【ワットタンマモンコン】ワットパクナムにも負けない美しい天井画と壁画のあるタイ・バンコクの有名寺院
ヴィサカプーチャ(仏誕節)で訪れたワットタンマモンコン。
夜だったのと、祭事中で内部を参拝出来なかったため、翌日の午前中に再び訪れてみました。
天井画で有名なインスタ映え寺院・ワットパクナムにも勝るとも劣らない、とても美しい天井画と壁画のあるバンコクのローカル寺院をご紹介します。
観光客も少ないので、午前中の8時ごろから行けば、この美しい空間をひとりじめできる確率大です!
駅からも見える大きな仏塔
BTSスクンビットライン・プンナウィティ駅からも見える大きな建物が、ワットタンマモンコンです。
駅からソンテウも出ていますし、歩いて行っても道沿いにたくさんの屋台や食堂があるのでそんなに苦には感じない距離です。
モーターサイ(バイクタクシー)でもすぐ着きます。
この大きな建物は、礼拝堂、瞑想が出来る施設、博物館などがある14階建ての複合施設です。
青空に包み込まれるような美しい礼拝堂
まずは昨日入れなかった大きな礼拝堂へ。
一足中に入ると、広い礼拝堂の天井には、青空が広がっており、まるで宙に浮いたかのような錯覚に陥ります。
金色の仏像の多いタイには珍しく、瞑想姿勢の大きな黒い仏陀が鎮座されており、装飾の明るさと相まってさらに威厳を放っています。
窓枠にはステンドグラスのようなガラスが嵌め込んであり、室内に華やかさを添えます。
夕陽が差し込んだらどんなに美しいだろう、と想像が膨らみます。
お寺の詳細については後ほど詳しく書きますが、比較的新しい寺院のため、西洋と東洋が混在したような建築様式や装飾です。
タイ寺院でよく見られる、屋根の端っこのとんがり【チョーファー】などもあまりありません。
仏陀の一生が描かれたレリーフが圧巻
ドーム状建物のルアンポーヨック館内の天井装飾も非常に素晴らしいです。
深いグリーンの翡翠で作られた仏陀像の天井には、銅板に一枚づつ浮き彫りされた仏陀の一生が嵌め込まれています。
仏教美術にも関わらず、ヨーロッパの大聖堂のようでもあり、シュメール壁画のようでもあります。
この美しさを写真では伝えきれず残念…スマホ搭載カメラの限界を感じます。
みなさんにも、ぜひ一度は見て頂きたいです。
2023年8月追記
修復中の塔内の一部に入ることができました!
こちらの仏像もとても立派です。
後ろの菩提樹の壁画も美しいですね。
両端にお花を持った愛らしいキンナリーもいます。
キンナリーはインド神話では音楽の神様で、きっと美しい声で歌うのでしょうねぇ。
ワットタンマモンコン内その他の施設
こちらは、タイの上座部仏教の中でも、仏陀が定めた修道院本来の規律を最も厳格に守る一派「森林派」の寺院です。
森林派の高僧アジャーン・マンの最後の弟子、アジャーン・ヴィリヤンが、森林派僧侶の巡業中の宿泊施設として建てたのが始まりですので、まだ歴史の浅い寺院です。
しかし、森林派を支持される多くのタイ人(財界とか資産家の支援者が多い)からの寄進も多く、たくさんの施設がありますのでサラッとご紹介しますね。
瞑想プログラム用施設
森林派では瞑想による自己研鑽を重んじているので、一般向けの瞑想教室も長期プログラムから1日だけの短期プログラムまであります。
1日体験プログラムは興味ありありです!
毎月第2土曜日だけなので、個人的には仕事の都合上、旅程を組みにくいのが難点。
僧房と学校
ワットタンマモンコンでは、小坊主さんから大人までたくさんの僧侶が修行されています。
丁度朝のお勉強の最中でしたので、こっそり覗いてみると、なんと英語の授業でした。
ワットタンマモンコンは、14階建ての施設を案内してくれるガイドさんも英語が堪能なのですよ。
祈祷所とお守り売り場
僧侶にタンブン(供物)をお渡しして、祈祷してもらえる場所です。
午前中の朝早めの時間ならたくさんの僧侶が並んでいらっしゃいます。
この場所では、プラクルアン(お守り)も販売しており、お願いすれば購入した(本当は借りると言います)プラクルアンに改めて入魂してもらえます。
おしゃれカフェもあります
敷地内にはオシャレなカフェもあって、お参りや散策が終わったらちょっと休憩もできます。
屋台じゃなくって、ドトールコーヒーのようなちゃんとしたカフェです。
絶大な人気の歴代高僧
ヴィサカプーチャに参加した時にも感じたのですが、比較的新しい寺院にも関わらず、森林派歴代高僧の人気がすごい。
推しアイドルを語るファンのごとく、熱心に語ってくれます。
ご存命の時の動画や逸話を見聞きすると、ヴィリヤン師も、チャー師もとても気さくでおおらかで親しみやすい方のようです。
帰りにおばあちゃん2人と喋っていたソンテウのおじちゃんに、駅まで行きたいと言うと人数が集まってないのに助手席に乗せて連れて行ってくれました。
運転席にはヴィリヤン師の写真がたくさんあって、「あ!ルアンポーヴィリヤンだー」と言うと(日本語でね)まーしゃべるしゃべる。
タイ語ぜんぜん分かんなかったんですけど、そうなんやーめっちゃ好きなんですねー(これも日本語でね)って言ったらうんうん頷いてたので多分テレパシーで通じてたと思う。
僧侶だけでなく、寺院のスタッフの方も、信者の方もとても優しいので、きっと暖かい気持ちになれると思います。
他にも見どころいっぱいのワットタンマモンコン。
美しい天井画と共に、人の優しさにも触れて帰って下さいね。
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