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選んだわけではなく、気づいたら選ばされていること
決める、選択するということは、負荷が高いアクションの一つだ。
やるか、やらないか。
やめるか、やめないか。
行くか、行かないか。
日々の選択が、自分自身を作っている。
「自分軸で選択し、生きることがセクシーである」とアンダーウェアを通して発信している。もっと多くの人が、I should や I have to ではなく、I want で生きられる世の中にと願っている。
私自身も、I shold の世界を脱出して、I want で生きる道を選んだ。
このnoteを読んでくれているあなたも、もっと自分らしく生きたいと思っていたりするだろうか?
そんなあなたに、はじめに伝えておきたい。I want で生きる道は、とてもとても大変だ。辛い。苦しい。やりたいことをやる選択をしたつもりが、かえって自分が何をやりたいのか分からなくなる。これまで会社や、社会の枠組みの中で築いてきた実績や自信など、何の意味も成さなくなる。
それでも、やりたいことをやる覚悟はあるだろうか?
やりたいこととは
これまで、したいことは大抵できた。どこどこに旅行に行きたいとか、こういう会社でこういう仕事をしてみたいとか、このお店であれが食べたいとか。
やりたいことをするためには、やりたくないこともしなければいけない。美味しいものを食べるために、会社で働いてお給料をもらうなど。
私の場合、その「しなければならない」をやることは、特に苦痛ではなかった。仕事は嫌いではなかった。むしろ好きだった方だと思う。やってみたいこともやらせてもらえた。人にも恵まれていたし、人間関係で悩んだこともない。それなのになぜ、会社員をやめ、個人事業主になり、やりたいことをやってみるという道を選んだのか?
アンダーウェアをつくること
文章を書くこと
これらが、私の「本当にやりたいことだった」、というのは違和感がある。私はやりたいことをやるために、今の道を選択したわけではないということに気がついた。
何のために生きてるのか
それまでの人生、特に不自由なく、真っ当に生きていた。仕事をしていたし、結婚を意識して婚活をしたりもしたし、他人と同じような「普通の人生」を生きていた。お金に困ったこともない。
それなりに出来たしそれなりに楽しかったけれど、どれも自分が本当に生きている実感がなかった。人生のゴールに向かっている実感が持てなかった。
会社で与えられた仕事を頑張って、時に旅行をしたり美味しいものを食べたりして、婚活を頑張って、結婚して、子供を持って。
それで、それから・・・?
その次は、何だというのだろう。
死ぬときに、自分の人生はこれで良かったと100%言い切れるのだろうか?
自分の人生、このまま終わりに向かうのかと思うと、人生がよく分からなくなった。「自分は何のために生きているんだろう」という疑問が、頭の片隅にいつもあったように思う。
やりたいことをやって生きる覚悟なんてなかったけれど
私は、やりたいことをやりたい!もっと私らしく生きてみよう!なんて積極的な決断をしたわけではなく、今のままの自分に納得できなかったから、別の道を選ばざるを得なくなっただけだった。そこに「アンダーウェアブランドで女性のライフスタイルを変える」という、突然のミッションが湧き出てきた。そこに「やらない」という選択肢は、最初から見当たらなかった。
だから、やりたいことをやって生きるぞ、なんて大層な覚悟はなかったのである。けれど一歩踏み出ししまった。そうしたら、階段を登ることも降りることもできず、階段の踊り場でしばし立ち尽くしている。
降りたくないならば、登るしかない。
あなたも本当は分かっているんじゃないだろうか。「今のままでは後悔するかもしれない」。ならば、先に進むしかないのだ。選択とは、自ら積極的に選んでいることだけではない。気づいたら(自分自身に)選ばされているということだってある。
焦って決める必要はない。じっくり自分の心の声に耳を傾けて、たくさんの未来を思い描いて、悔いのない選択をしよう。自分が心からワクワクすることを選ぼう。
ありがとうございます。下着作りに活用させていただきます🎀✨