【認知心理学】やめたいのにやめられない理由3選

皆様こんにちは

太るとわかっててもドーナツがやめられないです

モミでございます(´・ω・`)

誰もが経験があるであろう「やめたいのにやめられない」という感覚…

これについて自分なりに整理しつつ考えていきたいと思います

ドーナツのせいでリバウンドはさすがに笑えない…

認知的不協和

「やめたいのにやめられない」

これは認知的不協和理論で説明することが出来ます

「ドーナツを食べたら太る」という認知と、「疲れてるしちょっとくらいドーナツ食べても大丈夫」という認知の、相反する認知があるとしましょう

このように、二つの認知が相反する行動を支持する場合に認知的不協和が生まれるのです

では、結局どちらの行動をとるのでしょうか?

多くは「行動に移しやすい方」の行動をとります

ドーナツを我慢して必死に欲望を抑える事と、その場の欲望に任せてドーナツを食べる事のどちらが楽でしょうか?

私は「ドーナツを食べる方が楽にはなれる」と思っています。なのでこの場合はドーナツを食べます

欲求不満と孤独感

これまでの研究から、孤独感と依存症(やめたいのにやめられない状態が精神病レベル)には関連があることが分かっています

「やめたいのにやめられない」という感覚をお持ちの方は、どこか満たされないことがあるかもしれません。それは、「誰かと一緒にいたい。一人になりたくない」という思いが含まれているのでしょう

何か満たされない感覚、つまり欲求不満がある人は食べ物やアルコール、ギャンブル等で「満たされる感覚」を得ようとします

過食症の人は、「食べる」ことで、満たされない欲求について無理やり満たされようとしていると考えられます

満腹になることで、欲求不満なことが「満たされた」と錯覚しようとしているのです

一人でいることが寂しくて、満たされない感覚があるのでアルコールを摂取して誤魔化し、いつしかアルコール依存症になってしまうのと同じ流れです

「やめられない事」と言うのは、実は欲求不満なことを満たされようとする行為の裏返しなのかもしれません

ポジティブになるため

スマホがない時代にはスマホのように多くの人が病的なまでにハマるものと言ったらタバコかお酒くらいのものでした

しかし、近年のスマホ依存はアルコール依存と同じくらい社会問題となっているように感じます

では、スマホ依存になるまでのプロセスはどうなっているのでしょうか?

その一つに、「ポジティブな感情変容」が挙げられます

ストレスがたまったり疲れた時、ダラダラしますよね?あの時、スマホを触っていませんか?

元々、スマホが「便利だから」使っていたはずなのに、スマホから「承認欲求」「ショッピングの高揚感」「リラックスできる感覚」などの「ポジティブな感情」を得られることを学習してしまっているのです

そして、そんな事を学習してしまうと、スマホを持つ理由が「便利だから」ではなく「ポジティブな感情を得るため」にすり替わるのです

「やめたくてもやめられない」のは、その「やめられない事」をすることでポジティブな感情(リラックスしたり高揚感が得られたり)を得ることが出来ると知ってしまっているからではないでしょうか?

やめたい事をやめるヒント

やめたいのにやめられない・気が付いたらやってしまっている

その原因は、➀欲望に従った方が楽だから ➁欲求不満を満たすため ➂ポジティブな感情を得るため の3つが考えられます

これらを克服するにはどうすればいいのでしょうか?

こればっかりは「ケースバイケース」です

お酒がやめられない人は、アルコールの成分がそうさせている部分もあります。これは甘いモノも同じですが…

スマホがやめられないのも、人によってはSNS全てを使えなくすればすぐに手放せる人もいれば、何をしてもスマホにこだわる人もいます

ですが、ここで書いたことはやめられない事をやめる手段を考えるヒントにはなると思います

認知的不協和があるとわかるなら、「相反する認知とは何なのか」を意識するだけで変わります

ドーナツを食べてはいけない理由が「痩せる為。健康のため」ならば、「太っていたらどうなるのか。不健康だとどんなことが起きるのか」を意識するといいですね。

少なくとも、ドーナツを食べる選択が実は食べない選択と同じくらい苦痛なのだと気づくハズです

まずはそこを目指しましょう。

やめられない自分と向き合う

「やめたいことがある。でもやめられない。だから自分はダメなんだ」

そんな風に思ってしまうとドツボにはまります。

やめられないのはあなたのせいではないのです

まずはやめられない自分と向き合うこと。これが依存症から抜け出す何よりの方法だと思います

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