【仮想小説】助けて! マーガリン。

実際には存在しない小説の読書会があると、どこかで耳にしたことがあるのです。

どなたかご存知ありませんか?
あるいは興味はおありでしょうか?

試しに、なのですが、ちょっと、トライしてみることにしたのです。
仮想小説読書会に。。。


きっかけは、木南晴夏の「パン旅」というNHKのテレビ番組です。

放送回ごとに、散歩をしながらおいしそうなパンを売っているお店を探索する、そんな番組です。


ドライブも旅行も、許されるならば好きだけれど、パンを捜す旅はしたことがないな、という私。


あるとき、ビール・テイスト飲料を物色したときに、レジの手前にそびえ立つ菓子パンのコーナを発見。


最初は、ビールのお供になりそうな、惣菜パンなどをみていたのだけれど。

じっくり見てみると、実に様々なパンがある物です。

お互いにライバルとおぼしき味付けの菓子パンでも、大きさも違えば、値段も違う。


そういえば、こんな本もありました。

生まれた時からアルデンテ
平野 紗季子


いくつかのちょっとした出来事が重なって、菓子パンコーナーのキャスト達は擬人化されて、こんな風な、仮想食レポ小説となったのです。

新しいチャレンジに、お付き合いいただけると幸いです。


「ごめんね、マーガリン。」

今乗りに乗っている、新進気鋭の女流作家の最新作。

主人公は、粒あん。コッペパンの具材として、マーガリンとともにありきたりな暮らしを営んでいた。

世間からしたら、まあまぁ、かも知れないけれど、自分にとっては上出来???かもしれない。いや、やっぱり、まぁ、まぁまぁか。

ところがあるとき、ホイップクリームとコンビを組むことになり、やってみると、これがバカうけ。空前絶後の商業的大ヒットとなる。


気をよくした会社側は、粒あんだけでは飽きたらず、こしあんとウグイスを投入。みつどもえの箱推しを計画する。

突如、競争に投げ込まれて、生活が一変してしまう粒あん。


ふと気がつくと、マーガリンと上手くいかない。

今も、私は昔のままだ。私は何にも変わっていない。


仮想小説 ごめんね、マーガリン。


改訂履歴

2022年4月4日

改題:【仮想小説】ごめんね、マーガリン。

語句訂正:改題に合わせて。適宜語句を訂正する。

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2022年4月10日

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