朝目覚めれて..日暮らし
朝目覚めれて..日暮らし
朝一番 若鮎達を 御江戸の小料理屋さんに 贈った
御縁をいただき
馴染みのお客様に 天然遡上の鮎を
振る舞われたら 喜ばれたようで…
“本物を 喜んでいただけて
鮎漁師冥利につきます”と…
たっぷりたっぷり 二キロの若鮎達
鮎好きな郵便局のお姉さんは 呟く
“天然鮎たっぷり たっぷりですね”
暫く崩れていた体調
“超回復”モードに しっかり寝込んだ。
日に日に スイッチが入り
どうやら 開かずの扉も 開いたようで
日常の景色
まだまだ 高水の漁場へ
すっかり 濁りも取れ
水は 冷たい
陽射しは とても キツい
瀬の中に 打って行く
“大鮎だ〜”
綱が 暴れるくらいの大きな鮎達
大嵐 激流を経て 大鮎達が
動き出した
大漁である
若鮎 二キロ 贈って
大鮎 二キロ 川の神さまから
分けていただく…
漁場を 五カ所 渡り歩き…
陽射しは とても キツイ
天然ジャグジーで 身体を解し
帰ろう
直ぐに 塩を打ち
焼きに入る
大鮎は 24cm
ここまで 大鮎は 成魚放流し
この川で 四ヶ月 苔を喰んで
しっかり スイカの薫りがする
鮎漁師の 御爺達は
ここまで 来ると “天然鮎”と呼んでいる
さっきまで キツい川の瀬の中に
居た大鮎達は キツイ
その鮎を 昼餉に 食べている
背脂も 抜け 美味しい
“きっと身体は 鮎で出来ている”
スパルタリハビリの度が過ぎたのか…
三時間後には 全身筋肉痛….とは…
体重は 二キロ 落ちていた…
暑かったし…
まだまだ 二歳児
スパルタリハビリは ほどほどに
ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
鮎漁師 浮世雲
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