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この世界の共通意識から精神的充足、すなわち幸福を得る方法②

前回は、共通意識についての概要と、それに対する意識によって、得られる自分の世界が変わり精神的充足に結びつくこと。またその意識を高めるために現世界における自然との調和が大切ということをお伝えしました。

今回は続きとして、調和を感じること、そして精神性についてお伝えしていきます。

まず、調和とはどのようなものか。簡単に説明すると、調和というのは、本来自然に世界があるべき姿、原来の理のことを指します。

ではなぜこれを意識しなければいけないのかと言えば、今の世界での人間の生活の大部分はあるべき姿から乖離した状態にあり、無意識下でありながらも意図的に介入し、調和を乱してしまっているためです。この行動は属人的なものなため、人によっては調和した状態に近い者、反対に非常に遠い者もいます。そしてこれはその人の運命に対する結果となって現れてきます。理から外れれば外れるほど、結果はひどく理不尽なものになってしまいます

この調和に対して意識を傾けるには、まず自然の調和について感じる精神性を作ることが重要になりますが、それにあたり、はじめに日々の生活からあなたがより正しい姿に近づくため、優先的に考えるべきことをお伝えします。

それは、他者との比較や自分の境遇についての思考です。

人間は他者との比較によって自己肯定を高めようとすることが多いですが、他人より良い思いをしようとしたり、他人より自分の方が上と心が認識した段階であなたの持つ意識の位は下がり、必然的に調和から遠ざかる精神性に変化していきます。本来あるべき精神性が意識の下落によって変化すると、周囲の人間はあなたを調和から外れた存在と無意識下でみなし、自衛のために関係を見直し、認識から外していきます。これが、いわゆる人間関係の悪化と呼ばれるものの仕組みのひとつです。そして、たとえ直接的にその人間と接したことが無かったとしても、この変化は避けられません。すなわち、一人であっても、不可視のレベルであなただけが世界から外されていきます。結果的には自己意識を下げていき、あるべき理外でしか物事を考えられなくなり、進むべき道が見えなくなってしまう事に繋がります。もしあなたが今、そのような状況にあるのならば、まずはこの精神性に対しての感覚を養うことです。(または、理外を理中に収め、精神性を調和した状態に近づける術を身につけることです。これについては別途有料記事で解説します。)

金銭についても同様に注意しなければなりません。
元々、金銭というのは、狩猟民族と採集民族の中立的な仲介という役割を持ち、調和を保つために自然発生した、とても質の高い役割でした。しかしながら、運命の輪を誤って認識した一部の者たちによって金銭を扱う者たちの精神性はひどく堕落し、前述した他者との比較や争いを生み出す種へと変貌してしまったのです。そして現代においては、人間を支配するものとして、時間という偽造された概念と共にこの世界に君臨しています(この話は、また別の機会に詳しく話します)。少なくともあなたはこのことを知として常に持ち、自らのあるべき姿のために金銭を使うようにする、という精神でいなければなりません。ここで間違えてはいけないのは、決して禁欲主義的なものではなく、正しい判断をできるようになるべきだということです。

さて、それでは精神性について説明しようと思いますが、ここまで読んだあなたは、精神性というものについても、調和と深く結びついた自己の鍵であるということを自然に認識し始めているはずです。
精神性というのは、紛れもなくあなた自身の無意識下に存在する、思考と行動に基づいて生まれ変化し続ける、自意識と1:1で紐づいたものです。この精神性の形がさまざまに変化することによって、あなた自身の変化につながっていきます。
先に書いた通り、精神性は無意識下に存在し、思考と行動によって変化するものであり、完全に知覚することはほぼ不可能です。しかし、影響を及ぼすものが何であるかを理解することで、ある種のコントロール下に置くことができます。ですから、常に調和を意識した思考と行動を心がけ、それを自然に行えるようになることが、最終的に自分自身の精神意識を高め、この世界の共通意識から理想的な自分の世界を生み出せるようになるという目標、精神的充足へと繋がっていくのです。

次回の記事では、これらを踏まえた上で、幸せの本質や自分の中に抑圧されているものと、それを正しく認識し扱う方法をお伝えします。


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