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潜在意識のメモ

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催眠療法士(ヒプノセラピスト)としての仕事、潜在意識に関わる言葉やイメージ いいなと思った他の方のnoteも時々 *当面の対面セッション受付は停止しております、申し訳ありませ… もっと読む
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記事一覧

自分の心の声を聴く

MRI検査のために病院に行ったら、床掃除ロボットが壁際で昼寝していた。(表題写真) なんか、Disney映画のWALL・Eみたいで、かわいいね…。 離れてもう1年半近くなるので、私が知らないうちに日本も変わってきているのかもしれないけど、 2020年のブレグジット以降人手不足が深刻な英国では、あちらこちらでこの手のロボティックスが進んでいるのを目のあたりにする。 救急の「111」だって、最初の緊急度の振り分けはAI応答で優先順位がつけられる。AIに断られることだってあ

他に見ない色彩のラブ・ストーリー

2018年からNetflixで追っていたドラマ「Better Call Saul」が、シーズン6をもってこの夏に完結しました。ネタバレにならない範囲で、レビュー描きます。 わたしが最も好きなドラマ「Breaking Bad」(5シーズン)のスピンオフ作品なんだけれども、ソウル・グッドマンという口八丁の悪徳弁護士を主人公に据えて、時系列的に前作のドラマの「過去」と「未来」を同時に扱っています。 Breaking Badのファンがターゲットなので、最初からある程度ネタバレして

ロスト・イン・トランスレーション?

昔、会社の同僚のKさんから聞いた話なんですが Kさんが大学の卒業旅行だかでアメリカ横断のバックパック旅行した時、たまたま道連れになった外国人の女の子がいました。 彼女は日本の漢字に興味があるといいます。同じユースホステルに何泊かして仲良くなってきたところで、色んな言葉を英語で書いたリストを渡され、これを漢字にしてほしいと頼んできました。 ロマンチックな関係ではないけど、可愛い女の子の頼み。若いKさんは二つ返事で引き受けました。 “Sun“は、太陽。 “Angel“は、

すべては愛ゆえに

アメリカで、華人教育ママのことを「タイガー・ママ」と呼ぶことを、最近知りました。 もとはイェール大学の教授が自分のスパルタ教育について書いてヒットした本(2011年)から定着した言葉らしいんだけど、そのエイミー・チュア氏がどんだけ熱心だったかというと わー。熱心ていうか、きっついね。 そのやりようを肯定するのではなく、最終的には娘に手痛い反抗をされたというところもふくめ自嘲を込めて書かれたようなのですが、このわかりやすいキツさが「タイガー・ママ」という言葉に乗ってバズっ

ブラインドタッチの技術は時代遅れになるか?

ブラインドタッチの技術って、もう少ししたら、モールス信号みたいに時代遅れになるんだろうか? そんな疑問が、先日、ヨーヨーがタイピングの練習をはじめたということを書いた直後に頭に浮かんできました。 例えば日本では、ヨーヨーの同級生の子供達の間でタイピングやってる子はそんなにいなくて、それよりも直観的に操作できるマインクラフトなどのアプリが「プログラミング」の素養につながる習い事として人気でした。 それに、私も最近は、携帯で入力する時は、ちっちゃい画面のキーボードが苦痛なの

辛さを消す手

2021年ももう終わりですね。 何度か私のnoteにも登場したことのある、親愛なるかなえさんのブログが、50代の出会い@オンラインについてご本人の体験を気負わず書かれていてかつ実用的だったので、ここにシェアします。 出会い系アブリのススメ その1〜3 手を添えてもらうと身体的な辛さが消えていく相手って、実に正解感あふれてる。 うちの小さい人たちも、夜寝てて体温あがって痒くなる時に手を添えるとすっと落ち着いたりする。転んで泣いたときに「痛いの痛いの飛んでいけー」って言う

小さい気持ち

ヨーヨーが小学校から帰ってくるなり「かあさぁん」と、悲しそうに言う。「見てよ、ほらここ。」 差し出されたのは12月の献立表。 むっ・・・鬼滅の刃コラボメニューだと。  ヨーヨーは、今週引っ越しだから、月なかばのその給食は食べられないことをわかってるのだ。 「食べたかったなあ・・・ぜんいつのいなづまゼリーだって。」 鬼滅のドラマ、最初の方何話か見たのに思ったより怖かったようで、続きをみたいと言い出さない。でも、誰がどんな技を使うとか、誰がどう殺されたとか、誰が誰と結婚

