見出し画像

INFPの戯言

みなさんはMBTI(Myers-Briggs Type Indicator)という性格診断をご存知ですか?MBTIとはかの有名な心理学者ユングの『心理学的類型』という著作に基づいて、ブリッグスとマイヤーズの母娘が作成した、性格診断テストのことです。

概要が気になる方はぜひ調べてみてください。

今回は私、ウミ婆がMBTIを受けた結果についての感想を書きます。
MBTIのテストを受けられるサイトはいくつかありますが、今回は16Personalitiesというサイトを使いました。


INFPの基本性格

過去に何度がテストを受けてみて、多少の揺らぎはあったものの、「INFP-T」という結果が最も多かったので、こちらを取り上げていきます。

まず、基本的な性格について。INFPは仲介者型と呼ばれているそうで、どの解説を見てもだいたい以下のような特徴が挙げられていました。

・思いやりがある
・芸術的なものが好き
・独創的
・寛大
・感情的で、論理性を欠く
・柔軟性がある
・親切
・受け身
・打たれ弱い
・一人が好き、個人主義
・コミュニケーション能力は低くないが、自分の考えをあまり口に出さない
・こだわりが強い
・実用性が低い
・理想主義

「思いやりがある」「親切」はたまたま需要と供給が一致しただけだと思いますが、それ以外はかなり当てはまる節があります。


INFPの心理機能

引用:https://narukinhonda.com/narushinrigaku/mbti/8cfpermu0.html

次は心理機能(認知機能)を見ていきます。

第一機能(主要機能):Fi 内向的感情 ー 個人の感情、信念を重視する
第二機能(補助機能):Ne 外向的直感 ー 可能性と推測の拡大
第三機能(代替機能):Si 内向的感覚 ー 事実やルールを重視する
第四機能(劣等機能):Te 外向的思考 ー 実世界の客観性や論理性を重視する

第一機能と第二機能は優先的に使っている機能で強みとされるもの。第三機能と第四機能は無意識に使わないようにしている機能で苦手とされるもの。だそうです。
第五〜第六機能とも絡めて見ていくと面白いですが、長くなるのでまた今度にします。

Fi(内向的感情)が主機能なので、他者を見たときにまず自分の価値観と照らし合わせて、好きか嫌いか、良いか悪いか、「どう感じるか」を自分の中で判断するみたいです。

そして、価値観と合わなかったり、嫌いだなと思った時に、補助機能のNe(外向的直感)を使って、「~なのはなぜ?」「~かも知れない。」「~なんじゃないか。」と自問自答しながら可能性と推測を拡大させていくそう。

これは個人的な感想ですが、可能性と推測を拡大させていくうちに共感できる部分が少しでもあれば大抵のことは受け容れられるので、そういった部分が「寛大」や「柔軟性」といった特徴に繋がってきているのかなと感じます。

思考のプロセスとしては「他者を見てこう思う→善悪フィルター→推測の拡大」といった感じ。これで、大体のストレスは回避できます。

INFPの受けやすい評価

私が「性別や年齢、立場に関係なくどんな人でもとりあえず受け容れられる」のが実は当たり前じゃないのだと気付いたのは割と最近です。

「ルールを破る人がいたら、その人は悪い人」とはっきり言い切るのがマジョリティだし、「論理的に考えられて正しい人の方が価値がある」とされることも少なくありません。それもこれも、きっと、「ルールを守って輪を乱さないことが思いやり」だったり「論理的に分かりやすく伝えることが思いやり」だったり「より多くの人が納得する正しさを提示することが思いやり」という価値観を持った人が多いからなのだと思います。

社会生活を送る上で、特に組織の中で人と一緒に何かをするときこういったことが重要になるのは事実です。が、そんな世界線で頑張って生きててみんな苦しくならないんでしょうか?

私は甘ったれなので、「人間の価値ってそんな数値化できるものか?」「みんなそれなりに考えがあってやってるんじゃないの?」と感じる場面が数多あります。
とはいえ、かく言う私もそれを言葉や行動にしてその場で表明することはできないので、なんとなく周りに合わせて生きている訳ですが。そんな自分がやるせない。

いろいろな考えがあっても言わないのは、「自分は自分、他人は他人」だと考えているからです。言うと考えの押し付けやジャッジになってしまう。他者の感じたことや価値観を否定したくないんです。

そうやって、自分の気持ちや考えを言わないでいると、「のんきなやつ」「人畜無害な腑抜け」といった評価を受けるようになります。受け取った波を吸収してしまうのだから、波及効果はゼロですよね。何かを起こすことができない人間、おまけにお金や地位、名声に興味がない、ビジネスの場面では際立って「無能」です。

じゃあ何ができるんだろう

そんな人間に何ができるんだろう?と言うのはいまだに悩みどころです。
「利益」や「社会的な価値」みたいな大きな価値をいったん取り払って考えるとすれば、

「個人的な関係性の中で、付かず離れず、その人の頑張りを理解する」

これに尽きると思います。

特に、縁の下の力持ち的な人を正当に評価して、その人の価値を言語化して感謝を伝える能力はあると自負しているし、それでその人の心を癒すことができたら一番いい。

広報運動家、いわゆるインフルエンサーのようにより多くの人に価値を広めていける力があればもっといいのだろうけど、残念ながら、私の能力は限られた範囲の限られたニーズにしか適応できない。

身の回りの、私を生かしてくれている人の心を癒す。
その方法を模索していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ご感想など聞かせていただければ幸いです。
それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?