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「何かしたいけれど、考え過ぎて行動できない」方へ



「幸福感を感じられない。何かを変えねば…」

人はそう思ったときに、今までにない原動力のようなものが生まれます。初めての場所に出向いたり、学んだり、人に会いに行ったり。
逆に現状に満足であれば、そもそも大きく行動を変える必要はないですし。今の延長線上に未来を見据えるでしょう。

けれど…現状が辛かったり、仕事に行きたくなかったり、人間関係に疲れていると!(7年前、公務員だったころの私。)「このままじゃいかん。何かを変えねば!自分の5年後が見えない!」と思い、重い腰を上げます。

なのに…気が付くと「いつもの自分」

私がずっとそうでした。とにかく悩んで自己啓発本を漁ったり、Youtubeで情報を集めたり、セミナーに参加したり、通信教育を申し込んでみたり…あらゆる迷走を繰り返す(笑)。
家のポストに投下されるタウンニュースの隅々にまで目を凝らし、保険会社がやっている「私らしい働き方(ケーキ付)」にもグッと来たり。
そうして気づけば「自己啓発本マスター」みたいに家が本で溢れかえっていたのですが。それでも現状は全然変わりません。また月曜日が来て、気づくといつもの自分。
「いったいどうしたらいいんじゃ~~~!」と叫び出したい気持ちでした。(実際叫んではいませんが、ぼんやりした顔をしていたと思います。)

人はなぜ、変われないのか?4つの理由

ここで人が変われない理由を分析してみます。過去の自分解説でもあるので、私かも!?と思う方がいれば幸いです。

  1. コンフォートゾーンを抜ける不快感

  2. 時間管理のマトリクス

  3. 現代人の多すぎるタスクと情報

  4. ○〇を求めてしまう

  1. コンフォートゾーンを抜ける不快感

これは私が最初に入ったコーチングスクールで、先生から言われたこと。どんなにメンタル強い人でも、今まで積み上げてきたことと、違うゾーンに入るときは超・不快。危機管理意識が発動するというのでしょうか…。
ちなみに実は今、私は不快です(笑)。noteは初めてにつき時間がかかるし、設定から迷うし。

新しい創業コミュニティの設立に向けて日々準備しているのですが。
「内容はとってもいいけれど、人が集まるだろうか。」
「この人みたいに毎日ライブ配信とかしたほうがいいんだろうか(無理)。」
「沢山の人の協力を得ているのに、うまくいかなかったらどうしよう!」
…めちゃくちゃ不安が頭をよぎります(笑)

起業して8年近く経つのに!です。10分おきに「あ、今のままの方が楽かも!?」って誘惑が来ますよ。それくらいコンフォートゾーンを抜けるのは不快だし、例えるなら、閉鎖された空間で泥水の風呂に浸かりながらマズい栄養ドリンクを飲んでる気分です。
私らしい未来よ~ホホ~!なんて楽しい気分ではありません。過集中タイプなので、家族時間にも弊害ありです。

2.時間管理のマトリクス

…ってご存じでしょうか?「7つの習慣」で解説されている、いわゆる第〇領域ってやつを。

引用元:https://kotaro-note.com/7habits4/

人生を充実させるために最も重要なのは、第Ⅱ領域=緊急ではなく重要なこと(自分だけのミッション)。起業の合言葉は、マジ第Ⅱ領域!!

けれど私たちはどうしても生活の中で、第Ⅰ、Ⅲ・Ⅳ領域が9割。第一領域の「クライアントとの調整」「締切のある提出物の準備」「重要な会議資料の作成」。第三領域の「意味のない会議」「無駄な報告書作成」。第Ⅳ領域の「ダラダラSNSやネットサーフィン」「人の噂話や悪口」。などなど…

本来は第Ⅱ領域=緊急ではないけれど、将来につながる・自分を幸福にする重要なことをやる必要があるのに…後回しになりがちです。やらなくても、死なねえ。誰からも責められない。怒られない。


