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“木漏れ日” 森の文化博物館へ招かれて

朝 お招きのメールが入った
“今日 昼に お茶いれに来てください”

廻り道で 予定より30分 遅れて
始まった....

“冬支度を して来る”と
深い深い森へ 出かけられたお二人

“せっかくだから 茶話会しましょう
今までを 振り返って“

茶話会が始まる

木漏れ日が 美しい

人の御縁は不思議なもので
同じ日 同じ時 その一点に

“招かれる”….

2019年12月3日

その一点 森の文化博物館に 招かれ
御縁が繋がった…

優しい木漏れ日に
景色が変わる

長い様で 短いようで
右往左往しながら
もがきながら
地に足着かず 駆け巡り…
そんな 繰り返しを 何度も重ねて

彼女はいつしか 博物館の
学芸員に....

開封の儀で 今までの労を労い
フロアが 優しい薫りに包まれるころ

冬支度を終えた お二人が
深い深い森から戻られた

“暖かい お茶を どうぞ”

茶テンダーにも 夢があった
森の文化博物館のこの場で
ゆっくり ゆったりと お茶を
いれて差し上げたい

ギランバレーに恋をして…
まるで 今は来るなと...

再び この森を 訪ねるのに
三年かかってしまった

“美味しい美味しい
暖かくてありがたいと”

器で 手を温められるお二人
深い深い雪に埋もれる
冬籠り前の支度を終えられ凍えてられた

茶話が弾む
お三人とも 茶を作られていると
お茶農家さんであったと

深い深い森のあるこの地は
在来種の茶の産地でもある

色々な 話が弾む

冬支度を終えた 森の文化博物館
冬籠りの間 深呼吸を繰り返す

写真 撮ってあげますよ

誰よりも 誰よりも
森の文化博物館を
愛でいる女史

この一点に 立っている事を
切り取って 

その姿は 自然体だから…

華影彩美

ただ
祈り岩は 太古から
何も変わらず そこに居る

浮世雲

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