ゆういち

基本は有形無形関係なくモノを作り上げていくにのに喜びを感じるS30年代生まれのおじさん。 子どもの頃感じたことをストレートに文字化してみたり、趣味である料理のことなども。 賞味期限のない記事を書いています。

ゆういち

基本は有形無形関係なくモノを作り上げていくにのに喜びを感じるS30年代生まれのおじさん。 子どもの頃感じたことをストレートに文字化してみたり、趣味である料理のことなども。 賞味期限のない記事を書いています。

マガジン

  • ニャンコ・メヒア

    我が家のメヒア(ロシアンブルー)

  • 昭和あの時

    1970年代、ゆういちの少年期シリーズ ノンフィクション あの頃の記憶が蘇った!時には笑って時には切なく、読み切りシリーズです。

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2年ぶり投稿@ニャンコ・メヒア

    • 鹿児島に引っ越した@ニャンコ・メヒア

      • 昭和43年の絵日記を開いてみた

        1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 約50年前の私自身の絵日記が残っていた。 フォーク・クルセダーズの”帰ってきたヨッパライ”が大ヒットし、子どもから大人まで口ずさみ、二年後には大阪万博開催をひかえ、豊かになる日本の姿に多くの国民が満足する時代だった。「人類の進歩と調和」と聞けば、今もなお幸福な気持ちが込み上げてくる。 日付を見ると小学一年生の夏休みに入る頃から書き始め、最後のページの日付が11月30日(土)になっている。一ページ目は夏休みに入る前であることから、学校

        • 「を」と「ふ」が苦手な貴方へ

          おっさんは、「を」と「ふ」がうまく書けないことはわかっていたが、たったの二文字なのに小学生からずっと放置してきた。小学一年生の時に先生から伝授したフォントデータを自分の頭にテキトウに保存してしまっていたということか、それとも先生がテキトウにデータを与えてくれたのか? 先生ゴメン、どっちでもいいや。 そのまま、おっさんになっちまったよ。 パソコンで文書を作る時代ではあるが、人前でホワイトボードに字を書くこともあり、十二月になれば年賀状の隅っこに一筆したためる。 その「を」と「

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        記事

          おっさんが10年間通勤時間に英語を聴くとこうなった

          ロサンゼルスの入国審査で、「さいとう寝具店でーす!」(sightseeing ten days)と発するおっさんがいた。現地で宿泊したホテルにあるテレビのCNNだかABCニュースを見ても何を伝えようとしているのか全く理解することができず、聴きとれるようになる手段さえ頭に浮かばなかった。唯一、映画チャンネルHBOで放送していた”インディ・ジョーンズ最後の聖戦”のセリフのない場面だけは楽しめた。 帰国してから何を思ったのか、そのおっさんは英語を必死になって勉強せず、ただ10年以上

          おっさんが10年間通勤時間に英語を聴くとこうなった

          昭和な友達は友達と友達の友達

          1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 小三のゆういちが友達んちに遊びに行った実話、四本立て。 ⚜⚜⚜ 第一話 ⚜⚜⚜ 岡田くんち 彼のお父さんは、この地域で唯一、腕利きの歯医者さんだ。 そのおうちに、僕を含めて同級生数人を彼の誕生会に呼んでくれた。 彼の上品なお母さんが、みんなを並ばせて大きなカメラで写真撮影だ。 「シャッターを切るときにはチーズって言うのよ、オホホホォ」と言って、大阪弁を使わずに上品に教えてくれた。 このとき写真を撮る瞬間に“チーズ”と言うことを初め

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          海に流した仔猫

          1970年代、ゆういちの少年期シリーズ お婆ちゃんの口から驚きの言葉が出た。 「信子!うんせえ ながせっきい」 脳性麻痺で生まれた信子おばさんは、僕のお母ちゃんと同じくらいの年齢だけど結婚もせず、お爺ちゃん、お婆ちゃんと三人で暮らしている。 少し前まで高校生ぐらいのお姉さんだと思っていたので、なぜ学校に行かないのだろうと不思議に思っていたけれど、聞いたわけではないのになんとなく障がいを持つひとだということがわかってきた。 難聴なのでいつも補聴器のキーキーする共鳴音が鳴り、

          海に流した仔猫

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          はらへったら読む・目刺

          最近、酒の肴に小魚を焼くマイブームが続いている。 スーパーの鮮魚コーナーの端っこにひっそりと数少なく置かれている「目刺」を買ってきた。1パックに8尾、税込みで213円というのが魅力的。 そのイワシたちの目は串で貫通されている姿が残酷で痛々しいが、先人が発案した小魚の干物を扱う作業効率のためであることは、イワシたちも理解してくれていることだろう。 目刺の隣に置かれていたシシャモは比較的苦みが少なく、1パックに倍近い数が入っているのもまた魅力的なのだが、コレステロールが原因で、自

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          空地の手品師が教えてくれた社会の窓

          1970年代、ゆういちの少年期シリーズ 兄ちゃんが「社会の窓からほら」と言って、魔法のように子どものズボンのチャックから十円玉を出現させた。 え―――、なんでや? 不思議やなあ。 ✒✒✒ 今日は、大好きな図工もなくつまらない授業がすべて終わったので、これからは僕らの時間割が始まると言いながら、さっさと友達と一緒に学校を出た。 学校の隣にある文房具屋を過ぎると、そこは小学校の校庭の半分ぐらいの広さの空地だ。時々三角ベースの草野球をするので、端っこだけ藪になって真ん中だ

          空地の手品師が教えてくれた社会の窓

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          はらへったら読む・豚汁

          今日はお天道様が顔を出すこともなく、時折モズが激しく鳴く寒い一日だ。 個人的な記念日だとか、誰かが訪問してくるとか、政府から国民への重大発表があるわけではなく、「♪北風小僧の寒太郎」の歌が風のように流れてきてもよさそうなのんびりした冬日である。 今晩は豚汁<ぶたじる>にする。決めた! 昔、母ちゃんが“ぶたじる”と言っていたから、それをふきこまれた私はいまだに“ぶたじる”と言っている。当時の子どもたちは、食事に豚汁が出ようが出まいが、学校の悪ふざけ中でも“ボボ・ブタジル”と

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