2022/05/21 世界工場の終焉

アメリカは中国製通信機器の排除法で中国製ハイテク製品を国内市場から排除していた訳だが、ロシアによるウクライナ侵攻によって、さらに加速されそうだ。

現在、アメリカのバイデン大統領がアジア歴訪の旅に出ているが、最初の訪問国の韓国は半導体工場の見学から始まった。

現在、日本でも半導体不足は深刻。
日本の輸出産業の柱、自動車産業も半導体不足によって生産縮小している。
この状況は長期化が予想され、対策としてTSMCの工場を九州に誘致している。

こうした動きはアメリカを中心とした西側諸国は長年中国の安い労働力に頼った製品製造のサプライチェーンを見直すという大きな流れを作り出している。

数年後には中国は世界の生産工場ではなくなるだろう。。。

では、そうなった時、中国はどうなるのか?
中国の人口規模からして国内需要だけでも十分やっていけそうな気もする。
しかし、外貨獲得が出来なくなると輸入が先細りとなり、最悪の場合、食糧危機になりかねない。
そういった状況を招かない為に中国経済圏の拡大を行っているのではあるがまだ確実なものになっていないのが現実だ。
そうなると、最悪の事態のシナリオが発動される可能性が高まる。
国際社会から中国が締め出されればされるほど、中国の国土を広げようとする行為が高まる。
中国の考え方においては、世界を中国にしてしまえば何の問題も発生しないのである。


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