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「強制的オンライン化」から、新たに学んだこと

今回は、こちらのインタビュー記事について、考察をしていきたいと思います。
インタビューに答えられているのは、株式会社J−オイルミルズの古川光有さんです。

テーマは、「コロナ禍で変化した消費者の需要と働き方」です。

・食に対する消費者需要の変化

「これまで時短、簡便が加速していた潮流から、手作りの楽しさやおいしさにエンターテイメント性を見出す生活者が増えています。より一層、食の体験価値が求められる世の中です。」(本文より引用)

古川さんは、自社商品の売上などから上記のことを実感されています。

この記事をよんで、「食の体験価値」という言葉に関して、やっと形になって心に落ちた?ような気がします。何度も言葉に触れ続けた結果、理解できた、みたいな状態です。たまにあります。
私はこれまで投稿してきた中で、「食べることに対する目的が変わってくる」と述べてきました。それがどういう変化なのかと聞かれたとき、「消費者が食の体験価値を求めるようになった」とこれからは答えようと思います。

ただ食べるだけの食事ではなく、調理過程や食べ終えた後の会話も目的にする方が増えてきているんですね。

・「強制的オンライン化」から何を学ぶのか

「オンライン化せざるを得なくなったという表現が正しいでしょうか。」
「オフラインの良さを残しつつ、今後も引き続きオンラインでの業務効率化を推進してまいります。」(本文より引用)

上記から、古川さんがやむを得ないオンライン化だったにも関わらず、それがプラスの結果を生み出していることが分かります。
実際、オンライン化はこの記事だけにかかわらず、色んな記事で結果としてプラスだったと捉えているのを目にします。

この「オンライン化」はコロナ禍だからこそ、ここまで進んだことに間違いはないでしょう。全国民がオンラインに触れることで、コミュニケーションツールになりえたのです。
ただ、オンライン化が成功したのは、「やむを得ない状況」だったからではなく、「現状と大局的なやり方を試した」からだと、私は捉えました。
つまり、比較を可能にしたのです。
私は、コロナ禍になるまで、オフラインという言葉をあまり耳にしたことがありませんでした。それが普通だと思っていたからです。
しかし、コロナ禍でオンラインに対応を迫られたとき、それまでの世界がオフラインであったことを知りました。

いつも当然のように触れていることと、逆を試してみるのは勇気がいりますが、試すことで現状をよりよくするチャンスがあるんだと思います。
私はそれを「オンライン化」から学びました。
「逆の立場になって考えてみる」ことが大切な理由も、より理解出来た気がしています。
当然のことではありますが、こういう気づきも大切にしていきたいですね。

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