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自分の能力に悩む私が『最強脳』を読んだ感想と紹介

◆ごあいさつ

みなさんこんにちは、うきまろです😄

今回は、以前紹介した『スマホ脳』の著者、精神科医アンデシュ・ハンセン先生の本『最強脳』を紹介して、その感想をお話ししたいと思います。

まず、なぜ私が『最強脳』を手に取ったのかをお話しさせていただきます。

私は自分の”能力”について長年悩み続けてきました(特に働く能力)。
それは恐らくうつ病や発達障害(ASD、ADHD)によるものだと思うのですが、特に大学卒業後に、生きづらさを強く感じてきました。そこで、「なんとか自分の能力を向上させたい」という気持ちから、この『最強脳』を手に取りました。

そしてありがたいことに、この本はそんな私に希望を感じさせてくれる内容でした。その概要をまとめたうえで、感想をお話ししようと思います。

◆『最強脳』の結論:運動しよう

この本の結論はとてもシンプルで、「脳の働きを高める為に運動しよう」というものです。また、運動することによって得られる効果として、以下の6つ挙げられています。
 
  ①幸せな気分になる
  ②ストレスに強くなる
  ③集中力が上がる
  ④発想力豊かになる
  ⑤記憶力が良くなる
  ⑥ゲームが上手になる

うつ病とADHDを持つ私としては、特に①、②、③がありがたいですね✨

また各章では、これら6つの効果を実際に得るために必要な運動の量・強度・具体例などをまとめてくれています。

運動の具体例としては、散歩や早歩きなどが挙げられており、いきなりキツイ運動をすることは勧められていません。運動時間もムリなく日常に組み込める程度のものでした。

また嬉しいことに『最強脳』の終盤では、以下のように述べられています。

「普段からスポーツをしていなくてもいいし、運動が得意でなくともかまわないのです。脳はどんな運動をしているかは気にしません。」

(第11章より引用)

「それなら自分でもなんとかなりそう」と思わせてくれる一文ですね♪

◆『最強脳』の感想:読みやすい

全体を通して、"読みやすい本"だと思います。
『最強脳』はスウェーデンの小中学生10万人に読まれており、そのためか文中の言葉はわかりやすいです。日本語訳版である本書に使われている漢字の量にも、読みやすいように配慮があると感じました。

同時にこの本は、"読み返しやすい本"でもあると思います。
その読み返しやすさの理由は、重要な内容がどのページに書いてあるかが本書内でまとめられているからでしょう。そのため、"自分が高めたい脳機能に必要な運動量"をすぐに確認できます。それにより、運動する意欲が高まりやすくなるとともに、本を読んですぐに実行に移しやすい内容になっています。

また、子ども達も楽しんで読めるようにという目的の為か、「ゲームが上手くなる」という話も盛りこんでいるのは面白いですね。大人の私も「へぇ~~!」と思いながら読ませてもらいました💡
(おそらくゲーム以外にも応用可能な内容ですし)

このように『最強脳』は親しみやすく、全体的に読みやすいです。ですが少し難しめの内容の箇所もあります。それが脳の仕組み人間の進化についての箇所です。しかしこの点については、「脳の仕組みや進化とかいった理屈はともかく、どうすれば脳の機能を高められるのかだけ知りたい」という方は、ざっと流し見るだけでも構わないと思います。私個人としては、楽しみながら読ませていただきました。

◆『最強脳』を読んだ影響・効果

この記事の冒頭にも書いた通り、うつ病やADHDを持つ私にも希望を持たせてくれる内容でありました。そのため、本書を読むことで少し気持ちが明るくなりました。
と言いますのも、主に以下の2点の記述に励まされたからです。

「うつにも運動やエクササイズが非常に良く効くことがはっきりとわかっています」

(第1章より引用)

「集中力は運動によって高めることが出来ます。うれしいことに、その効果はADHDの人に特に大きいという研究結果が出ています」

(第5章より引用)

これらの記述のおかげもあって、「うつ病だから動くのは大変だけど、なんとかして少しでも運動したい」と思うことができました。

そして今年の3月末から、私はごくわずかな運動から再開して、現在は週に数回の散歩を継続できています。(「ごくわずかな運動」の例はこちらに:久々の更新と”鬱でも寝たままできる事”|うきまろ|note)
そしてこの散歩の為か、気持ちが以前より安定しているように感じています。ストレスに強くなる効果が出始めているのかもしれません。

◆さいごに

さらりと読める内容ですので、気になった方はぜひ手に取ってみてください。皆さんと一緒に、今の状態でできる運動から始めて、徐々に心身の具合が良くなっていけばいいなと思います。
以上うきまろの感想・紹介でした。読んでくださりありがとうございます🍀


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