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IT企業が発行する「情報誌」の作り方 その4 | 発行後にするべきコト

こんにちは。
ユニリタマガジン編集部です。

前回までの記事で私たち編集部が携わっているユニリタマガジン(以下:マガジン)の制作工程について、⑤ 編集・校正&校閲・校了・下版までを説明してきました。


① 制作予算の確保
② 外注先の選定
③ 企画立案
④ 台割作成
⑤ 編集・校正&校閲・校了・下版
⑥ 発行後の作業

前回の記事をまだお読みでない方は、こちらをご覧ください。


今回はいよいよ最後の工程、⑥ 発行後の作業についてご紹介したいと思います。



発行後の作業が特に重要!

マガジンを制作する工程はもちろん大事なのですが、実はこの「発行後の作業」が特に重要な要素になります。

手間暇かけて制作したマガジンを多くの方々に読んでいただき、社員にも積極的に活用してもらいたい。そのための取り組みを絶えず行っています。

結果がすぐに現れないことも多いですが、小さな一歩を積み重ねて継続的に努力を重ねていくことが大切だと考えています。

そんな発行後の作業について、以下の3つのカテゴリーに分けて紹介したいと思います。

1. 社内への周知
2. 社外へのプロモーション
3. フィードバックと改善施策の実施

それではそれぞれの作業について見ていきましょう。


1. 社内への周知

新しいマガジンが発行された際にまず行うことは、社内への周知です。社員に発行の事実を伝えその内容を理解してもらうことで、「社外へのプロモーション」活動の土台を築きます。

1−1. 全社掲示

社内ポータルサイトの掲示板を活用し、マガジンの発行情報を全社員に向けて伝えています。この掲示内容は、マガジンの主な内容や見どころを伝え、社員がお客様への説明する際にポイントとなる情報を提供しています。

さらに、社内の主なコミュニケーションツールを通じてもマガジンの発行をアナウンスすることで、情報が漏れることなく、全員が最新の情報を入手できるよう努めています。

1−2. 営業部門への説明

社内で最もマガジンを活用しているのは営業部門です。お客様への訪問時、面談時にマガジンを持参し、お客様に直接お渡ししたり、マガジンの記事の説明を通じて、お客様の課題を可視化したり、多面的なヒアリングを行っています。

このため、新しいマガジンが発行されるたびに、営業部門の部会に参加し、その内容について詳しく説明しています。具体的な記事の内容、どのような点を強調してお客様に伝えるべきか、ヒアリングの際のアプローチ方法など、現場での応用方法を具体的にシェアしています。これにより、営業メンバーはマガジンをより効果的に活用し、お客様の共感や課題の特定に結びつけることができます。
また、この説明の様子を動画に収め社内で共有することで、全社のマガジンに対する理解を深めています。

少し話がそれますが、マガジンの発行はお客様を定期的に訪問する良いきっかけとなっています。「新しいマガジンが発行されましたのでお届けしたい」という一言で、アポイントメントが比較的容易に取れるとの声も。そういう意味でも企業が定期的に雑誌を発行することは、単なる情報提供以上の大きな価値を持っていると感じています。

このように、社内での適切な情報共有はマガジンの活用をさらに促進し、営業部門の取り組みを強化します。また、これによりお客様との接点が増えることで、より深い信頼関係を築くことが可能になると考えています。


2. 社外へのプロモーション

社内への周知が一段落したら、次のステップは、マガジンの「社外へのプロモーション」です。ITの情報だけでなく、ユニリタの製品・サービス、さまざまな活動や取り組みを伝え、多くの方に共感していただくことが目的です。そのためのアプローチをご紹介します。

2−1. Webサイトへの掲載

ユニリタでは、新しく発行されるマガジンの情報を迅速に公式Webサイトに掲載しており、いつでもどこでも最新のマガジンを手軽にご覧いただけます。また、過去に発行したマガジンのアーカイブも掲載しており、ユニリタの活動や成果を時系列で追体験いただけます。ぜひ一度、ご訪問ください。

2−2. SNSへの投稿

現在のプロモーションの主戦場ともいえるSNS。ユニリタもこのコミュニケーションツールを活用しています。新しいマガジンの発行情報は、FacebookやX(旧Twitter)をはじめ、noteなどの主なSNSにて速やかに情報を投稿します。

しかし、ユニリタでは、まだSNSの機能や特性を十分に活用しきれていない現状があります。これを課題として真摯に受け止め、効果的なSNS活用方法を模索し、より多くの方に情報を届けられるよう改善していきたいと思います。

