つかさまき|Maki Tsukasa in London

ロンドン3年目。岡山出身、Bird Lover。10歳と7歳子育て中。ブログは趣味、英…

つかさまき|Maki Tsukasa in London

ロンドン3年目。岡山出身、Bird Lover。10歳と7歳子育て中。ブログは趣味、英語併記は筋トレです。英国赤門学友会の人物紹介も書いてます。<https://note.com/ukakamon> 写真は Húsavík and Látrabjarg @ Iceland

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つかさまきの自己紹介

はじめまして!目を留めていただきありがとうございます。 「つかさまき」は、本名の最初と最後の漢字をとった筆名です。創作が好きだった子供の時、じいちゃんが「小説家でデビューしたら、ペンネームはこれを使え」とつけてくれました。 で、いまだに小説家デビューはしてませんが、 2000年に東京大学で出会った相手と結婚したのが2008年。高齢出産で2児の母となり東京に住んでいましたが、2021年12月に、旦那の私費留学にくっついて一家でロンドンに移り、パディントンの近く、Maida

    • Ghost!

      English follows ロンドンのハロウィンは、アメリカほどではないけど、仮装した子供が飾り付けた家を巡って「Trick or Treat」をするのが中心だ。 前に住んでいたエリアでは、たまたま近くに凝った演出をする豪邸通りがあって、そこで楽しい思いをした娘は「今年もハロウィンしたい」とだいぶ前から言っていた。 が、うちの近所はあまり盛り上がってないし、こちらの学校で仲良くなったお友達もハロウィンはしたことがないというので、1週間前くらいに家の近くの史跡のストロ

      • Book festival

        「ブック・フェスティバル」に行ってきた。自分のためではない。広告で、好きな作家に会えることを知った息子(10歳)が行きたいというから申し込んだのだ。 ロンドン中心のBarbican Centerまで、今の家からだと、電車を乗り継ぎで1時間超えの小旅行。何度か観劇に来たことのある大きな文化センターだが、3階に上がると、貸会議室の一部が巨大な温室スペースになってて驚いた。鯉が泳ぐ池まであったよ。 事前予約したワークショップやステージの合間に、みんな人工芝の上のビーズクッション

        • Haunted Palace

          English follows  英国が冬時間に切り替わる、10月27日。例年急に夜が長くなり冬が来た気がするものだけど、今年は抜けるような青空のあたたかい1日だった。 娘(7歳)の友達母娘と、プレイデートでハンプトン・コート・パレスに行ったら、同様に陽気に誘い出された人たちで賑わっていた。 よく散歩に行くブッシー・パークは実はこの宮殿の裏庭(裏山?裏草原?)みたいなものなのだが、なにしろでっかいので宮殿まで歩くと最短で40分もかかる。バスだと、Door to door

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        • 潜在意識のメモ
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        • Scrimp and Save
          45本

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          Carrot cake

          English follows 英国に来て、こちらのカフェの定番の、しっとりしたキャロットケーキが美味しいことに気づいたのだが、ちょっと甘すぎるのが残念だと思ってて、ついに自分好みのを手作りすることにした。 人参をすりおろすのが少しめんどうたけど、それ以外は案外簡単。 ちょうど庭のイチジクがまとめて収穫できたので、ナッツと一緒に入れてみた。 焼き上がり…ブラウンシュガーがなくて白砂糖つかったら、当たり前だけどなんか白くなった。ケーキ型がなくてストウブの鍋で代用したら、

          Kenji and William

          English follows 「宮沢賢治の“早春”をゆっくり読む会」にオンライン参加しました。 “早春”は4行の詩です; 黒雲峡を乱れ飛び 技師ら亜炭の火に寄りぬ げにもひとびと祟むるは 青き Gossan 銅の脈 わが索むるはまことのことば 雨の中なる真言なり …この五七詩を、宮沢賢治の研究者の岡田さんのガイドで、みんなで読んだのですが、自分とは違う人の読み方や視点を聞いたりするのは興味深く、2時間があっという間でした。 例えば、わたしは完全に「ひとびと」のなか

          It's still October

          8月まで住んでいたMaida Valeはいろんな国からの移民が多く住む都会で、この時期になるとハロウィンで盛り上がる豪邸エリアが近くにあった。そこで楽しい思いをした娘が「またTrick or Treatをしたい」というので、仲良くなったママ友に「このあたりでハロウィンはやらないの?」と聞いたら、 「うちは行ったことないわ。あれはアメリカのだから・・・このあたりはクリスマスのほうが盛り上がるのよ。」とのこと。 確かにローカル英人が多い街なのである。ハイストリートのカフェや雑

