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後悔しない超選択術 メンタリストDaiGo

後悔しない超選択術 メンタリストDaiGo
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こんな人におすすめ
☆いつも自分の意思決定に後悔してしまう方
☆今後より良い選択をしていきたい方
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本書は、意思決定のタイプ別の特徴について解説されていて、後半は後悔しない選択をするためのトレーニング方法についてまとめられた1冊です。
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まず、100%正しい選択は存在しません。理由は、未来は誰にも予測できないからです。
なので、最高の選択をするのではなく、後悔しない選択をすることが大切だそうです。
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そんな意思決定には、5種類のタイプがあり、これまで私たちがしてきた選択は、実は意思決定スタイルの影響を受けています。
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☆意思決定スタイルの種類
①合理的スタイル
選択肢に対して論理的に分析、比較し、合理的に選択するタイプ。
②直感的スタイル
数字やデータより、自分の感覚を重視するタイプ。
③依存的スタイル
他人のアドバイスに耳を傾け意思決定していくタイプ。
④回避的スタイル
最終決定を先延ばしにしようとするタイプ。
⑤自発的スタイル
選択するスピードが早く、決断力があるタイプ
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ポイントは、以下2つについて知っておくことです。
✔︎自分の意思決定スタイルを知る。
✔︎人は意思決定スタイルに合った選択をしやすい傾向にある。
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5つのタイプの中で、自分が下した選択とその結果について、後悔しない確率が最も高かったのは合理的スタイルだそうです。
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また、どのタイプであっても、大きく2つに分けられます。
✔︎マキシマイザー
いつも最高の結果を求め続けるタイプ。
✔︎サティスファイザー
最高でなくてもある程度の結果で納得できるタイプ。
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マキシマイザーは、選択の結果に満足することが少なく、常にストレスを溜める傾向にあるそうです。
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本書には、自分のタイプを見極める質問が紹介されています。大切なのは、どんなタイプであっても、自分のタイプを自覚することだそうです。
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また本書では、後悔しない選択をするためのテクニックがいくつか紹介されています。その中で、1つだけ取り上げてまとめてみました。
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重要な選択をする時は、その選択をしたら10分後、10ヶ月後、10年後に自分はどう変わっているのか、幸せになっているのか短期、中期、長期的な視点から考えると良いそうです。
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また、選択する時間帯にも注意した方が良いとのこと。イスラエルの刑務所での仮釈放の決定について調査した研究があります。これは、仮釈放の申請がどのくらい認められたかに着目した研究です。仮釈放の申請に対して認められたのは3分の1で、そのうち70%が午前中の審問でした。午後に承認されにくいのは、重要な選択を繰り返すことによる「選択疲れ」が起きているということになります。
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よくウィルパワー(意志力)は朝が最大で、社長などの重要な決定をする立場の人は朝に重要なことを決定すると言いますが、本当に難しい選択は午前中にした方がよさそうです。
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次に感情のお話です。
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選択はその時の感情が大きく影響します。慌てている時などは冷静な判断ができないので、感情をコントロールする技術を身につけておくことも大切です。
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感情のコントロールには、瞑想(マインドフルネス)が効果的だそうです。瞑想の方法はいろいろあるので、ぜひ調べてみてください。僕も瞑想を日課にしてますが、5分やっただけでも頭がクリアになってイライラしにくくなりました。ついでに感情知性を示すEI(日本だとEQと記されることもある)も向上するそうです。感情のコントロールが上手になるんですね。
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本書には、後悔をしない選択をするためのトレーニング方法も紹介されています。その中の1つに、「1日再構成法」があります。これは1日のうちに行った選択について記録していく方法です。
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記録する項目は、
1.開始時間
2.終了時間
3.やったことの内容
4.誰とやっていたか
5.その予定を組んだ時の期待感(1〜10点)
6.得られた快楽(1〜10点)
7.感じたやりがい(1〜10点)
で、これを続けていくと自分が本当幸せを感じる選択がわかるそうです。僕もやってみたいと思います。
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しかし、何を始めるにしても続かないとよく聞きます。それもそのはず、人は変化を嫌う生き物なので続かない方が普通みたいです。なので、自分を変えたいと思ったなら、生活の10%を変えていくことが良いそうです。
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例えば、1日3食全て炭水化物を抜くのではなく、夜はお米を食べないですとか、昼はファストフードを食べないなど、メニューを1個だけ変えてみることがおすすめとのことです。当たり前になってきたら%を上げていきましょう。一気にではなく、少しを続けるイメージです。
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みんな毎日たくさんの選択をしていると思いますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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