飛行機を利用せず主にフェリーで南欧を横断し、トルコそしてルーマニアまで
世界中がコロナ禍から抜け出した今年。行きたいところはたくさんありましたが、世界中で物価上昇ということもあり、貧富の差が激しい国は安全上の不安があったので、今年は南欧とトルコを廻ることにしました。
去年の秋、バルト三国に行ったときに地元の人々と話をしたら、「このあたりは観光客はコロナ前よりまだ全然少ない。久しぶりの旅行は馴染みのある国に行く人が多いからだろうね。」と話していました。ネットで調べてもやはりその傾向がるようで、欧州でいえば、観光大国と言われるスペイン、フランス、イタリア、ギリシャあたりが今年は特に混むのだろうなと想像がつきました。
実際、スペインの5月の観光客数は今まで最高の2019年を4%近くも上回ったそうで、7月・8月も過去最高となる見通しのようです。ただ、どこも中国人観光客の数はまだ大幅に少ないので、コロナ前に中国人観光客の多かったところは今が最後のチャンスだと思いました。
出発前の旅の計画
いつも旅の計画は大体の方向性を決めるだけなのですが、今回出発前に決めたのは以下の点:
まずバルセロナからイタリアのサルデーニャ島までフェリーで行く。船は酔うこともあるので基本あまり好きではないのですが、自分の住んでいる街から外国に行けるのであれば乗ってみたい!ということでバルセロナからフェリーで行ける外国を調べた結果、イタリアのサルデーニャ島のポルト・トレスに行くことにしました。
シチリア島や南イタリアを訪れる。シチリア島はパートナーも私も行ったことがなく、私はローマより南は訪れたことがなかったので前々から訪れてみたいと思っていました。イタリアはパートナーが大好きな国で、スペインよりもイタリアに住みたかったとのこと。
ギリシャでいくつか島を巡る。私もパートナーもそれぞれギリシャには行ったことがあるのですが、エーゲ海の島には行ったことがないので(私はアドリア海側のコルフ島には行ったことあり)、エーゲ海の島々へ行くことにしました。
トルコのエーゲ海岸沿いを巡る。私もパートナーもトルコのイスタンブールや内陸は行ったことがあるのですが、エーゲ海沿いは行ったことがなく、以前から行ってみたいと思っていました。
ビーチにいくつか行って泳ぐ。バルセロナや近隣にもビーチがありますが、やっぱり南欧だったらビーチ!出発当初はまだ微妙にビーチという気候ではありませんでしたが、ギリシャの三か所で達成しました。
飛行機を利用するのはバルセロナに帰ってくるときだけ。折角イタリアまでフェリーで行くのだし、その後も飛行機を使ったら面白くないよね、ということでバルセロナからフェリー、電車、バスを利用して最終目的地まで辿り着きました。
実際の旅程
今回の行程はこちら↓↓↓ 赤はフェリーの利用です。
フェリーはそこそこ利用することになるだろうとは思っていたのですが、結果短距離・長距離含めて以下10の航路を利用し、そのうち4つのルートは夜行でした。
バルセロナ ー 伊・サルデーニャ島ポルト・トレス(夜行)
伊・サルデーニャ島カリアリ ー 伊・ナポリ(夜行)
伊・ナポリ - 伊・シチリア島パレルモ(夜行)
伊・シチリア島メッシーナ - 伊・ヴィッラ・サン・ジョヴァンニ
伊・バーリ - ギリシャ・パトラス(夜行)
ギリシャ・アテネ - ギリシャ・サントリー二島
ギリシャ・サントリー二島 - ギリシャ・クレタ島イラクリオン
ギリシャ・クレタ島シティア - ギリシャ・ロドス島
ギリシャ・ロドス島 - トルコ・フェティエ
トルコ・ブルサ - トルコ・イスタンブール
フェリーは夜行でも会社や航路によって随分サービスやシステムが異なるので、追ってまとめる予定です。
そして、トルコに着いてからはイスタンブールからブルガリアのソフィアまでの新しい夜行列車の路線に乗ってみたい、私はルーマニアに行ったことがないのでルーマニアにも行ってみたいとどんどん膨らみ、結局ルーマニアのクルジュナポカ(Cluj-Napoca)からバルセロナへの直行便の飛行機で帰ってきました。
次回はバルセロナからイタリアのサルデーニャ島までの船旅をお伝えします。
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