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御厨 匙
2024年9月28日 06:20
地名のつけ方・第2弾。前回の日本篇が好評だったので、今回は世界篇。世界で用いられる地名の接尾辞を40集めた。これらに英語・ラテン語・エスペラント語などの接頭辞を組みあわせれば、良さげな地名が完成するだろう。きょうは接尾辞だけで力尽きたので、接頭辞については自力で探してくれ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)ノシ⌒🥄①ヨーロッパ系1.-ia 古代ローマ時代のラテン語系の地名をあらわす接尾辞「-ia」
2024年9月26日 09:00
小説を書くなかで、架空の地名を用いる必要性に迫られることが多々あります。でも良さげな地名が浮かばない! そんなあなたのために、今回は日本の地名によく見られる50の接尾辞を集めました。こいつに良さげな単語を組みあわせれば、良さげな地名ができあがることでしょう。また、A郡やB村などとアルファベットを当てはめるのも良いでしょう。◯日本の地名の接尾語501.-山(さん、やま) 実例:富士山、六
2022年5月26日 17:07
はじめに(自己紹介のようなもの)小説を書こうと決意したのは13歳でした。いつも書きだしては挫折で、自分には才能がないのかと絶望した日もありました。それから紆余曲折あり、初めて小説を終いまで書きあげたのは31歳。まあ、諦めない才能だけはあったのかもしれません。きっと、昔の私のように、物語を書きあぐねている方は多いでしょう。書きたい。でも、書けない。私が実践してみて効果的だったノウハウを、これ
物語の基本構造物語には最低4つの山が必要です。①主人公登場! 読者の心をがっちりつかんで、物語のキャラや舞台を紹介する序盤。②主人公が最初の転機を迎え、物語にコミットする中盤前半。③物語が印象的に折り返して、主人公が能動的になる中盤後半。④主人公が最大のピンチに見舞われ、苦闘の末に勝利(あるいは意味のある敗北)をする終盤。この基本形に当てはめるだけで、物語は格段に書きやすく、また
2022年5月27日 21:00
何を書くべきか?基本的にあなたの好きなもの、興味の持てるものをテーマ、題材にしましょう。作者が自らの物語に興味を持っているか否かというのは、読者には如実に伝わります。興味を持てないものへのあつかいは雑になりやすいですからね。仮に興味のないものをマーケティング的に書いて、いっときは当たったとしても、もし創作的に、商業的にうまくいかなくなったとき、モチベーションを保てなくなります。何よりも、意
小説の設計図あなたの物語のプレミスを、アウトラインやプロットに膨らませてみましょう。アウトラインは大まかな見通し、プロットはやや詳細な設計図と思ってください。プロットを書き慣れていない方は、アウトラインから始めましょう。ようはアイディア出しです。主人公の設定、主要キャラたちの設定、舞台設定、キャラの動機と行動、キャラ同士の関係性、セリフの断片、起承転結の流れ……。イメージを喚起するイラスト
2022年5月28日 01:00
とにかく書きはじめよう物語の書きだしは、小説執筆の最難関です。車でいえばエンジンが温まっていない状態ですから、うまく発進できません。上手に書けなくて当然です。とにかく書きはじめてしまいましょう。多少まどろっこしくてもぎこちなくてもおかしくても、あとでいくらでも直せます(過去を改竄できるのが小説執筆の醍醐味です)。まず、勢いよく始めることが大切です。魅力的なファーストシーンのコツはいくつかあ
2022年8月1日 00:00
5.人称と視点一人称(私は、僕は、俺は、吾輩は)、二人称(君は、あなたは、おまえは、貴様は)、三人称(彼は、彼女は、警官は、スティーヴは)……と3種類の人称がありますが、小説において二人称は特殊なので、ここでは一人称と三人称のみをあつかいます。一人称で書く場合、語り口はキャラの知性と性格に大きく左右されます。キャラの知覚できるもの、目に映るものしか描写できませんから、視点キャラの外見・表情
2022年5月28日 15:00
6.シーンの区切り方⑴空白行について多くの本のページは、いくつかの段落ののちに、数行の空白を挟んで(または記号を挟んで)、また新たな段落群が始まっています。ここからは別の節、セクションですよというサインです。小説において、節を切り替えるべき基本的なポイントは以下の4つです。①場所が変わる。②その場所の環境が変化する(天気が急変する、キャラの顔ぶれが変わっている等)。③時間が大き
2022年5月28日 17:30
伏線とは?伏線とは、のちの展開のヒントをあらかじめ(さりげなく!)読者に見せておくテクニックです。その展開がその場の思いつきではないぞという作者のアピールであり、読者に対するフェアプレイです。その伏線を読者が見落とし、あるいは気づいても展開が予測不能なら、なおかつその伏線からの展開が必然的なものであれば、読者は膝を打ちます。キャラ=伏線、アイテム=伏線、セリフ=伏線、エピソード・解説=伏線
2022年5月29日 08:30
キャラの魅せ方書き手は、えてして完全無欠で一切迷わず恐れないキャラを登場させてしまいがちです。おそらく読者はそのキャラを心配する気にならないでしょう。キャラの迷い・恐れ・葛藤が物語のスパイスになるのです。出来事が物語を興味深くするのではなく、その出来事に対するキャラのリアクションが物語を興味深くします。⑴動機第一欠落や不足のないキャラは、主人公たりえません。主人公の動機と意図で、物語が
2022年5月30日 00:00
セリフについて⑴セリフの意義たしか黒澤明監督が、"サイレント映画のつもりで脚本を書く、どうしても必要な場合だけセリフを入れる"という趣旨のことをおっしゃっていました。監督らしいストイックな姿勢です。ただ、小説においては、そこまで厳密でなくても良いかと。というのは、セリフの極端な少なさは、「売れない」と編集者が判断する材料になるからです。セリフはアクションが近いことを知らせる指標という側
2022年6月22日 18:00
文章と文体⑴文章作法あなたの書く文章は、読者にとっての楽譜だと思ってください。読者は文章を初めに音として再生し、次に映像として立ちあげ、物語の世界へ没入します。まず音としての文章を意識しましょう。音楽のように長短の文を織り交ぜたほうが、リズムが生まれやすいです。自分の文章を音読してみましょう。音読が苦手な方は「文章読み上げ」機能を使用してください。文章のひっかかりやまどろっこしさが浮き
2022年7月5日 18:00
ネーミング⑴題名とペンネームキャラの名前よりも重要なのが、題名とあなたのペンネームです。書店やECショップで、まず読者が目にし、購入の判断材料にするものです。題名をテキトーにつけてしまう人がほとんどです。新人賞の選考の段階で題名の良し悪しが加味されることはほぼありませんが、いったん書籍化(あるいはWeb発表)した場合、題名はあなたの名刺がわりになり、それがデビュー作や代表作となれば、あ