大学進学率1割の高校から進学を決意。雑多な経験から繊細に言葉を紡ぐ広報ライター【運営部インタビューNo.6】石川楓花
みなさんこんにちは!UniVisit広報部の石川です。
【UniVisit運営部インタビュー第6弾!】
今回は、運営部インタビューの実施手であり、記事の書き手でもある私(石川)について、ご紹介します。
いつもは裏方に徹する役回りの私ですが、今回はちょこっとばかり表舞台に立ちまして、皆さんにご挨拶しようと思います!
UniVisit運営部では、高校生の皆さんに、もっともっとUniVisitについてU-communityについて知ってもらいたい!そんな思いから、U-communityに所属する大学生運営部員に対談形式でインタビューを行っています。
《UniVisit広報部に所属》
ーーUniVisit運営部に入ったきっかけや運営部での役割について
大元のきっかけは、代表ののぞみさんと出会って、UniVisitの活動について伺った際に魅力的な活動だなと感じたことです。(出会ったといってもオンライン上でしたが笑)
高校生の進路選択のサポートをするというUniVisitの活動内容を伺ったときに、直観的に「そういうサポート自分も欲しかったなぁ」という思いを、自分の高校時代を踏まえて、感じました。
というのも、自分の高校時代は少し特殊で…。遍歴としては、1年目は進学校の私立の女子校、2,3年目は県立の定時制高校に通いました。高校が変わり環境も激変したことによって、進路について安定的に情報を得たりすることもできなかったですし、なにより、最終的に進路選択をする際に自分が所属していた高校は、大学進学する生徒が全体の1割程度で大半の生徒がその他の進路を選択する高校だったんです。
なので、高校からの大学受験のサポートだけには頼れない環境で不安でしたし、なにより、同級生と大学の情報を交換し合ったり、励まし合ったりすることができず、とても心細い思いをしました。だからこそ、大学生の声を聞いて大学受験や進路選択に関しての不安を解消することができるUniVisitの活動にとても共感しました。
広報のインターンシップに参加して、記事作成の経験があったこともあり、運営部では広報部に所属して皆さんが今読んでいる記事の作成を担当しています。
今のポジションでは、記事の作成のためにインタビューを行う過程で、様々な人の価値観や体験談に触れることができるので、自分自身良い刺激になりますし、なにより人の想いや経験を、形ある「文章」として残すことができることにやりがいを感じます。
《大学選択と大学での学び》
ーー現在の大学に進学した経緯
私は大学に進学するにあたって、「英語を実践的に学べること」と「幅広く学べて教養を身に着けれること」また、社会学にも関心があったので、「社会学関連の科目を学べること」を条件に、大学選びを行いました。
資料や大学HPを参考に、大学の特徴や学べることを調べたり、オープンキャンパスに参加して、在校生の話を聞いたりすることで、大学(学部・学科)の特色や大学の雰囲気を把握していきました。
現在の大学の他に3,4校程、自分の中で候補はあったのですが、最終的に、今の学科こそ、自分が大学で学びたいことを学べる場所であると感じたので、現在の大学に進学することに決めました。
ーー実際に進学してみて
自分が所属している国際教養学科は航空業界への就職に強いこともあり、エアライン系(航空会社や飛行機に関する業界)に関心を持っている学生が多いです。自分はエアライン系を目指したくてこの学科を選んだわけではなかったので若干肩身が狭く感じたり(笑)でも、ゼミに所属し始めてからは、似たような関心のある仲間が増えたなと感じています。
また、外国語大学なだけあって、語学授業が占めるウェイトは大きいです。特に1、2年生の頃は、語学の基礎を固めるといった学科の方針もあり、週の半分以上は英語か複言語(第二外国語)の授業でした。
ネイティブスピーカーによるオールイングリッシュの授業が多かったり、どの授業も比較的小人数であるのは、「さすが外大!」といった特徴だと思います。
ただ正直なところ、コロナの影響で1、2年の頃はオンライン授業であったこともあり、想像よりも、実践的な授業やアウトプットができる機会が少なくなってしまって、そこに物足りなさを感じています。