          Fog and Web

          English follows 白い霧のたちこめる秋の朝。 玄関を出た子供たちが「ハロウィンみたい!」と騒いだ。 みると、軒下の蜘蛛の巣が、霧の水滴をまとってくっきりと見えた。 庭の木やアイロンの柵にかかる蜘蛛の巣も白く可視化されてる。紅葉が始まっているのが、またゆかし。 ヤダー!うちの庭こんなにクモの巣だらけだったの?!と思ったけど、学校へ行く道すがら眺めるご近所の庭、みんなウェブウェブしてた。 秋になり、目に見えて日が短くなってきた。ここから冬にかけて、降水量

          Kids touch the razor

          English follows 手先の器用な父が、粘土で金太郎飴的なものを作ってくれた。 輪切りにしたらどんどん金太郎の顔が出てくるのが面白くて、何も考えずに出した手がカミソリの刃に触れた。 指先に、フツッと一筋の赤い糸が浮き、そこからブワッと血が吹き出した。 父は大慌て。私は痛みよりびっくりして号泣。 あの時の私は何歳だったのかな? …なんて古い記憶を久々に引っ張り出したのは、昨夜、7歳の娘が洗面所においてあったカミソリで右眉の半分をスパッと剃ってしまったから。

          Indian summer

          English follows 秋から冬にかけて寒さが厳しくなるこの時期に、ポッとお天気が良くなり気温が上がる今日のような日のことを、英国では「インディアン・サマー」というんだって。 なぜかは、諸説あって定かではない。 日本語なら「小春日和」。 近くに住む日本人の友達が、紫蘇と三つ葉の小さな苗を分けてくれた。 収穫が楽しみだな。 ★ It was such a a day today. People in the UK call an unusually w

          30 blows

          English follows ロンドン暮らしでは周囲がみんなカジュアルなので、どんどん化粧が薄くなる。いや…「みんな」というのは乱暴か。反対に彫りの深い顔立ちに隈取りのようなアイメイクや真紅の口紅をつけた厚化粧派も目立つので。 問題はそんなダイバーシティの渦中にいると「私のような”平たい顔族”が多少の化粧をしたところで・・・」と思えてきてしまうところ。もとより私は化粧に時間をかけない派なので、つい低きに流れるわけ。 でもしかし、最近は引きこもってる反動で、たまに出かけ

          Waterloo

          English follows テディントンに転居してからというものすっかり引きこもっていましたが、昨日ようやくプライベートな用事でセントラル・ロンドンに出ました。実に転居から40日目! ロンドンの電車(遅延がお家芸)は頼りにならないので、約束に遅れないよう、ウォータールー駅に少し早めに到着しました。 テムズ川沿いを散歩して時間を潰そうと思ったら、屋台にシナモンと柑橘の味をつけた熱いワインが出ていました。 ちょっと早い気もするけど、ムルドワインは私が好きなロンドンの冬

          Fox

          English follows リビングの片付けをしていて、なにげなく窓を見やるとキツネがすぐそこにいた。 たまに夜中にウロウロしてるのは知っていたが、こんな白昼堂々座り込んでいるのは初めて見た。 自転車のスタンドにもたれて日向ぼっこしている。 会社に行こうとしていた旦那が 「そんなとこにいられたら出るに出られないよ…」と困ってた。 ★ I saw a fox in our garden. I knew they sometimes were sneaking

          Quince

          English follows 大家さんが「名前は忘れたけど、食べれるよ」と言っていた大きな木が、黄色に輝く立派な実を、ことごとく手の届かない高いところに、つける。 基本は物欲希薄なぎゅうちゃんが、珍しく積極的に調べて、テレスコープ・フルーツ・ピッカーなる道具を買った。なにかを獲るとか採るとか、好きなのだ。 それで収穫したずっしり重い実を写真に撮って画像検索で調べたら、カリンかマルメロ、産毛があるとかないとか、毒があるとかないとか、ページによって言っていることもだいぶ違

          Council Tax

          English follows ロンドンのインフレと物価高と雑な社会システムに呆れて「荒野暮らし」を標榜していたけど、新しい家がしっくり落ち着くこともあって、もう荒野とは言えないかな、なんて思いはじめました。 「カウンシル・タックス」と言われる住民税が、だいぶ高くなったことに気がついてギョッとするまでは。 田舎に引っ越したら下がるだろうと甘い期待を持っていたのですが、逆でした。 最初はフラットからハウスになってバンドが上がったのか?と疑ったのですが、そうではなくて純粋

          Service for Harvest

          ロンドンの中心部からアウター・ロンドンに引っ越して1月が経ちました。 行政の定義で「London」とはセントラル・ロンドン(赤)だけだったのが、60年くらい前に、グレーター・ロンドン(白含む)に拡張されたんですね。こうしてみると目玉焼きみたいだね。 「ロンドンは英国とは違う」と、よく言われます。セントラルにいると本当に定住にせよ観光客にせよ、ほとんど外国から来た人(自分もだけど)にしか会うことがないのでほんとにそうだなあと思ってたんですが、今住んでいるところもロンドンはロ