靴擦れの呪い|詩
無理して履いていたサイズの合わない靴は、もう2度と脱ぐことはできずに、あなたの身体の一部となった。
靴擦れの痛みがあなたを刺して未来を拒む。
前に進めなくなったあなたは過去の奴隷だ。
後ろを振り向くと、過去の欠片がたくさん落ちている。
あなたは拾ってばかりいるせいで、腰は歪に曲がり、荷物が多くて身動きがとれない。
捨て身で生きたいと願うくせに、自信の無いあなたは、呆れるほど多くの装飾をその身に施している。
ほら、そのくだらない飾りを外してごらん。
その魂さえあれば。
その知恵さえあれば。
武装しなくてもあなたは強い。
今日まで生きてきた。
くじけそうになったけれど、
今日まで生きてきた。
この事実は誰にも奪えない。
絶対に揺るがない。
何も出来ないと、あなたに呪いをかけているのは、あなた自身なのだ。
鉛のように重い肉体など置いていけ。
誰かの呪いを解く放浪者となれ。
いかがでしたか☕️
少しでも楽しんで頂けたら感無量です。もうこの世に思い残すことはありません。嘘です。冷蔵庫の中に、まだ食べかけのフルーツサンドがあるからです。
ページに立ち寄ってくださる皆さま、ぜひご自分の大好きな飲み物と、お気に入りのおやつを口いっぱいに頬張りながら、これからも言葉遊びを楽しんでいってください。おやつには致死量の砂糖を使うのがお勧めです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
#詩 #ポエム #言葉 #創作 #エッセイ #写真 #生きる
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