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大手就職して人生逃げ切りたい
終身雇用がなくなりつつあるそうです。
みんなが知っている企業でも、早期退職者を募っているのが常です。
黒字経営であったとしても、
人件費がかさむ中高年は早めに放出 → 若手にリソース
が主流だそうで。(ガイアの夜明けで言ってました。)
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「スキルアップすればいいじゃない!」←これ
これからの時代、どうやってサラリーマンはキャリアアップしていけばいいんでしょうか。
実力がある人は問題ないでしょう。
社内でポストがなくなることはないし、転職したくなったら転職できます。
でも、ほとんどの人はそうじゃないんじゃないでしょうか。
明確に周囲より秀でている能力ってそんなにありますか?
例えば、メーカーなどの「手に職系」であったとしても、実際はスキルが特化しすぎていて、市場価値で見たときに汎用性がなくて評価されづらいんじゃないかなって。
じゃあ経理とか営業とかだと、どの企業でも必要で汎用性は高い反面、定量的なスキルを明確に示しづらい気もします。
総合商社とかリクルート系とかなら別でしょうけど、端から「ライオンは子供を崖から落として育てる」みたいな環境でやっていける人はスーパー超人なわけで。
教育インフラ最強クラスの日本で学科別の専門性が高い教育を4~6年くらい受けて、専門性は身につけられましたか?
そういうことなんですよ。
ハードスキルとソフトスキル
ソフトスキル → 汎用性◯ 言語化△
ハードスキル → 汎用性△ 言語化◯
この法則はなかなか崩れないでしょう。
ソフトスキルは明確に分けられるものではないでしょうし、互いに補完しあうものだと思います。
年次が上がる=管理職になるに連れて、マネジメントなどのソフトスキルが重視される様になると思います。
でも、「マネジメントできます!」という言葉に説得力をもたせるのは、ハードスキルの知見だったりするんじゃないでしょうか。
新卒で大企業かベンチャーか
「若いうちからベンチャーでスキル上げていったほうがいいよ!!」
っていうことをよく耳にします。
正直、この言葉について僕はだいぶ懐疑的でした。
「いやいや。大企業に受からなかっただけやん。」
大企業に受からず、ベンチャーや小規模組織に属している人が、自分を肯定するために言っているんだと思っていました。
でも、いざ自分が大企業に入る身になって、急に不安になります。
特別優秀でもない自分が、大企業で30、40歳になって、急に転職やら再就職しなくちゃいけなくなったときにどうなるのか。
大企業はその規模感から、各部署やチームによって業務が細分化され、1人あたりの業務内容は非常に小さいと聞きます。
また、意思決定のフローが長いために、社内調整用の資料やらパワポやらの作成に追われる日々。
エンジニアであったとしても、上流工程が主で自分の手を動かすタイミングは少なく、
「結局、Excelとパワポしか使ってないのでは?」
みたいな状態になりがちらしい。
その反面、ベンチャーであれば個人の裁量が比較的大きい分、若いうちからハードスキルも身につくのかもなって。
若いうちは給料面が不利でも養育やマイホームなどの大きな出費は少ないでしょうし、修行期間と割り切って虎穴に入る人の気持ちも、わかる気がします。
大企業で逃げ切るか。ベンチャーで戦うか。
大企業に就職して、身につくのが社内でしか通用しないスキルであったとしても、定年まで逃げ切れる企業に就職できればいいのですが。
三洋電機やら東芝やら。
自分の会社がどうなるのかなんてわからないわけで。
だったら、終身雇用は端から無いものとしてスキルアップを目指し続ける人生を選ぶか。
中年になっても、若手と同じモチベーションでスキルアップしていけるか。
うーん。厳しい気がします。
大企業で逃げ切ることも、ベンチャーで若手と並んで勉強し続けることも、ベクトルは違っても同様に茨の道なんですよね。
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どんな環境であったとしても、スキルアップは可能です。
でも、自身のスキルアップにおいて、環境要因が大きいことは紛れもない事実でしょう。
キャリアに対して危機感を持つことは最低限として、そこからどう動いていけばいいのか。
まあ結局、僕は大企業に行きます。
怖いので。
ベンチャーに行って、実力社会でやっていく気概もありません。
会社が傾かないことを祈りつつ。南無南無。
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