若者が恋愛をしなくなった理由
皆様こんにちは
クリスマスまで残り一か月を切りましたね
モミでございます(´・ω・`)
クリスマスは恋人がいる方にとっては楽しみかと思います
恋人がいないモミは…クリぼっちですね…
さて,世間に目を向けると「恋人なんていらねぇ!」という声が聞こえてきます(モミは欲しいですが)
恋人がいると,デート代など何かとお金がかかったり,遊ぶ時間が制限されたり,いろいろなしがらみができると思います
そういうしがらみが煩わしいから恋人を作らないという人が多いようです
ですがそれは「表向きの理由」であって,本質は他にあるんじゃないかと私は考えています
今回は,若者がなぜ恋愛をしなくなったのか,その理由を考察したいと思います
人間はなぜ恋人をつくろうとするのか?
前提として,「なぜ恋人を欲しがらないのか?」を考える際,逆転の発想をすると本質が見えてくると思います
つまり,「そもそも恋人を欲しいと思う理由」について考察するのです
愛着理論
若者の心理を研究する分野に「青年心理学」というものがあります
その青年心理学では恋愛をテーマにした研究が散見されます
その中で,若者が恋愛する理由について様々な理論が展開されています
代表的な理論は「愛着理論」と呼ばれるものです
愛着というのは,愛着対象に甘えるような行動を取ったりする事で,青年期では,特に理由なく一緒にいようとしたり,悩みを相談したり,ちょっと反抗したりといった行動を示すことです
愛着対象とは,幼い頃は両親が,思春期ごろになると友人や恋人等,両親以外の複数の人間を愛着対象にするようになります
恋人=精神安定剤?
青年心理学における愛着理論では「青年期になると,恋人へ愛着を向けることで精神的な安定を測ろうとする」とされています
例えば,日々の愚痴を恋人に話す事も愛着行動ですし,遠距離恋愛のカップルが「会えなくて寂しい」というのも,一種の愛着と言えるでしょう
ここまでをまとめると,「若者は恋人を愛着対象としており,その恋人に愛着行動をすることで精神的な健康を維持している」という事になります
つまり,「恋人=若者の精神安定剤」といえるでしょう
恋人がいない人はその精神安定剤がないので,愛着を向ける相手がいないまたは限定されます
そして,日々のストレスをため込んでいく危険性があるのです
恋愛離れの理由
ここまで,なぜ人間は恋人(パートナー)を欲しがるのかを考えてきました
さてここからが本題です
最近の若者はなぜ恋人を作らなくなったのでしょう?
どうして恋愛をしなくなったのでしょう?
この疑問も,愛着理論で説明できるのでは?と思います
愛着対象は恋人じゃなくていい
先ほど「恋人を愛着対象としている」と言いましたよね
しかし,現代は恋人=愛着対象がいなくてもいいという人がいる
つまり,「愛着対象が必ずしも恋人でなくてもいい」という人が増えたから
というのが理由ではないでしょうか?
「恋人」という,愛着対象として成立するまでに時間もコストもかかるものは必要なくなったのだと考えられます
では恋人の代わりに,何に愛着対象を向けているのでしょうか?
私個人の考えですが,「趣味」に愛着を向けるようになったのだと思います
オタク文化が恋人にとって代わる
現代は,一昔前よりオタク文化が普及し「オタク=キモイ」という印象は無くなった印象があります
オタク文化という,アニメやアイドルに愛着対象を向ける行為が大衆化したのだとかんがえられます
最たるものが「押し」ですね
「押し」が同じ人同士で親交が深まるような時代です
現代社会は愛着対象になり得るモノであふれかえっているのです
実家暮らしは愛着対象が用意されている
これ以外に,「一人暮らしより実家で両親と暮らす人が増えた事」も理由の一つと考えられます
一人で家にいると,なんとなく寂しくなりませんか?
この寂しいという感情は,軽いストレスとして蓄積されていきます
そうなると,「愛着対象に甘えてストレスから逃れたい」と思うようになります
一人暮らしの人が恋人を作りたがるのはこのためです
一方,両親がいる環境では「鬱陶しいけど孤独ではない」という意識が働きます
それに,幼い頃は愛着対象としていた人がそばにいるのです
ストレスを抱えた時,当時とは違う方法で愛着を示すことになるでしょう
まとめ
今回は若者の恋愛離れについて取り上げました
なぜ恋人を作らなくなったのか?
それは,恋人がいなくても「愛着対象」がいるからでしょう
そして,恋人に代わる現代の愛着対象が「オタク文化」であったり,「趣味」であったり,「実家」であるわけです
ここで,私の友人のお話をします
彼とは中学からの友人で,中学・高校とモテモテなくらいのイケメンでした
ですが,彼は現在彼女が居ません
作る気もないそうです
では,恋人を作らず何をしているのか?
その友人は趣味の車に夢中で,給料が入れば車のカスタムやドライブ代につぎ込んでいるようです
彼いわく,「車がおれの恋人」らしいです(笑)
これが,現代の恋愛離れの正体なのかもしれませんね
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