母と娘
紫陽花が咲き始めると
「あなたが生まれた日を思い出すわ」といつも母が話すので
子どもの頃から紫陽花が何となく気になる存在。
長い月日、素直になれなかった。
母の素敵なところより、苦手なところばかりが気になって、
随分と可愛げのないことを言っていたなぁと。
そんな私が意を決して2年前の誕生日に
とてもとても面映ゆい思いで
「産んでくれてありがとう」を母に伝えた。
母からは「私の大切な宝物よ」と返ってきた。 直接、伝えられて清々しくもあたたかい気持ちで心地よくなったのを憶えている。
ここ最近は、10日に1度ほどの電話が、
ステイホームで毎日となり
素直な心で母との会話を楽しんでいる。
そんな心の変化で、何となく気になる存在だった紫陽花が大好きな存在になった。
飛鳥の小径にお散歩へでかけようと決めていた日の前夜、恵みの雨が降り、いちだんと輝く紫陽花を愛でることができました。
母と娘の香り
「水の恵」
Spearmint
Thyme
Fennel
Palmarosa
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