ですが、実践したり、アウトプットしたりすることに関しては、学外で補完することも十分に可能です。(このUniVisit運営部での活動自体も、その行動の先に得た場所ですしね)
自分のやりたいことや大学生活の充実を学校頼みでいるのではなく、自分で能動的に情報を集め、行動することが重要だと思っています。
ーー大学で学んでいることについて
大学では、外国語大学の名前から連想される通り、英語を学ぶのはもちろん、英語で学ぶということもしています。
今年履修した授業でいうと、「くまのプーさん」や「不思議の国のアリス」に挙げられる児童文学を英語で読み進めていく授業が特に面白かったです。普段読み慣れた英文とは違い、子どもに向けた表現や言葉遊びが多く見られるので、日本語で訳す、理解する、というのが難しかったのですが、日本語と英語の言語的な違いや英語で文章の意味を理解することの楽しさに気づけた授業でした。
また、ゼミでは学びたかった社会学のゼミに所属し、2年生ではジェンダー、3年生では移動をテーマに、社会学的なものの見方を学んでいます。
社会学は、世の中の「あたりまえ」とされる多くの事象や慣習に目を向け、「本当にあたりまえなのか?」と問い直すような学問です。
経営学や政治学などの分野と比べると実用性に乏しかったり、何を学んでいるのか分かりにくかったりもしますが、今までなんとなくもやもやしていたけど言語化できなかった事を理解するのに役立つ学問だと思います。
自分は、社会の成り立ちだとか仕組みだとか、人の行動の背景にあることだとか、とにかく「物事の本質」が気になってしまうたちなので、社会学は相性が良いと感じています。
《経験こそ力なり》
ーー現在、力を入れていること
今は大学を休学中のため、学業よりかは、経験値を高めることができるような活動に力を入れています。このUniVisit広報部での活動も1つですし、他には、様々な地域への短期滞在、読書、就活へ向けた自己分析などをしてます。
UniVisitでの広報活動は、自分にとってはアウトプットの場的な位置づけにあります。伝えるための文章の書き方や相手が気持ちよく話せるようなインタビュー手法については、自己学習やオンラインセミナーなどへの参加を通して学んだり、自分で仮説立てて、それを実践しています。
様々な地域への短期滞在は、国内で異文化交流ができるという点に魅力を感じて行っています。(自分にとっての異文化交流というのは、様々な人達の価値観に触れることなんですが)
新しい場所へ出向くと新しい人との出会いがあり、その出会いが自分の人間性を豊かにしてくれて、それが広報の記事執筆の際の表現にも生きていると思っています。
私はインタビューをするうえで、相手を尊重することが何よりも重要だと考えています。相手を尊重するにはなるべく相手の立場に寄り添い、理解することが必要だと思うのですが、これまでの自分の知識や経験だけではどうしても理解の及ばない部分も多くあります。そんなときに、「そういえばあの人がこんなこと話していたな」と、自分以外の人の体験談を頼りにすることで、目の前の相手を100%理解してあげることはできなくとも、何十%ぐらいは理解してあげることができて、それが相手への尊重に繋がるのではないかと思っています。
ーーアルバイトについて
アルバイトは、テニススクールの受付事務の仕事をしています。また、短期ではありますが、小学校の学童の補助員や大学講義のアシスタントのアルバイトにも従事しました。
高校時代に飲食店でアルバイトをしていたので、大学生になったら、飲食以外の業種で働こうと思っていました。受付事務の仕事を選んだのは、電話対応や事務処理など、社会人基礎力に繋がるようなスキルを身に着けることができると思ったからです。飲食店で働いていたときは、常に新規のお客様が相手だったこともあり、接客する上で、目の前のお客様の要望に答えることのプライオリティが高かったのですが、テニススクールは会員制で既存のお客様が、接客を受けることではなくて、スクールに通うことが目的なので、スクールとして一貫性のある対応を行うことのプライオリティが高くなりました。
