見出し画像

【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】避難所に最後に残るのは身寄りのない一人暮らしの高齢者!周りの支え合いの精神が不可欠です

2024年1月1日に発生した能登半島地震で、石川県輪島市は学校や公民館などの1次避難所を開設しました。避難所は、多くの被災者に一時的な安息の場を提供しましたが、市は8月末をめどに避難所を閉鎖する見通しであることを住民に示しました。この決定の背後には、仮設住宅の建設が進んでいることや、水道などの基本的なインフラの復旧が進むことがあります。

市によると、全国からの応援派遣職員による直接の避難所支援は5月末で終了し、その後は避難所の運営を住民の自主運営に切り替える予定です。また、避難者の住まいの確保状況に関する聞き取りも実施されることが決まっています。

発災直後、避難所は大混雑しますが、時間が経つにつれてその人数は減少します。最後まで避難所に残るのは、自宅での生活が困難な家庭、特に自活が難しい身寄りのない一人暮らしの高齢者です。

輪島市ではないですが、知人で一人暮らしの高齢女性は、避難所が閉じる直前まで公民館にいたのですが、町職員から毎日毎日「いつ出ていくの?」と聞かれ、居づらい思いをして半壊の自宅に戻りました。

避難所の閉鎖が迫る中での住居の不確かさは、高齢者にとって大きな不安をもたらします。彼らが安心して生活できる環境を整えるためには、彼らのニーズに応じた適切な住まいやサポートサービスの提供が急務です。

避難所生活を終えるその日まで、高齢の方々が人間らしく、尊厳を持って生活できるように支援することが大切です。

この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

防災いまできること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?