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【睡眠不足の危険】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、湿度による睡眠への影響についてお伝えしました!今回は、睡眠不足が健康にもたらす影響やリスクについて考えていきます!

心血管の健康と睡眠

習慣的な睡眠の質は、高血圧・高脂血症・冠動脈疾患・血管疾患・心筋梗塞・脳卒中の発症と関連することが報告されており、特に睡眠時間は7〜8時間に満たないまたは過剰な場合はそのリスクが高くなるようです。睡眠の質により、交感神経の活性化や細胞への酸化ストレス、炎症や代謝調節不全が高まることが悪影響となると考えられています。

メタボリックヘルスと睡眠

多くの研究において、習慣的睡眠時間と肥満の関連性は報告されており、特に6時間以下のショートスリーパーでは、肥満の発生率が上昇します。これは、睡眠不足によるインスリン抵抗性の高まりや食欲調節ホルモンの暴走によって脂肪組織機能が変化することによります。持続すると2型糖尿病へと進行していきます。

免疫機能の健康と睡眠

睡眠不足は、体内を炎症状態に導くことがわかっています。習慣的でなくても睡眠不足によって、炎症性サイトカイン・抗体・白血球の発現や産生が引き起こされ、睡眠時間が過剰な場合にも血漿の炎症マーカーが促進されることが報告されています。よって、睡眠不足の状態では、感染率が高まり、回復能力が低下するだけでなく、ワクチンの反応も鈍化してしまうようです。せっかくワクチンを接種していても、睡眠の質によっては効果が発揮できないかもしれません。

認知機能の健康と睡眠

睡眠不足は、アルツハイマー病の発症と進行に関連することがわかっています。睡眠中のメラトニンホルモン等の働きにより、脳内の老廃物となるアミロイドβやタウタンパクが排出されますが、睡眠時間が短いことはメラトニンの分泌総量にも影響するため、老廃物が脳内に蓄積してしまう可能性があります。その老廃物の蓄積により脳の働きに支障が生じて、認知機能は低下し実行機能も低下することでミスしやすくなってしまいます。

予防は、特別なことではなく日々の生活習慣を整えることです。睡眠の質を見直すことで、元気な状態で長生きしていきたいですね!

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