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親としての自分のエゴを子どもに押し付けてはいないだろうか。

 8/4(水)に【co-ed cafe(コエド カフェ) vol.12】を行いました。トークテーマは「子どもと関わるときに大切にしていること」。今回は小学校の先生、サッカースクールのコーチ、小学生のお子さんのパパと総勢12名の方にご参加いただきました。

■パパの信念


 「ご自分のお子さんとどのように接していますか?」の問いかけに「子どもとのスキンシップと「大好きだよ」を毎日欠かさず行っています」と一人のパパさんに答えていただきました。これを聞いていた小学校の先生からは
「とても素敵だと思います」
「お子さんは保護者の方からの愛情を一心に受けていて幸せですね」
という声が上がり、トークの場が一気に和みました。一方でこのパパさんは 

「命に関わること」                          「人を傷つけること」                          「嘘をつくこと」

の3つに関わることは厳しく叱っているそうです。ただ、その背景にはご自分の経験上、この3つを幼少期からしっかりと理解しておくことが我が子の幸せにつながるという「信念」があるようでした。

■「親」としての成長のために


 子どもが産まれたその瞬間から私たちは「親」になるわけですが、その時点では「親」としては駆け出したばかりの「初心者」なわけです。それでも「親」になると、途端に我が子に対して自分のエゴが出てしまう、自分の思い通りにさせたくなってしまうのはどうしてなのか、という問題提起がなされました。これにはお子さんをもつ参加者の方々も納得といった感じでした。
                                     この問いに対して、一人の小学校の先生が「叱るのには目的が必ずあるんですよね」という話をしてくれました。学校でも子どもを叱る場面はあるけれど、必ず「なぜ先生はあなたを叱っているのか」の目的の部分を伝えるようにしているということでした。
                                     親目線で考えてみても、ここに大切な要素が詰まっているように思います。どうしても出てしまう「自分のエゴ」。それは子どものためになっているのか、なっているのだとしたらそれを一方的に言うのではなく「パパ、ママはこう思っているからあなたを叱っているんだよ。」と自分の思いを我が子と共有する必要があるのではないかということです。
                                     この繰り返しが子どもとの信頼関係の構築につながり、「親」として成長していくための一歩になるのではないでしょうか。

■【co-ed cafe】の目指すところ
 

 最後に、参加いただいた小学校の先生のアンケートにあった記述をご紹介します。    
                                   「子どもと接するときに大切にしていること」という向き合うべきテーマを、熱く楽しく語り合うことができました。先生方、保護者の方々それぞれに思いがあり、それを共有できることは本当に価値のあることだと思います。(以下、略)」
                                     我々weclipが【co-ed cafe】を実施するにあたって、「教育は先生だけのものではなく、保護者の方、地域の方と一緒に行っていくもの。その土台作りのためにまずは双方が教育について考えていることを話し合える場を作っていくことが大事なのではないか」という思いをダイレクトに受け取っていただいていることをうれしく思いました。

 【co-ed cafe】はすべての人に扉を開いて、ご参加をお待ちしております。
最後になりましたが、参加いただいた皆様夜遅くまでありがとうございました!

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