異業種のアルバイトを経験することで、業種や業態によって求められるサービスや接客が違うということを身をもって感じることができたと感じています。こういった経験から、「色んな立場に立って働いてみると発見がある」というのを感じたので、補助員やアシスタントという立場でのアルバイトにも挑戦してみたという感じです。
ーー離島でシェアハウスに住みながら働いた話
はじめの方にもお話ししましたが、2年生の春休み期間に、3か月間広報のインターンシップに従事しました。その舞台となったのが、島根県にある本土からフェリーで3時間の海士町という離島です。
インターンシップに参加した理由としては、自分が、卒業後に「社会人になり働く」というイメージが湧かず、将来に対して漠然とした不安があったからです。
「分からないなら一回疑似体験してみよう!」そう思い、3か月の間、暮らすことと働くことの両立をインターンシップを通して体験することに決めました。
インターンシップ参加前は、仕事のスキルや働くマインド面での学びがメインになると思っていたのですが、振り返ると、思いの外、シェアハウスでの共同生活で学び得ることも多かったように思います。
というのも、価値観、生活スタイルの違う他者と心地よい生活空間をつくっていくことが、組織、集団で1つのプロジェクトを作り上げる過程に似ていたように思うからです。コロナ禍でなかなか、オフラインで「共創する」経験が詰めずにいたので、思いがけないところで、経験が詰めたなと感じています。
また、私はこのインターンシップがきっかけで、私はライティングや広報の業務に関心を持つことになりました。
インターンシップへの参加が、自分自身の関心を形成するきっかけや結果的にUniVisitへの関わるきっかけになったと思うと、1つの行動が未来の選択を変えるのだなということ強く感じます。
《高校生に向けて》
ーー今の高校生に向けて伝えたいこと
私は人によって置かれている状況、環境、考えが違うと思っています。なので、不特定多数に対して、一概に「こうした方が良い」といったアドバイスをするのはなかなか難しいのですが…。1つ、誰にでも共通することとして伝えたいことがあるとすれば、それは、「自分の選択に責任をもてるのは自分だけ」だということです。どんな選択をしたとしても、その選択した道を歩むのは自分自身です。そして、後悔のない選択をするには情報収集がなによりも重要となってきます。
受験を控えた高校生の皆さんの周りには、所属するコミュニティーで共有されている通念や一般化された情報、周囲の声など、様々な情報が溢れていると思います。ですが、その情報は意外と偏った視点からの情報だったりするかもしれません。自分の周りにあふれる情報を疑うとともに、自分が欲しい情報を自分で取りに行くことをお勧めします。
そして、その情報を集めるツールのひとつとして、是非ともU-Communityを利用してほしいとも思います。UniVisitに所属する大学生、全員が「高校生の皆さんの力になりたい!」と思っています。
高校生の皆さんには、今手に入るできるだけの情報を吟味して、自分が納得できる選択をしてほしいです!
《おわりに》
今回は、いつもはインタビュアーである、私(石川)について、ご挨拶も兼ねて、ご紹介しました!
「名古屋外国語大学、現代国際学部、AO入試、定時制・通信制高校からの進学、シェアハウス、島暮らし、ライティング、一人暮らし」などのキーワードに関心のある高校生の皆さん、是非、Slackで私(石川)宛てにメッセージお待ちしてます!
今後は、U-Communityに所属している大学生にもインタビューしていく予定です!高校生の皆さん一人一人のニーズに沿えるような情報をお届けしていく予定ですので、皆さん記事を楽しみにお待ちください!
そして、U-communityに所属していない高校生の皆さん、U-communityでは、完全無料で、全国の大学生に進路相談ができます!「こんな大学生に話を聞いてみたい!」「相談してみたい!」と思った皆さんは是非、
U-communityに登録してみてください!様々なバックグラウンドを持つ大学生が皆さんをお待ちしています!!
《 文章:石川》
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