2−3. 社内リソースの活用

社外、特にユニリタのお客様に向けた効果的な情報提供のアプローチとして社内リソースの活用があります。具体的には、

・ハウスリストへのメルマガの配信
・社員のメール署名への記載
・Web会議背景の提供
・グループ各社のWebサイトへのマガジン情報掲載

などです。
メルマガ配信は一般的な手法だと思いますので、詳細は割愛しますが、ユニリタのマガジンへの最も重要なアクセス源となっているため、継続して実施していきます。

一方、ユニリタのユニークなアプローチとして、社員のメール署名にマガジン紹介を取り入れています。編集部がサンプルを提供し、全社員に更新をお願いしているのですが、この方法は予想以上にアクセスを獲得しています。ただし、変更状況の確認が難しく、古い情報の署名を使用し続けている社員も一定数いるのが課題です。
なんとか新しい情報に変更してもらう手立てはないか、日々検討中です。

さらにユニークな取り組みはWeb会議背景の提供です。毎回新しいマガジンが発行されるたびに、専用の背景画像を作成しています。その背景には、マガジンの表紙と、eBookへのアクセス用QRコードがデザインされ、左側には社員の名刺情報を加えています。この背景画像は全社員分のデータを作成し提供しています。

ユニリタマガジン vol.71のWeb会議背景画像

デメリットとしては、全社員分のデータ作成に工数がかかることと、肝心のマガジンへの誘導がそれほど多くないということです。

とはいえ、定期的に季節感のある背景画像に変更するため、お客様だけでなく社員にもかなり好評を得ており、ユニリタのブランド強化につながっていると考えています。

背景画像から会議のアイスブレイクとなり、結果として面談がうまくいったり、後々マガジンを読んでいただいたりするケースもあるのでこちらも継続していきたいと思います。

その他、ユニリタグループ各社のWebサイトのお知らせやニュースにもマガジン発行の情報を掲載していただき、アクセス数拡大に協力してもらっています。

以上がマガジンの「社外へのプロモーション」における現行の取り組みです。これらのアクションは、ユニリタの情報や価値を、広く多くの方々に届けるための手段に過ぎません。最終的な目的は、マガジンを通じてお客様とユニリタとのつながりを深め、共感し合える関係を築くことです。

今後も、このマガジンを中心にお客様との関係を強化したいと願っています。マガジンの品質を高め、より多くの方々に情報を届けるために、日々努力を続けていきます。


話が長くなりましたので、今回の話はここまでとさせていただきます。

次回は、「⑥ 発行後の作業」の中でも最後の工程である「フィードバックと改善施策の実施」についてお伝えします。

実はこの部分が、マガジン制作のキーポイントとも言えるテーマで、皆さまに一番お伝えしたい内容になります。
評価の指針、評価の収集、これまで行ってきたさまざまな施策、今後の改善策など、お伝えしたいことがたくさんあります。
この1テーマだけでも十分な記事として皆さまに提供できると確信しています。次回の記事にも、どうぞご期待ください。

マガジンの制作工程に関するご質問やご意見、そして記事についての感想や応援のメッセージなど、どんなフィードバックも大歓迎です!
皆さまのコメントをお待ちしています!

前回の記事はこちら
IT企業が発行する「情報誌」の作り方 制作の舞台裏、お話しします!!
今回も、話が長くなってしまいましたので、ここまでとさせていただきます。

次回は、「⑥ 発行後の作業」の中でも最後の工程である「フィードバックと改善施策の実施」についてお伝えします。

実はこの部分が、マガジン制作のキーポイントとも言えるテーマで、皆さま様に一番お伝えしたい内容になります。
評価の指針、評価の収集、これまで行ってきたさまざまな施策、今後の改善策など、お伝えしたいことがたくさんあります。
この1テーマだけでも十分な記事として皆さま様に提供できると確信しています。次回の記事にも、どうぞご期待ください。

マガジンの制作工程に関するご質問やご意見、そして記事についての感想や応援のメッセージなど、どんなフィードバックも大歓迎です!
皆さまのコメントをお待ちしています!

前回までの記事はこちら
IT企業が発行する「情報誌」の作り方 制作の舞台裏、お話しします!!
IT企業が発行する「情報誌」の作り方 その2 | 編集部の奮闘と挑戦:制作工程編
IT企業が発行する「情報誌」の作り方 その3 | 制作工程編 台割作成・編集・校正・下版


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