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枯山水と水景色  龍安寺 京の旅  “無”

旅は続く…
歩く歩く ずっとずっと歩いている

寝たきりで歩け無かったんだから
ありがたい事である
リハビリ リハビリ

木漏れ日の中
訪れたのは 龍安寺

不思議なもので 前日
ふと目にした
細川家の代々伝わる着物について読んでいた

目の前にいる 龍

安寧幸福を願い描いた龍 元首相の細川護熙氏が 寄贈したものだと
これまた 前日に何故か細川家について
眺めていた

相変わらず 持ってるなーって

人々が眺める 枯山水

虎の子渡しの庭と呼ばれているらしい

縁側に座って 眺めて観る

全くもって 何にも 分からない

御意 

それが 答えかも知れない

全くもって 

何にも 分からないのである

俗世間から 離れていた五ヶ月間
枕元にあった本は 山田無分著 臨済録 一冊のみ

読めば 読むほど 分からなくなる

そう それが 臨済録である。

…..

無....

心地よい 空気感である

吾唯足知 (われ ただたるを 知る)

....

もう一度 庭へ

よくわからない

それでいい

にわか歴史家になるより
ただ ただ 目の前の景色を愉しむ

時々 立ち止まっては
天空を 切り取る

枯山水を 眺めた後の 
庭の池

清々しくて 心地よい

小学一年生の遠足気分の旅

何処に 連れて行かれるか
全く わかっていない

旅の後
“感想文 龍安寺は いかがでしたか?”
との問いに 

“無”

って 描くだろう.....

多分 担任の先生に怒られても....

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

旅は続く...

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