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家族の悩みは建前~本音は『寂しい』という感情~自分のモヤモヤがわからない

悩みの原因は家族の依存行為?

家族関係で悩んでいる人の中には、家族の依存行為が原因の人も往々にしてします。依存行為は依存症ではないので、悩んでいる本人ですら、家族の依存行為が悩みの原因だと気づいていない人もいます。

依存行為とは?

依存行為(いぞんこうい、英: Dependency behavior)は、特定の対象に過度に依存し、それなしでは生活や感情の安定が保てない状態を指します。依存の対象は物質(アルコール、薬物、タバコなど)や行為(ギャンブル、インターネット、買い物など)、または人間関係(共依存)に及ぶことがあります。以下に依存行為の特徴や影響、対処方法について説明します。

特徴

  1. 強い欲求:依存対象に対する強い欲求や衝動を感じ、その対象がないと強い不安やストレスを感じる。

  2. 制御不能:依存対象の使用や行為を自分で制御できない、または制御するのが非常に難しい。

  3. 耐性:同じ効果を得るために、依存対象の量や頻度が増加する(物質依存の場合)。

  4. 放棄:依存対象を得るために、他の重要な活動や人間関係を放棄する。

  5. 持続的な使用:依存対象による問題が明らかになっても、それを続ける。

影響

  • 健康への影響:物質依存の場合、身体的健康や精神的健康に重大な影響を及ぼすことがあります。

  • 人間関係の悪化:依存行為により家族や友人との関係が悪化し、孤立感が増すことがあります。

  • 経済的問題:ギャンブルや買い物依存の場合、経済的な問題や借金を抱えることがあります。

  • 社会的問題:職場や学校でのパフォーマンス低下、法的問題などが生じることがあります。

どんな依存行為がある?依存行為の種類

依存行為にはさまざまな種類があり、以下に代表的な依存行為をいくつか挙げます。それぞれの依存行為は異なる形で生活や健康、人間関係に影響を及ぼす可能性があります。

物質依存

  1. アルコール依存:過度の飲酒による依存。

  2. 薬物依存:違法薬物や処方薬の乱用による依存。

  3. タバコ依存:ニコチンによる依存。

  4. カフェイン依存:コーヒーやエナジードリンクなどによるカフェイン摂取への依存。

行動依存

  1. ギャンブル依存:パチンコやカジノ、オンラインギャンブルなどへの依存。

  2. インターネット依存:長時間のネットサーフィン、SNS、オンラインゲームなどへの依存。

  3. ゲーム依存:ビデオゲームやオンラインゲームの過度なプレイ。

  4. 買い物依存:過度な買い物による依存。

  5. 運動依存:過剰な運動やフィットネスへの依存。

  6. 食物依存:特定の食べ物や過食への依存。

人間関係依存

  1. 共依存:他人の問題に過度に関与し、自分の価値を他人の評価に依存する関係。

  2. 恋愛依存:特定のパートナーに過度に依存し、健康的な境界線を持たない恋愛関係。

  3. 友人依存:友人関係に過度に依存し、自己価値を友人の評価に依存する状態。

行動パターンの依存

  1. 仕事依存:過度の労働や仕事への執着。

  2. スマートフォン依存:スマートフォンの過剰使用。

  3. ソーシャルメディア依存:SNSの過剰使用。

特定の状況や物事への依存

  1. ポルノ依存:インターネットポルノの過剰視聴。

  2. テレビ依存:テレビの過剰視聴。

  3. コレクション依存:特定のアイテムやコレクションに対する過度な執着。

その他の依存

  1. 摂食障害:過食症や拒食症などの食行動の異常による依存。

  2. リスク行動依存:リスクの高い行動(例:高速度運転、危険なスポーツ)への依存。

依存行為があると家族関係が悪くなる?

これらの依存行為のどれかに過度に依存している相手と家族などの親密な関係であると、関係性を良好にすることができなくなり、依存行為がない側は依存行為のある側に対して、不満や不服が溜まったり、不安が募ったりして、依存行為がない側も精神不安定に陥ったりします。

例えるならば、
夫が毎日晩酌をする。それが、平気な妻なら夫婦関係は良好です。
夫が毎日晩酌をする。妻も一緒に晩酌する。これなら、夫婦で共有しているから良好でしょう。
しかし
夫が毎日晩酌をする。妻は晩酌を快く思っていない。そして、健康を口実に、夫に飲酒をやめるよう口出しをする。
頻繁に口出しするが、夫は一向にやめない。
むしろ夫は言い訳をして、自身の依存行為を正当化や肯定する。という不健全なコミュニケーションをとる。

このような場合、妻の心理は『健康』という自身の正当化された口実のもと、『夫を心配する妻』という建前で夫に関わってますが、実は、お酒に依存して自分と向き合ってくれないという寂しさに妻は苛まれます。
妻は構ってもらえない、向き合ってもらえない寂しさや悲しみという自分の感情に気づかず、夫のことを心配してあげてるのに、一向に自分のいう事を聞かない夫に苛立ち、不満や不服を抱え、病気に対する不安を抱えたりしてネガティブ感情に囚われます。

夫の依存行為が日常化していることで、妻も自身の精神状態が不安定になり、妻自身、自分の意識と無意識の狭間で心の整理がつかないまま悶々と時を過ごすことになります。
『健康が心配だ』という妻の本心は、夫が依存行為に耽ることで、放置されているのが『寂しい』なのです。

しかし、妻自身、自分の本音・本心の感情を知らずに今日も建前だけを自分だと思い込んで、自分に嘘をついて生きてます。



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