善良なサイコパス

昨日夕方、近くの公園でお友達と遊んで帰ってきたヨーヨーに「なにして遊んでたの?」と訊くと、「○○くんの本を借りて読んでいた。」だって。 え、みんなで集まって本を読んでいたの?と訊くと、「いや、みんなは何か僕のわからない遊びをしていた。」と。 どうやら、他の友達が何かの遊びで走り回っている中、自分だけ本を読んでいたらしい。 保育園の頃から若干そういう気配はあったけれどマイペースだな。楽しかったと言うから心配しなくていいのかもしれないけど…ということを、後でパパにしたら、

バースデー

先週、諸々手続きのために、アーちゃんだけ連れて岡山の実家に帰ったていたら、昼ごろ、同じく諸用に忙殺されてる旦那@東京から、「お誕生日おめでとう」と思い出したようなメッセージがあった。 さては忘れてたな。でも自分も忘れるやつなので人のことを責められない。 しかし親は覚えていて、朝にマスクメロンが出て、ランチには巻き寿司を作ってくれた。 子供の頃、親によく連れて行ってもらっていた小さな水族館にアーちゃんを連れて行き、ウミガメに餌をやった。それから、瀬戸大橋をのぞむ、静かな海

緑、翠、碧

7月。居座る梅雨に展望を奪われ、遠雷に追われてコースタイムの半分で早く駆け上がった北岳の肩の小屋にて。 お昼のうどんを食べていると、小屋のご主人が「今、晴れてきたよ」と教えてくれた。 ビールを片手にテラスに出ると、視界を閉ざしていた白い霧が晴れ、眼下に広がる山陵が眺められた。 頭上を仰ぎ見れば、分厚い灰色雲に抜ける様な青空の裂け目ができて、ぐんぐんとひろがっていく。燦々と白い太陽が、雲のフチを照らす。 復権した太陽は、重なり合う山々を寿ぐように、眩い光の帯を贈る。

占い師の手 (渋谷ノスタルジア vol.2)

渋谷駅から高速の通る大通りを越え、桜丘町に登っていく細い横道に入ったところにある、その雑居ビルの1階は小汚い中華屋だった。 中華屋の左手の狭い通路の奥に、周囲の建物にはさまれた、見通しの悪い外階段がある。 革靴で登るとくぐもった音の響く、安っぽい金属の階段だ。 その折り返しを数えながら登っていくと、注意深い人は、そのビルが5階建てだということに気づく。表からは4階建のように見えるが、最上階は通り沿いが引っ込んだ作りになっているために下から見えないのだ。 階段を登りきっ

タクシー・ドライバーズ

コロナになってお客さま先に出向くことがなくなってタクシーに乗ることも激減したのですが、先週、かなり久しぶりに乗った2回のタクシーの運転手さんが立て続けにユニークな方々でした。 1. 兼業占い師の運転手さん 乗ってすぐに、「お客さん、すごい強運しょってますね」といわれました。 独学で顔相学をすること20年超、パッと見た瞬間に相手のコンディションがわかるそうです。「マスクしてるのにわかるんですか?」と聞くと、姿勢や目力でわかるとのこと。 兼業占い師として相談を受け、常連さ

病んだ世の中

「傷ついた」というのが、葵の御紋のごとくに効果的な昨今です。 殺伐とした社会です。「今日の仕事はたのしみですか。」と問いかける交通広告に「傷つく」という人がいて1日で取り下げられたというニュースを読んで、これで「傷つく」それって、病んだ世の中だなあと思いました、が、一方でちょっと落ち着いて見返してみると、 品川駅のコンコースのこの雰囲気ね。通勤時間に通ったことがある人はご存知、サラリーマンの大群がザッザッザッと足音を揃えて無言で歩く。あっちにいく人とこっちにいく人の流れが

モニカに触れて思うこと

下世話な話なのですけど、昔、大統領との不倫スキャンダルで世界に名を馳せたモニカ・ルインスキー嬢は、今億万長者になっているというニュースをみての私見 1. 一般的に、女性は「上品であれ」という社会的圧力を男性よりも強く受けています。が、下品で名を轟かせるところまでつきぬけた女性は、その種の男性よりも強い気がします。卑近なネタでは、熊田曜子氏と渡辺健氏でしたら、前者の方が今後もしたたかに長生きしそうなイメージがあります。 2. この記事の中で、ルインスキー氏はPTSDになった