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SalesforceはなぜSlackに買収交渉をしかけているのか

今回はこちらのニュースを紹介したいです。
私自身、知らない事が多い記事であるので、今回は考察というより説明が中心の記事になります。

タイトルからもお判りいただけるように、大枠は
セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)社がスラック・テクノロジーズ(以下、スラック)社を買収する可能性がある
というニュースです。

・2社がどういう企業なのか

セールスフォースはCRM(顧客関係管理)の統合プラットフォームで、BtoBを中心にしている企業です。
CRMというのはは簡単に言うと、顧客のことをもっとよく理解しようとすることです。例えば顧客の様々なデータを集めてマーケティングに活かすことができれば、それまでより多くの顧客獲得が望めそうですよね。消費者視点にたったシステムなのです。
そういったシステム作りをゼロから作り上げるのは難しいという企業に対してセールスフォースは活動を行います。色んな企業と関わることで多くのデータを集め、営業支援やマーケティングサポートなど様々な業務をしているのです。
収益は利用料や広告費がメインだと推測できます。

スラック社は「Slack」というメッセージプラットフォームを管理しています。
「Slack」はメールに代わる新しいツールとして注目を集めており、メッセージのやりとりはもちろん、ファイルを共有したり・電話もできます。加えて、「Slack」と連携の撮れるアプリを利用すると、そのアプリ内でも「Slack」内の情報を利用できるのです。
利用者は企業の方が多いと思いますが、大学でも利用がはじまっていると聞きます。私が所属する大学やサークルでも使われています。
セールスフォース社同様、収益は利用料と広告費がメインだと推測できます。

・なぜ今回買収する動きが出たのか

前提として、買収するのは確定ではありません。ただ、どうしてそういう動きが出たのかを考えてみたいと思います。

①ニュースにもあるように、マイクロソフト社の「チームズ」に推され気味だから
推され気味とする理由は、こちらの記事を見ていただければ幸いです。

スラック社はセールスフォース社とのシナジーにより、「Slack」をさらに便利なツールへと昇華させようとしているだと思います。

②顧客への強いアプローチが可能だから
上記でも述べたようにセールスフォース社はBtoBの企業で、顧客は「Slack」のようなチームコラボレーションアプリを利用する可能性が高いと考えられます。

ですので、スラック社はセールスフォース社の持つパイプから新規顧客を獲得しようとしているのではないでしょうか。


・最後に

新型コロナウイルス流行の影響も合って、今後もWeb会議システム(Zoom,Skypeなど)やチームコラボレーションアプリの利用は増えていきそうです。
市場規模が大きくなってくるであろうこの分野において、どんな戦略を用いた駆け引きが行われているのかしっかり見ていきたいと思います。

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