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昭和あの時

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1970年代、ゆういちの少年期シリーズ ノンフィクション あの頃の記憶が蘇った!時には笑って時には切なく、読み切りシリーズです。
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記事一覧

昭和43年の絵日記を開いてみた

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 約50年前の私自身の絵日記が残っていた。 フォーク…

ゆういち
3年前
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昭和な友達は友達と友達の友達

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 小三のゆういちが友達んちに遊びに行った実話、四本…

ゆういち
3年前
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海に流した仔猫

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ お婆ちゃんの口から驚きの言葉が出た。 「信子!う…

ゆういち
3年前
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空地の手品師が教えてくれた社会の窓

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 兄ちゃんが「社会の窓からほら」と言って、魔法のよ…

ゆういち
3年前
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隣のおっちゃんがパチンコ台を破壊した話

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ  軍艦マーチが鳴り響いた店内で、僕が手を引いてい…

ゆういち
3年前
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One Fine Day

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ はじめに 母ちゃんが、お前は東京の会社へ就職する…

ゆういち
3年前
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ボロアパートの不思議な話

昭和四十年代、私が小学生だった頃住んでいたボロアパートの不思議な話です。 ボロアパートにはこんな話が似合うのかもしれません・・・ 当時、私はボロアパートで父母弟と家族四人で暮らしていました。 アパートは二階建てで東西に長く西側にはメインの内階段。 東側には子どもたちが「ヒジョー階段」と呼んでいた赤いペンキで塗られた雨ざらしの鉄骨階段がありました。近所には年が近い子どもがたくさんいてヒジョー階段は人気がある遊び場のひとつでした。 東側は三十分ほど歩くと山、子どもたちは東山と

ドン・ガバチョとファイブナイン

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ はじめに: 高校生時代、趣味のアマチュア無線を通…

ゆういち
3年前
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銀杏が教えてくれたこと

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ お母ちゃんが、明日も学校だから早く寝なさいと言っ…

ゆういち
3年前
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どぶんと消えた亀

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ  僕は生き物が大好きな小学三年生、いつも友達と近…

ゆういち
3年前
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消えた五百円札

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 8時だよ全員集合も中休みになり、ゲストのいしだあ…

ゆういち
3年前
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国道二号線を東へ走れ

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ はじめに 1971年1月8日、大阪から鹿児島に家…

ゆういち
3年前
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マミーボート女湯事件簿

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 森永のマミーを飲むと“マミーボート”が当たるらし…

ゆういち
3年前
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ピエロの呪い

1970年代、ゆういちの少年期シリーズ ガチャガチャから出てきたピエロに呪われたお話です。 「アッ! イタタタタタタ―― 」 僕の足のすねに衝撃が走り、思わず叫んでしまった。 大の仲良しのユキオちゃんはアントニオ猪木の大ファンだ。プロレス技をかける遊びが好きで、いつも下顎を突き出しながら足四の字固めや、コブラツイストの技をかけてくる。おねえちゃんを実験台にしていたらしく、仕返しが怖いのでやめたと言っていたので、僕が実験台にされるようになったようだ。ユキオちゃんは何の真似を