiktokとインスタとやってて。で、それがバズったときに、その日本向けの媒体も残しておいた方がいいっていうアドバイスをもらったので、日本向けの媒体では今こういうことやってますみたいな、とりあえず発信していく用で残してます。

qbc:なるほどね。

漆黒のあぶり:で、あわよくば日本のテレビに取り上げられたいと思ってます。

qbc:それで、何が目的なんすかね?それは。成功しようとしてるじゃないですか。

漆黒のあぶり:そうなんですか?

qbc:何のためにやってるのかな?っていうのが。

漆黒のあぶり:何のため?いやなんか、このままじゃ終われないから。って感じです。なんか何のため?何のためにやってる??うーん。

qbc:別に焼き鳥屋をずっとでも生活はできるわけですよね?

漆黒のあぶり:あー、確かに。何のため?…

qbc:SNSも出なくていいわけじゃないですか。てんちむを素敵だなって思ってるだけでもいいわけじゃないですか。

漆黒のあぶり:あー、確かに。なんか出たいから。なんかジャニーズとか好きで、テレビとかは好きだから、出たいからですかね。

qbc:目立ちたいって気持ちはある?

漆黒のあぶり:はい、目立ちたいと思います。なんだかんだ。

qbc:それは子供の頃からの性格なんですかね?

漆黒のあぶり:うーん。いやなんか、自分がこういう人生だったからこそ、なんかなんだろうな、知ってもらいたいというよりは、そういう何かまっすぐな道じゃない人がいてもいいのかなっていう。自分も何か正規ルートっていうか綺麗に生きる道ばっかり歩んでたので、何か本当にこんだけなんか辞めたりするタイプじゃ本当になくて。真逆の、本当に68点ぐらい取ってればいいかなみたいな。
だったので、自分をこうやって生かして、その自分の人生経験だったり生かしてやっていく分には、その何か、人も聞いてて何か印象に残りやすいっていうか、それと相性がいい。何か自分を売り出す手段じゃないけどっていうふうに思います。

qbc:なるほど。ありがとうございます。最後の質問はですね、最後にいい残したことはっていう質問で。遺言でもいいですし、インタビュー振り返っての感想みたいなのでもいいし、読者向けメッセージでもいいんですけど、最後に言い残したことがあればお伺いしております。

漆黒のあぶり:えー、いや無いです。

qbc:はい。ありがとうございます。

あとがき

続きは連続インタビューで待つ!

【インタビュー・編集・あとがき:qbc】

【編集:mii】

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