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幼児教室(塾) 大手の教室に行くべきか、中小の教室に行くべきか?

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事は、小学校受験に向けての幼児教室(塾)についてです。
幼児教室には様々な選択肢があり、大手教室から中小教室、また個人経営の教室もあります。それぞれのメリットやデメリットを整理しながら、教室を選ぶ際のポイントや皆さんそれぞれとの相性などを考える材料になればと思います。
皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。


幼児教室には色々な選択肢があります。特徴的な点として、いわゆる大手系だけでなく個人でこじんまりとやっている教室や特定の小学校に特化している教室も多くある事でしょうか。中学受験や大学受験だと、ノウハウや先生の質を含めて大手に集約されている印象があります。
例えば中学受験の場合、関東地方(首都圏)ではサピックス/日能研/早稲田アカデミー/四谷大塚の大手4つ程度に集約されている感じです。
一方で小学校受験においては、大手教室に加え、中堅教室や小規模な個人経営の教室もそれなりに存在感があるイメージだと思います。
まず大手系の幼児教室ですが、首都圏では以下の4-5つくらいが大手ではないでしょうか。

①ジャック :最大手1番手。老舗。教室数多い。合格実績多数。
②伸芽会  :最大手2番手。老舗。教室数多い。合格実績非公開。
③こぐま会
 :大手。老舗。女子校に強み。久野(KUNO)メソッドが特徴。
④理英会  :大手。共学校に強み。
⑤スイング :新興勢力。厳しめ指導。合格実績を前面にアピール中。

色々な考え方があると思いますが、私の考えるメリット/デメリットは以下。

大手教室のメリットとしては
-過去からの膨大なデータベースや実績がある
-それらをベースにした体系的なノウハウがある
-有名な先生による独自メソッドが特徴でもある
-児童の母数が多いので合格実績も多い
-児童の母数が多いので、自分の子供の立ち位置が分かりやすい

一方で大手教室のデメリットとしては
-教室数が多いと先生の質にバラつきがある
-生徒数が多いと、一人ひとりへのフォローアップが薄くなりがち
-他の子との差が気になりすぎ、自分の子供と向き合う事に集中できない事も

「幼児教室 小学校受験」と検索するとたくさん出てきますが、大体これらの大手教室は大きな駅の近くのビル内(3Fとか4F)に教室を持っており(教育熱心なエリアが多い。広尾、銀座、四谷、目白、自由が丘、二子玉川、御茶ノ水、吉祥寺、成城、恵比寿など)
独自のノウハウを元に、授業を展開しているという感じだと思います。
親子で教室に行き、体操/ペーパー/制作などの授業を親は後ろで見守りつつ、最後にフィードバックを受けて帰るという流れだと思います。

これらの大手教室に加えて特定の学校に強い中堅どころの教室がたくさんあります。小学校受験(通称「お受験」)で皆さんが一度は検討されるであろう慶応幼稚舎や雙葉などは、その学校だけを目指して準備されるご家庭がそれなりに多いと思うので、(「ウチは祖父母の代から慶応幼稚舎で」云々の話はよく聞く)そういう特定の学校への合格実績や受験ノウハウを持っている教室には強い需要があるという事だと思います。
ある教室では、子供が生まれた直後に教室への申し込みをする等の話を聞いたりします。

一方で大体のご家庭は、第一希望、第二希望のような形で複数受験をされると思うので、その意味では大手教室や中堅どころの教室に通って、様々な情報やノウハウを総合的に得つつ受験に臨まれるパターンが多いと思います。
大手教室をかけもちして、複数の教室に通われるパターンも多いと思います
(例:ジャックをメインにして、伸芽会にも特定分野で通う等)。

また中堅教室とは別に個人経営の小規模教室もたくさんあります。
先生が一人もしくは二人くらい(ご夫婦の場合もアリ)で、4-5名程度の
少人数の生徒だけを対象に個別指導をベースにして運営されている感じです。我が家はこのパターンでした。
先生とのコミュニケーションが多い、その教室の特性がその先生に完全依存している、自分の子に合う合わない(親の考えに合う合わない含め)が明確に分かれるなど、濃いめのディープな世界です。

中堅/個人経営の教室におけるメリット/デメリットは以下でしょうか。

メリット
-特定の学校におけるノウハウがある
-良い先生に当たればグングン伸びる(良い意味での濃い世界)

デメリット
-相性が悪かった時の逃げ場が無い(ここが最大のポイント)
-大手に比べて情報量が少なく、毎年変化する試験の対策に付いていけない
恐れあり
-生徒数が少ない故に、自分の子供の立ち位置が分かりにくい(良いのか悪いのか分かりにくい)

我が家は、以前の記事通り体操教室に行かせる感覚で子供達を週一回通わせていました。小規模な教室で、先生がご夫婦でやっているジャンルに分類される教室です。こちらに通うきっかけは、妻がたまたま知り合いから紹介されたという理由ですが通う事にした理由は以下の3つです。

-先生(ご夫婦)がなんでも率直に話してくれた。
-結果的に先生の考え方と、私&妻の考え方が合っていた
-授業後にも子供に関する率直なフィードバック(ポジティブ&ネガティブ)を
もらえて、コミュニケーションが取れ、納得感を得ながら通う事ができた。

ちなみに娘の学年では5人が通っており、男の子が3名、女の子が2名程度の
少人数でしたが、私は教室選びの最も大切な事は、上から大事な順番として

①先生と親の受験に対する考え方が合うかどうか
②先生との相性が合いそうかどうか(先生と親、先生と子供の両方)
③子供がとりあえず楽しそうかどうか

だと思います。それなりに時間をかける小学校受験だからこそ、ここがズレてしまうと後から大変なことになりかねません。その例は別途書きたいと思います。最初の段階でこれら①-③のポイントを時間をかけて選ぶことをオススメいたします。

今回もブログを読んでいただき、ありがとうございました。
続きはこちらです。


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