関わるとロクなことがないクライアントからも学ぶ事はある
将来の自分のために、保存しておこう。こういうクライアントは一緒に仕事すると大変。でも、こういう人や、こういう人が経営する会社から反面教師的に学べることは意外とたくさんある。実際、一回くらいなら体験する価値がある。でも二回はなくていい。こういうのは「ご縁」とは言わない。
・知識がないのに偉そう。または知識がないことに無自覚
・自分の好みだけを基準に、短絡的且つ不適切な判断をして、それをオーダーしてくる
・それでいて確固たる指針は持っていない
・そのため場当たり的に周囲の人々の意見に翻弄される。あるいは自分に都合の良い他人の意見を利用して無理やり人を動かそうとする
・任せますと初めは言うのに後からあれは違うこれはイヤと、支離滅裂な変更を強いてくる。が、結局どうしたいのかがわからない
・感謝もしなけらば詫びもしない
見抜く基準となり得るものは、
・家族経営で数世代来ている
・経営が破綻しているが、根本的な問題を見つけようとしていない
・上役が、社員との信頼関係を築けていない
・社員が萎縮していたり、意見を言おうとしない。いろんなことを諦めてしまっている(麻痺している)
・経営者がスケープゴート的に扱う人物がいる(無意識な自己保身のため)
・時代から取り残されている
・感情に任せて怒鳴り散らす人物がいる
・明らかに仕事しているのに、見積をくれと言わない
・社内で経営者および担当者間の情報共有がまったくできていたい(違う担当者が、ひとつの同じ物や情報をそれぞれ送って来たりすることで発覚する)
・長く付き合いがあるというしがらみだけで、アウトプットの品質の低い外注業者に何も考えずに仕事を発注し続ける(知識がないからクオリティの判断もできない。というかデザイナーとかウェブ制作業者とか、全員が同じレベルだと思っている)
など。
このような現場にコミットして、変革を起こすことは不可能ではないが、相当なパッションと辛抱強さが必要。それを、報酬をもらう仕事と捉えるのではなく、人間修行と思って取り組む必要がある。
なお、ここまで書いて言うのもなんだけど、こういうクライアントさんの人格に必ずしも問題があったり反社会的な人間であったりする訳ではない。仕事を一緒にしなければ基本的には善人であったりもする。人間は100%白だったり黒だったりしないから。
でも一緒に仕事をすると、はからずして黒い面を見せつけられることがある。これにどう向き合うか、なんだと思う。少なくとも、アサーティブに、言うべきことは言う方が良い経過をたどる。
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