3.現代人の多すぎるタスクと情報

もうこれは現代病とも言えますね。現代人が1日に受け取る情報量って、中世の人の一生分だそう。だから選択肢が多すぎて、迷って、結局選択しない方を選んでしまうんです。

4.○○を求めてしまう
まさにこれが、特に私のような元公務員がはまりがちな思考なんですが。。
「正解を求めてしまう!」んです。なまじレールの上を歩いてきたし、周りからの期待に応えてきたものだから。失敗したくない。大きくレールを外れるのが怖いのですよ!(断言)。
どこいっても「公務員」って言ってれば、周りからは信頼されやすいし、社会的信用もあるし、ローンも通りやすいし(笑)
ある研究結果によると、「人が考え過ぎてしまい動けないのは、だいたい正解を求めているとき。」だと発表されています。

じゃあどうやったら行動できる?

よく起業すると「行動しよう!」「アウトプットこそが人生を変える!」と言われますし、私も何度となく言われますが…。無理に行動を起こして撃沈したり、アレルギー反応を起こしてしまう方も多く見ました。

私はこれを「行動しよう!」の押し付けだと思ってますし、「行動ハラスメント」だと思います。要するにコンサル側が自分を守るための常套句なんですよね。「あなたが行動しなかったのが悪い」という免罪符が使えるので…(笑)私はこう言ったのに!やらなかったあなたが!キいいい!みたいな。

思考から変えなければ、意味なし

すみません変なテンションになってきたので、話を戻します。すべてのことは三角形だと思っていて。行動って、まず思考の土台ありきなんですね。一番下が思考。その土台のことを、ビジネスの世界ではマインド・セットとか、在り方とか、価値観といいますが。どれも響きが怪しいというか曖昧(笑)私なりに、「人生の幸福度を上げる最短思考」と定義してみます。

シカゴ大学「コイン投げの実験」から学ぶ

こんな実験をご紹介します。シカゴ大学の経済学者・スティーヴン・レヴィット教授の実験。「人生の重要な場面において、自分で決断できない人はどう決断すべきか」を調査するため、コイン投げの実験を行いました。

実験対象者4000人に「今、決めかねていること・悩み」を書き込ませ、コインを投げさせる。表が出たら「実行」、裏が出たら「実行しない」。

書き込まれた悩みは「今の仕事を辞めるべきか」「離婚すべきか」がトップ2。驚きの結果として、ユーザーの63%が実際コインの通りに決断しました。かつ何らかの「行動」を起こしたユーザーは、それをしなかった人よりも、半年後の幸福度が圧倒的に高かったそう。

つまり幸福度は「正解を選んだかどうか」ではなく。自分が進むべきことを自分で「決めて行動できたか」に依るんですね。また人は進む道を決めたら、それを後から正当化するそう。
例えば高いツボを買う!と決断して買っても、「いやこのツボは投資して本当に良かった!」と結論付けるそうです。興味深い実験結果だなと感じました。

無理やり決断することが「正しい」ことではない。

とここまで、なぜ行動できないのか?を解説しましたが。私自身、外部の力によって「無理やり」決断することが、必ずしも正しいとは思いません。色々な情報に触れたり、今までと違う人脈を築いたり、同じように悩んでいる仲間と意見交換をしたり…。ちょっとずつ自分の情報をアップデートしてゆくことで、行動しなきゃ!というより。行動したくてたまらない。という状態になるのが理想だと思います。

現に、私のクライアントで会社を辞めていかれる人は、当然最初はとても悩んでいますが。辞めた時は、意外に相談なくあっさり辞められていたりします(笑)。もう、会社に残る選択肢が自分の中でない。と結論づけられたというか。
皆さん晴れやかな顔をしていますし、不思議と「やっぱり辞めなければよかった…」という言葉を、これまで何百人とサポートしましたが、一度も聞いたことがありません。

「自分を大切に扱う」という原体験

もちろん苦労や葛藤は多いけれど、初めて自分の意志を尊重できた。自分のことを、誰よりも大切に扱うことができた。ということが、次なる道への自信と、希望につながっているのだと感じます。

長くなりましたが!今まさに「行動できなくて落ち込む…」という方。近々、会社員や公務員が集う、月額制の創業コミュニティをオープンします!興味ある方はぜひいいね♡していただけると、励みになります。

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