中高年に運動を勧める意外な理由
運動が世代を問わず、体にいいことは、知られていると思います。
生活習慣病予防に効果があることは、ここでお話しなくても皆さんがよくご存じかと思います。
今回は、私が散歩しているときに気づいた運動の意外な効果についてお話します。
若い時との体の違い
若いころの体は、回復力が早いです。風邪をひいても、睡眠を十分とれば、翌朝スッキリしていることがよくありました。
中高年になると風邪でなくても、そこまでスッキリはしてません。
体調がぼんやりしている状態です。
風邪を引いて十分睡眠をとっても、体調がすごく回復した!と元気になれるわけではなくて、何とか今日は仕事ができそうっていう程度の回復力です。
そうすると、そのぼんやりとした体調が当たり前になってしまい、本当に体調が悪い時との違いもぼんやりとしてしまいます。
これが、中高年の体のリスクなのだと思います。
ランニングの場合
今は、さぼり気味なのですが、マラソン大会に参加する目標があった時には、早朝ランニングをしていました。
走っていて気持ちがいいときもあれば、気分が乗らない時もありました。
アスリートは、自分の体重の増減が100g単位で分かるという話を聞いたことがあります。
毎日、トレーニングを重ねると自分の体が繊細に分かるようになるということの代表例だと思います。
一般の人は、そこまで精密でなくても、いつもより体が重いか、柔軟性はあるかが分かっているだけでも、その日の効率的に活動できるか差が出ます。
ランニングくらい強度の高い運動だと、体重の増減がすぐ分かります。
走ると片足に体重の2~3倍の力がかかると教えてもらいました。
一方、座ってばかりの生活だと体に負荷をかけないので、体調不良も分かりにくいと思います。
運動をしないと体の感覚が鈍くなるのは確かです。
中高年に運動を勧める意外な理由
正解は、体調の悪さに早く気がつくことができるでした。
ランニングの話に戻りますと、今日は体が重いな、股関節が痛むな、気分が乗らないなというときは、思い切ってお休みすることもあり!です。
それによって、未然にケガやオーバーワークを予防できるからです。
また、ランニングに関しては、早朝は人が少ないので、信号などを無理して渡ってしまいがちです。(私も気をつけます)
けれども、車は意外とスピードを出して走っていたり、道がまだ暗いので、事故の可能性もあります。
気分が乗らない時は、判断力・集中力が落ちていることがあるので、注意が必要です。
天気がいいのに、気分が乗らないだけでランニングをお休みすることは、勇気がいります。その次の日が雨予報だったら尚更です。
けれども、マラソン大会前にぎっくり背中で入院してしまった私としては、お休みすることの重要性を本気でお伝えしたいです。
まとめ
今回は、分かりやすいように強度の高いランニングで説明しましたけれど、手軽なスポーツではないと思うので、ストレッチやラジオ体操でも毎日続けていれば、ご自身の体調の変化に気づきやすいと思います。
中高年は、そこを見極めて、運動を継続することが、自分の体を守ることになると覚えてもらえると嬉しいです。
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