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モノづくりカンファレンスが記事になりました

松山工業株式会社の鵜久森洋生です。毎週土曜日は、DMM.make AKIBAさん(以下、アキバ)の公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。

今回は、ハードウェアスタートアップとして活躍する上で大切なことについて語りたいと思います。

モノづくりカンファレンスでの発言

先日、アキバの皆さんと開催した「モノづくりカンファレンス」が、アキバの公式サイトで記事化されました。

自画自賛で大変恐縮ですが、登壇された方々の発言、今振り返ってもとても新鮮です。同時にハードウェアスタートアップの方に向けたメッセージとして読むと、とても大切なキーワードが盛り沢山であることも分かります。

特に未来創造の大槻さんや、栗原精機の栗原さんが語っていたように、「楽しむ」ことがゼロイチを立ち上げる際にいかに大切なマインドになるかは、シンプルながら忘れてしまいがちな言葉だなと私も感じました。

見栄を張らないで正直でいること

少し引用が長くなりますが、ICOMAの生駒さんが別の面で大切な発言をしていました。

「スタートアップと聞くとキラキラしている印象をもたれるかもしれませんが、社員を採用したら綺麗なオフィスを構えて…とやっているとすぐに資金はなくなります。
見栄を張らないことと正直にいることを意識して、ボロボロのガレージでも楽しくやっています。」

私自身、日々スタートアップの方々を支援する中で、この点は最低限守るべきポイントだと感じています。この点については、Yolniの奥出さんもバーンレート(資金燃焼率=会社経営に際して、1ヶ月あたりに消費されるコスト)について言及されていました。

実際にモノを作りながら試作を繰り返すハードウェア開発の場合、トライアル1回ごと費用はとても高く、特に量産に近づけば近づくほど金型などイニシャル費用の負荷が高くなってしまいます。なので、いかに節度を保ちつつ開発を続けるかという点は、重要です。

記事には出ていないとても大切なこと

実は今回のクロストークで、生駒さんが話していたことがとても印象に残っています。それは、ハードウェアスタートアップとして起業しようとする場合、何気に大切なのが、しっかりとした別の収入源は確保しておくことです。

生駒さんはデザイナーとして活躍してきたので、企業から依頼された別の仕事をこなしつつ、タタメルバイクの製品化を続けています。また、奥出さんも同様で別の仕事をやりつつ、プロダクト開発を進めています。なので、お二人とも、退路を断ち一本勝負…それは大変危険だと述べていました。

大変嬉しいことに、「モノづくりカンファレンス」については、開催後に多くの反響をいただいています。招待枠が少なかったため、参加出来なかった方が大勢いらっしゃることも承知しています。私としては改めて開催したいと思っていますので、その際には是非ともご参加いただければと思います。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


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