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【対談インタビュー】ヘアメイクサロンDityca...「大好きな人と長く一緒にいたい」美容サロンオープンまでの物語 横浜店オープン記念オーナー&店長対談vol.1


オーナー汎愛さん、横浜店店長風佳さん


名古屋を中心に展開するヘアメイクサロンDityca…
2023年5月1日に新しく「Dityca…luk(横浜店)」がオープン!

その記念として、Dityca…オーナーの高桑汎愛(ハンナ)さんと、横浜店店長の大橋風佳さんの対談インタビューを行ないました。

ハンナさんの生い立ちから、Dityca…オープンまでの物語。
そして、風佳さんのDityca…への愛や横浜店にかける想いをうかがいました。



牧師の両親から受け取った愛と起業への道

牧師の両親の元に生まれたハンナさん。教会や神学校の中に家族と住み、暖かい優しい家庭環境で育ったと話します。

「幼い時の記憶で印象的な事があります。
3歳頃、母と一緒にお風呂に入っていた時の話です。ふとした会話の中で『ハンナよりもお父さんお母さんのほうが先にバイバイになる(亡くなる)。』と聞いて。私はそれがものすごく悲しくて、大好きな人と離れるのが嫌だと言って泣きながら暴れたんですね。

そんな泣きじゃくる私の元に父が来て、号泣する私に優しく語りかけてくれました。

『ハンナ。お父さんとお母さんは先に、離れてしまうけど
亡くなった後も天国にいけてまたいつか再会できるよ。』

当時、その言葉の意味は理解できなかったけれど、心がとても落ち着いて平安な気持ちになったのを覚えています。この記憶から、今も大好きな人と別れたくない。信じていればずっと一緒に居られる。大好きな人とずっと一緒にいたい。大好きなひとで周りを埋め尽くして生きていきたい。と思うようになりました。」

愛情、誠実さいっぱいの心豊かな環境で育ったと話すハンナさん。
しかし、父の転勤で住む場所を転々とする中でハンナさんの心に変化があったのだと言います。

「そんな温室の中で成長していった私なのですが、中学くらいの時父の転勤で三重県に引っ越すことになったんですね。
その時にものすごい反抗期になってしまって。普通のレベルではないというか…、犯罪の一歩手前のような。家出したり、学校も行かなくなって。身も心もとても荒れてしまった時期がありました。」

「その時に、もともとの私の人格から変わってしまった。その状態が1年くらい続いて…。大切な人や知らない人までも傷つけたり悲しませたりしてしまったんですね。
でも、育った環境が本当に素晴らしい環境だったから、荒れている自分が合わなくて。もともとの良い状態に戻りたいと思うようになっていきました。」

荒れた自分から元に戻りたいと願うようになったハンナさんは、自分の進路について考えるようになります。

「中学に行っていなかったので、もちろん高校にも進学もできなくて。これからのことを考えた時に、大学とかもいけないしどうしようかな…って。

もともと私、大人数だったりとか、学校とか団体行動ができない人だったんですね。だからきっと社会に出てからも会社の中で働けないことはわかっていたので…。漠然と自分で何かやろうかなと思っていました。

名古屋の通信制の学校に通う事に決めて、そこから一人暮らしを始めました。その中で、経営学を勉強したり、留学したり、働いたりして色んな事を経験して。自分で事業を起こしたときに良い環境を作れるようにと思って頑張っていました。」


家族の死。重なる悲しみから与えられた使命

自分の道を模索し、奮闘していたハンナさん。そんな彼女の身に、重なる悲しみが起きたと話します。

「高校2年生の頃、様々な理由があって兄が精神病で自ら命を絶ちました。同じ時期に、両親が務めていた教会と想いのズレが生じてクビに。転職先も見つからないまま無職になりました。同時期に姉二人も精神病になり、母もうつ病に……。本当に一気にいろんな事が重なりました。

その時はやっぱり、この世の中の矛盾とか…社会の理不尽さとか。なんで!?っていう怒りが湧いて。大切な人が苦しんでいるのを目の当たりにして…、暗闇の中にいました。」

「でも、心が少し落ち着いてからは”大切なことに気づかされた”なと思いました。
本当に良い環境を私の周りだけでもつくっていきたいと、その使命が与えられたんです。

だから私はその苦しみに感謝をしています。その事実さえも、すごく愛すことができる自分がいる。私は周りに正しく導いてくれる人がいたから気づけたけれど
兄や姉のように苦しんでいる人が世の中にいて、その選択によって良くないほうに進んでしまうことがある。だから私は社会に出て、私の周りから良い環境を作りたいと思いました。」

高校3年生になり、事業の中身を考えはじめたとのこと。
「最初はいろんな業種を考えていました。不動産とか、はたまたお葬式とか。一番好きなことって何だろうと考えたときに出てきたのが美容でした。その道へ行こうと決めて、美容学校に通うことにしました。」

小・中学校時代から、自分でヘアメイクするのが好きだったと言うハンナさん。少ないお小遣いの中から、オークションで安く化粧品仕入れるなど工夫してメイクを楽しんでいたと話します。

「最初美容を選んだきっかけは、自己中心的な想いが強かったと思います。メイクが好きで、かっこ良いし、心地いい。キラキラしててワクワクする!という感じで。

でも実際に美容の会社に就職してやり始めていく中で、その気持ちから変わらないといけないと思って切り替えました。

今までの自分は自己中心的で、周りの人や環境から沢山の事を教えられて与えられる側だったけど、いつかは与える側にならないといけないなぁと。」

「私はサーバントリーダーシップの考え方を大切にしています。その方のために仕える、支える。
どんな職種でもお客様やスタッフのために仕える支えるって大事だと思うのですが、奉仕をしながら仕事をする。を軸に考えていますね。」


【後編へ続く▼】
◇ヘアメイクサロンDityca...「想いを込めてオープンした大切な店と、一緒に支えるスタッフとの歩み」横浜店オープン記念 オーナー&店長対談vol.2


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