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「カーボンニュートラル」「脱炭素」社会を目指すエネルギー業界

今回はこちらの記事に対して、考察をしていきたいと思います。
ただ、NewsPicksさんのオリジナル記事なので、閲覧出来ない方にも出来るだけ伝わるよう書いていきます。

テーマは「カーボンニュートラル社会×エネルギー業界」です。

・「カーボンニュートラル」とは?

カーボンとは炭素のこと、ニュートラルは中立という意味を表しています。
その言葉のように、ライフサイクルで見たとき、二酸化炭素の吸収量と排出量が中立になっている状態のことをカーボンニュートラルといいます。

私たちが日々の生活で排出している二酸化炭素は、植物が吸収して別のエネルギーに変換してくれています。この排出量と吸収量を天秤にかけて、釣り合っている状態ですね。

こちらの資料を見ていただければ分かる通り、経済産業省が2050年にカーボンニュートラル社会を目指していることを発表しました。
経済的発展と環境への配慮をトレードオフするのではなく、環境に配慮することで経済的発展する社会を目指していることが分かります。

・実現のために必要なことは?

そもそも、カーボンニュートラルにするための対策として考えられるのは
①植物の量を増やすこと
②石炭・石油・ガスといった資源の消費を減らすこと

のどちらかだと推測しました。

理由としては、
①:植物の量を増やすことで、吸収する二酸化炭素の総量を増やせるからです。
ただ、確かに、植物は光合成をしている間、呼吸によって排出する二酸化炭素より吸収する二酸化炭素の方が多くなります。一方で、夜間の日が当たっていない時間帯は光合成をおこなわず呼吸をしているだけなので、二酸化炭素を排出するだけです。
光合成で取り入れる二酸化炭素量と、呼吸で排出する二酸化炭素量を比較した時、どちらが総量として多いのかのデータは見つかりませんでした。
なので、今回はこの点については触れないで勧めていきます。もし知ってる方がいらっしゃれば、是非教えていただきたいです。

②:石炭・石油・ガスといった資源の消費を減らすことで、二酸化炭素排出量を減らせるからです。

今回は、②×エネルギー業界でどういう取り組みが行われているのかを紹介させていただきます。

・エネルギー業界ではどのような取り組みが必要とされているのか

今回、記事として取り上げた文章の中で、ENECHANGE城口洋平さん

1.自由化(Deregulation)
2.デジタル化(Digitalization)
3.脱炭素化(Decarbonization)
4.分散化(Decentalization)

という”4つのD”が、カーボンニュートラル達成のために必要なことだと話されています。

私は、この4つから大きく
①無駄な排出を減らすこと
②再生エネルギーを創り上げ、生活に浸透させること

の2点を同時に行うことが大切なのだと感じました。

①でいえば、2と4があてはまります。2は言葉通り、4は利用されるエネルギーに偏りを生まない、という意味です。
スマートメーター(2)やスマートグリッド(4)の導入が進めば、省エネが可能になるでしょう。同時に、スマートグリッドが普及されれば、再生可能エネルギーも安定的に供給される可能性がありそうです。

②でいえば、1と3が当てはまります。1は民間企業の競争自由化、3は二酸化炭素を排出しないエネルギーの普及、という意味です。
再生可能エネルギー分野に対して、民間企業が自由に競争することで、スピード感のある普及が行われると思います。

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