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W杯日本人サポのゴミ拾いは「掃除人の仕事を奪う」って考え方は古すぎる!(日本とフランスの掃除の歴史比較(後編))

以前、フランスのネットを中心とするメディア「BRUT FR」が、日本の子供が学校で清掃する姿を見て、感心して紹介したことがありました。

すると、そのことに対し、子供が学校で掃除することに、奴隷と言う言葉を持ち出してくる人が現れたのです。

彼らに奴隷制度を、迅速に学ばすことができるね。

え~~∑(゚Д゚; )掃除することは、奴隷?!

・・・びっくりです。

この奴隷の話に関連しますが、日本のサッカーのサポーターが清掃をしている姿や、日本人がパリを清掃し始めた時、一部のフランス在住の日本人の中に、

「迷惑だ」

と言う人がいます

なぜなら、「掃除の仕事=下層の仕事」 「それを率先している日本人=下層」と思われたくないというのがその理由です。

まあ、古い考え方だとは言え、フランスにいるとその気持ちもわかります。

「みんなで一緒に働く日本」と違い、フランスは「階層社会」

階層が高ければそういった下層と位置づけられる仕事はしないからです。

だから、自らすすんでやる日本人は、やらないフランス人に鼻で使われる可能性だってあるかもしれない。

しかし、それは、どうしてそうなったのでしょうか?

ということで、↓『日本とフランスの掃除の歴史比較(前編)』では、掃除の考え方や衛生観念が日本とフランスではかなり違ったことをお話しましが、

今回は、階層による掃除やゴミ拾いに関する違いを説明していきたいと思います。

日本の江戸時代の清掃とリサイクルの感覚と、フランスの感覚の違い

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