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なぜ「直接雇用」でなく「個人事業主契約」なのか~クラウドソーシングが今の形で成り立つ理由~

今回はこちらの記事を読んで、考察を書いていきたいと思います。

コラムの内容は「個人事業ビジネス」についてです。

・「売る」ことには慣れていない

私もそうですが、ほとんどの人々は「買う」ことに慣れていても、「売る」事には慣れていないはずです。買うことは日々の生活でよく行いますし、価格を見て安いか高いかを判断できることも多いのではないでしょうか。

一方で、売ることには慣れていないので、どのくらいの価格を付けていいのか判断がしづらいと思います。本であれば元々買った値段を検索できるので、なんとなく相場を知れそうです。
ただ、記事にもあるように「労働力」となると、簡単に値段を決めるのは難しくなります。絶対的なものがないので、周りと比較する方法を取らざるを得ないからです。

クラウドソーシングが「企業が募集して、労働者が応募する」形で成り立つのは、自分の価値に絶対的基準が存在しないからだと思います。クラウドソーシングに登録して仕事をすることで、業務の比較が出来るのはもちろん、周りの労働者との比較もすることができます。加えて、自分の能力を数値化して示してくれることで自分の価値を分かりやすく知ることが出来るからです。
もし自分の能力価値を常に正確に知ることが出来るのであれば、企業が募集すけるのでなく、労働者側が募集をして企業側がアプローチする形になるのではないでしょうか。

・知らなかった4案件

私は、整理解雇の4要件があることを知りませんでした。
4つの要件があることで、手数料を払ってでも企業はクラウドソーシング会社に以来をするんですね。

確かに4要件があると、1時的な労働者がたくさんほしい企業にとっては、直接雇用するメリットよりデメリットの方が多そうだと思います。
「直接雇用をしてリストラすることにかかるコスト」と「直接雇用することで減らせる手数料コスト」なら、前者の方が大きそうです。

・最後に少し違う話を

記事の最後に、デジタル化にとって労働価値の2極化の話があります。

これは要約すると、「デジタル化される仕事はなくなるから、そうでない仕事をしたほうがいい」ということだと理解しています。私も同意です。

「多くの人が取り組んでいるコト×単純作業」であればあるほど、率先してデジタル化は進んでいくでしょう。
進んだ先に残るのは、複雑でニッチな取り組みだと私は考えており、そういった価値を自分に付けることが必要になってくるのだと思います。
デジタルを利用しながら、複雑でニッチな価値を自分につけていきたいですね。

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