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冬の窓

クリスマスツリーはいつ出すの?

リビングの前のアカシアの葉が落ち、前年末にはじめてこの部屋に来たときと同じ、白っぽい空が遠くまで見通せる眺めが戻ってきた。

木の葉がないと、梢で追いかけっこをしたり居眠りしたりしているリスのすがたがよく見える。今朝も、窓のすぐ前の枝に4匹も来ていて、子どもたちがよろこんでいた。

ハイド・パークの冬季遊園地「ウィンター・ワンダーランド」も開幕した。クリスマスツリー(生木)の路面販売も始まった。デパートやモールばかりでなく、個人宅の窓にもツリーがちらほら見かけるようになってきた。

伝統をたどれば、Advent Sunday アドベント・サンデー=クリスマスの4週前の日曜日(今年なら11/27)にクリスマスツリーを飾るならわしがあったらしいが、今はいつ出してもいいものらしい。12月の最初の月曜日にデリバリーを予約した私は、若干遅めなのかもしれない。

それよか、生活者として無視できないのは、Thanksgivingサンクスギビングの前の週の今現在、オンラインで盛り上がっているBlack Fridayブラック・フライデーのセールである。サンクスギビングはアメリカ発のイベントだが、セールの習慣だけはしっかり英国にも根付いている。

クリスマスまでにはまだ時間があるけれど、子どもたちに「サンタさんに何をたのむの?」と探りを入れ、希望を聞き出した。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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