うみね しゅう

うみね しゅうと申します。pixiv、エブリスタなどに小説を投稿しています。ここには練…

うみね しゅう

うみね しゅうと申します。pixiv、エブリスタなどに小説を投稿しています。ここには練習で書いた文章や、ちょっとした詩、日記、本や観劇の感想などを投稿していこうと思います。

最近の記事

沼は深いぞ、天才劇団バカバッカ

私が現在進行形でハマっている沼 それは… 天才劇団バカバッカ 声優の木村昴さんが座長を務められている劇団で、レノ聡さん、野村龍一さん、赤間直哉さん、津賀保乃さん、うみぐちうみさん、平井杏奈さんがいらっしゃいます✨(役者さんのみのご紹介) 劇団員さんのご紹介 本当に最高な方達です! お芝居のジャンルはコメディーで、観劇した人は皆ハッピーになること間違いなしです! 毎公演楽しくて、終わった後は表情筋が筋肉痛になってしまいます笑 実はまだ沼にハマってからの日は浅く、そこ

    • 神経質なほどの無い物ねだり

      「あなたは人の気持ちを理解できる優しい人だね」 子どものころから幾度も言われてきた言葉だ。 この性格は、幼少期から様々な作品に触れてきたこと、そして、いじめを受けたことが影響してるのではないかと思っている。 他人の感情に無関心でいられるよりは人間らしく、そして協調性にも繋がるので、この性格を恨んだことはなかった。 これまでは……。 しかし、最近は他人に無関心な性格だったらどれ程幸せだっただろうかと思うことが格段に増えた。 報道やSNSで望んでいない情報を習得してしまうこ

      • 【SS】外野の僕も残念です

         天井高くに掲げられているマリングッズを見上げる。サーフボード、サーフボード、サーフボード、ゴムボート……。  どこもかしこも天井近くに商品が積み上げられているが、これだけ大きいと、やはりどの商品よりも目を引く。 「これさあ、買う人いんのかなあ?」  姉がサーフボードを見上げて言う。 「さあ……。いるんじゃないの? 今年も置いてあるんだし」 「でもさあ、今年もどうせ遊べないでしょ」 「ああ、確かに……」  姉との何気ない会話で、ふと昨日SNSで見かけたニュースを思い出した。

        • 【SS】アラームはバターの香り

           チーン  リビングに甲高い音が小さく響く。オーブントースターを開くと、閉じ込められていたバターの香りが「待ってました」と言わんばかりに飛び出していく。香りに酔いしれていると、寝ぼけた脳が目覚めていった。  帰ってくるなり、父さんがテーブルに食パンを2斤置いた。 「これどうしたの?」 「会社でもらってきたんだよ。朝メシで食べて良いぞ」 「俺はいいよ。どうせ時間ねえし」 「ギリギリまで寝てるからでしょう」  母さんが食器を運びながら言ってきた。    朝は苦手だ。いや、苦手と

        沼は深いぞ、天才劇団バカバッカ

          【SS】雨に打たれる勇者と罪人

          少年が長靴で水溜まりに飛び込む。無邪気なものだとその光景を見て和む。それも束の間、少年は母親にこっぴどく怒られた。どうやら泥水がスカートに跳ねたらしい。 自分はといえば、水を含んでどんどん重くなっていくスニーカーに気分が沈んでいくばかりだった。靴にこだわりがないのが仇となった。自分が持つ靴は出勤用の革靴と、今履いているこのスニーカーしかない。 自分にもあんな時期があったなあ。雨を純粋に楽しんでたのはどれ程前だったっけ? 怒られてもなお、少年は果敢に水溜まりに入っていく。

          【SS】雨に打たれる勇者と罪人

          【散文】深海に潜む海月

          まただ。 気が付くとあの人を目で追ってしまう。 友達があの人の話をよくしてた。 可愛い、可愛い、とよく写真を見せてくる。 「そうだね」とお決まりの返事をする度に、脳内にあの人の顔が刷り込まれていく。 艶やかな黒髪は少しクシャっとしていて、動物のように撫でたくなる。 少し垂れた黒い瞳は笑顔だと錯覚してしまう。 儚げに笑う顔はガラス細工のようで、触れたら粉々に壊れてしまいそうだ。 初めて姿を見たとき、綺麗な人だと思った。 好きという感情に発展はしなかった。 ただ見ていたい

          【散文】深海に潜む海月

          【SS】安くはないけど甘い相棒

           扉が開くと複数の甘い香りと、心地の良い苦味を帯びた香りが鼻腔をくすぐる。  次から次へと来る客のオーダーを一つ一つ確実に作っていく。落ち着きを求めてこの場を訪れる私たちに対して、店員はいつも忙しない。無駄の無い動きで氷砕き、クリームをのせ、シロップをかけ。その忙しない動きがあるからこそ手早く美味しいドリンクを堪能することができる。  店員の動きに感心しながら列に並ぶ。今日はフラペチーノだけと固く誓った心を惑わす甘い悪魔がガラスケースに並ぶ。ああ、この新作のケーキはまだ食

          【SS】安くはないけど甘い相棒

          【詩】たゆたう月

          たゆたう…… たゆたう…… 力なく泳ぐくせに 器用に周囲とはぶつからず ふわりふわりと たゆたう…… たゆたう…… 何も感じず 何も考えず ふわりふわりと まわりからの攻撃など 「私は知りません」とでも言いたげに ただ浮かぶ たゆたう…… たゆたう…… 狭い水槽でもぶつからず 自分の道を見いだして どこへ行くわけでもなく ふわりふわりと 窮屈な場所にいるはずなのに どこまでも優雅で自由なやつ 自由の意味など知らないくせに 自由の意味を知らないからか たゆた

          【詩】たゆたう月

          「うみね しふ」と申します

          初投稿です。タイトルどおり「うみね しふ」と申します。「しふ」と書いて「しゅう」と読みます。 pixiv、小説家になろう、エブリスタなどに小説を投稿しています。 ここには練習で書いた文章や、ちょっとした詩、日記を投稿していければと思っています。 ここまではプロフィールと同じですね 「自分のやりたいことって何だろう? 」と最近よく考えます。 そういえば学生時代はよく小説を書いてたなあ。 小説家になりたい。 絶対に叶わないと分かっているくせに、子どもの頃からずっと諦

          「うみね しふ」と申します