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新しい言葉を考える-キス編(2)-

前回のnoteで“キスという行為を表す新しい言葉”を考え発表しましたが、
説明文がまだでしたね。これ肝心。


結び折…”触”や”接”などの行為を表す動詞の部分に、他と他をひとつにする意味を持つ”結”を使い、また”折”は二つ折りの紙を互い違いに重ねるように、キスは互いの唇を挟むようにすることから。

結果的な音や漢字から出る雰囲気に和の心を感じる。組紐や折り紙、着物や茶道を連想させるので、なんだか大人しそうなキスだが、舌を絡ませるまでいかないけど、首を何度も傾げ直す様な、長いキスになりそうね。


花挿し…これは花瓶のことではありませんか。ということはやや一方的ですね。どちらかが優位にたってキスをしています。とはいえ花瓶は花も水も溢さぬ故、受け入れ態勢は整ってます。恐らく、女性(的な方)が乱れに乱れて、それを男性(的な方)はその快楽を悦んで受け入れているキスです。舌のこの鮮やかな桃色を思えば、花と訳しても良いかと思いました。

女性は膝立ちで、男性が座ってるシーンが浮かびますね。美しいな。


飴…口の中で転がしていた飴を渡し合う様です。唾液を絡ませ合う、激しいキスになりそうですね。

世の中の大半の飴には味があります。キスにおける味覚を偉大なる先人が沢山喩えてまいりましたが、実際はその時に口にしたものが殆どですね。格好良いのは煙草くらいでしょうか。まあそれを全て”◯◯味の飴”と思うのは勿体無いので、蜜の味だとか、マスカット味としたのでしょう。私は桃を食べながらキスをするのがエロティシズムな予感。


こうして説明文を書くことによって
さらに多くの言葉が思い浮かぶ
キスという行為を表す言葉を
新たに考えるのは容易いのかも知れない

なぜなら みな
花を挿したいと思うからよ

記事をお読みいただき、ありがとうございます。うれしいです。