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初スペイン旅 : スペイン文化 年越しは12粒のぶどうで 2010-2011(ザモラ、スペイン)

年越しは家族・親族で過ごすのは、スペインも同じで、私たちも彼のお母さんと一緒に、近くに住む親族のお家にお呼ばれしました。

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彼のおじさん。スペイン着いてびっくりしたのが、小柄な人が多いこと!ヨーロッパの人って、みんな背が高いイメージだったんですけどね。

ちなみに彼のお母さんは背が低い(私より小さい)んですが、彼は背が高い(185cm)です。そして、彼のおじさんは写真のように私(155cm)より少し高いくらいなんですが、従兄弟(男)は背が高い(178cm)んですよね。そこ不思議!彼曰く、自分の親の年代までは小さかったけど、自分たちの年代からは、急成長が起こったっていうんですよ!ほんまかいな?って!!どうやってそんな急変化が起きるのか??でも、確かに外を歩いてみると、彼のお母さんの年代くらいの人達やお年寄りは小さいんです。そして、私や彼の年代は、大きい(彼と同じような身長180くらいの人が多い)んですよね。不思議です!

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タパス料理でニューイヤーパーティーです。

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もうしつこいくらい書いているんですが、スペインの夕ご飯は、通常22時過ぎです。なので、食べておしゃべりしていると、あっという間に年越し近くになりました。

年越し近くに慌ただしくキッチンから持って来られたのは、

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12粒のぶどう!年越しそばではなかったです!

スペインでは、新年を迎えるときに12粒のブドウを食べる習わしがあります。その12粒のぶどうは、新年の12ヶ月を象徴していて、それぞれの月の幸運を祈るという意味があるのだそうです。そして、カウントダウンの鐘の音とともに、12粒のぶどうを食べ、みごと12粒食べ切れたら新年に願い事がかなうと言われています。

こりゃー願い叶えるしかない☆参加してみました↓

マドリッドのプエルタ・デル・ソルやバルセロナのカタルーニャ広場でカウントダウンに参加することもできますが、スペイン人は家族みんなで、プエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘が12回鳴るのが全国テレビで生中継されるのを観ながら、その鐘の音に合わせて12粒のブドウを食べ、その後、カバ(スペインのスパークリングワイン)で乾杯(この時グラスにゴールドのものを入れておくと金運アップするそうです。)するのが、お決まりパターンです。

なんと幸多い年越しか!

ただ、この小粒のぶどう!なかなかのラスボスなんです!!動画を観てもらうとわかるように、毎年やってるはずのスペイン人でさえ、失敗するときがあります。

鐘は約3秒ごとに鳴るんですが、この3秒が短い!その間に、ぶどうが仕込んだ爆弾(タネ)と防弾チョッキ(皮)を吐き出さなきゃいけないんですが、ちょっと後で出せばいいから、とりあえず口に爆弾溜めておくか、なんて絶対しちゃいけません!爆死します。強者(スペイン人)は、防弾チョッキは食べちゃいます。私も、英国でぶどうの皮は出さないものと教えられたので、防弾チョッキは出さずに、なんとか口に12個入れましたが、爆弾が・・・。

真剣な話、ぶどうを詰まらせ、お亡くなりになる方が毎年いるそうなので、スペイン人の方も、そのスペイン文化に参加してみたい方も、無理はしないようにお気を付けください。

さすが、情熱の国!年越しから命がけ!!


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