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中国古典系

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『論語』などの古典(ギャグ)をまとめてみました😁💖
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#論語

言の葉

言の葉

昨日のネタで、二日続けちゃうぜ😁。

 読み下し文は、

子曰く、与(とも)に言う可(べ)くして、之(こ)れと言わざれば、人を失う。与に言う可からずして之れと言えば、言を失う。知者は人を失わず、また言を失わず。

 「与に」は、今なら「共に」と書くのかな?
…てことは、ルー大柴の「togetherしようぜ!」みたいな意味か⁉️

 自分で言っといて、「そりゃないか?」とボケ、ツッコミを独りでやっ

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 今日は「言葉の日」。なので、『論語』衛霊公篇の中の一章から。
 【先生は言われた。「語り合った方が良い人なのに、語り合わないと、その人を失う事になる。語り合うべきでない人と語り合うと、言葉が無駄になる。知性のある人は、人も言葉も失わないものだ。」】。

SADEN

SADEN

 『論語』公冶長篇の中の一章。最後のコマの、孔子を見る👀子路の表情がなんともはや…😁。

 5/15放送の「きょうの料理」でイワシをやってたから(笑)。

 『春秋』は、孔子が編纂したと言われている(最近は否定派が有力筋😞)、魯近辺の歴史書。
 『春秋左氏伝』は、それに左丘明という人が書いた(とされる)解説もしくは注釈の書物。
 しかし、左丘明については、いつの時代のどういう人か、未だに分か

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端午の節句🎏

端午の節句🎏

 今日は5月5日。こどもの日。🇯🇵。祝日㊗️でめでたい感じ😃である。
 が、古代中国ではこの日は一年でもっとも悪い日とされていたようだ。陰暦五月は夏季のまん中で、火の勢いが盛んで、五日も午の日で勢いが強い。強すぎて不吉だったらしい。
 この日に生まれた子は、背が戸の高さになると、父母を害するといわれた。
 戦国四君といわれた一人、孟嘗君もこの日の生まれで、父親は、「この子を棄てよ」と命じたが

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"政"と"正"と古生物

"政"と"正"と古生物

 政治のニュースを見るたびに、思い起こす『論語』顔淵篇の中の一章。

 「政治の"政"は"正”」って事を、古今東西の政治家達は、肝に銘じて欲しいものである。

 ただ、マンガの中の季康子たちは「政」と「正」を「せい」と発音してるけど、孔子の時代も今も中国語では「zheng」である。

 さて、昨日の朝、ニュースで各地の当選者を聞いてると、マコちゃんが突然「白亜紀じゃ』なんて言うから、何かと思ったら

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人を不当評価してないか?

人を不当評価してないか?

 昨日、図書館に返却したけど、先々週『はじめての論語』という本を借りて読んだ。
 その中に時おり、「むむっ?😾」と引っかかる記述があった。
 例えば、『論語』為政篇の中の

子曰く、由、汝に之れを知ることを誨えんか。之れを知るを之れを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知る也。
(先生は言われた。「由(子路の名)よ、お前に知るとはどういうことか教えようか。わかった事はわかったこと事とし、わか

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椅子から思考は飛ぶ

椅子から思考は飛ぶ

 一昨日は「椅子の日」だったらしい。なんでも4/14で「良い椅子」と読むんだとか。
 確かに中国語だと1.2.3.4がイー、アル、サン、スーとなるけどね😁。

 こんな風に😁。
 中国語🇨🇳読みだと子路はツ・ルゥになる。鶴⁉️

 中国語では、鶴はホヲ。
 ところで、中国で椅子を使いだしたのは唐代になってかららしい。それまでは、敷物を敷いて、その上に正座してたようだ。朝廷の会議だと、足🦶

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斗筲(としょう)の人

斗筲(としょう)の人

 昨日、選挙に行った。残念ながら熊吉🐻が票を投じた候補は落選した😅。
 それはそうと、数日前、投書で「選挙には行くけど、誰に入れたものか迷う」というのがあった。
 どうやら、その人の選挙区ではドングリの背比べ並みの候補者しかいないらしく、誰に入れても、何だかなぁ…みたいな感じだったようだ。

 それで思い出したのが、『論語』子路篇にある、孔子と子貢の問答である。

子貢「どういう条件を備えてい

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『易経』占例に見える孔子

『易経』占例に見える孔子

「旅」という卦の占例の孔子の話。

かくして孔子ははじめて十翼(易経の注解)を作ったという。…と、『ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 易経』にある。

「子曰く、鳳鳥至らず河図を出ださず。吾已んぬるかな」は、『論語』子罕篇にある。

中島敦の「弟子」にも、この一章をもとにした件がある。

見出し画像は、「日本の紋様解剖図鑑」より。

                   🐻

春の風物詩

春の風物詩

今朝早く、庭の松の木の下で、キジの鳴き声がケンケン聞こえてきた。毎年、春の風物詩である。
そこで、去年の8/24に載せたマンガを再投稿する😁。

 ニコマ目と三コマ目の茶色の漢文は、『論語』郷党篇の、孔子の食生活に関する一章(の一郎)。一コマ目のも、郷党篇の最終章である。
孔子の食事の準備をする人は、なかなか大変だな😅。
 他の記事を持ってくる技が未だに出来ない熊吉🐻であった😅。
 見出し

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孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

『論語』郷党篇の七番目の章(人によって分章は異なる)に、「米🌾は精米されたものほど好み」という一節があるので、それほど普及してなかったが、🌾はあったようだ。

それと陽貨篇にも、宰予という弟子が「喪が三年では長いから、一年でいいでしょう」と言ったのに対し、「あの上等の米🌾の飯を食べ、錦の着物を身につけて、お前は心穏やかなのか」と言った章があるので、高級食材ではあるが、米🌾はあったようだ。

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孔子と箸🥢

孔子と箸🥢

昨日呟いた「箸はすごい」🥢。第1章は〈なぜ箸なのか。その起源と初期の役割〉という構成で、どういう時に箸🥢を使うか、匙や手食もあった等色々述べられていて、46Pに、五穀とは何を指すのか…という事について

子路(孔子の弟子)は、師について歩いていたが、いつのまにか遅れを取ってしまった。やがて一人の老人に出会った。老人は、背中の籠に苗を入れていた。子路が尋ねた。「ひょっとして、師の姿を見かけません

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ご老公が言った論語の一節

ご老公が言った論語の一節

3/2に(再)放送された「水戸黄門」第40部の、富山でのご落胤騒ぎで、終盤にご老公が、偽の御落胤を担いだ家老を指して一言、「巧言令色鮮(すくな)し仁じゃな」。
『論語』学而篇にある。有名な一節なので、聞かれた方も多いと存ずる。

 たくみなことばやたっぶりした表情の人間には、仁(ほんとうの人の心)はすくないのだ、という意味です。
 ふつうなら「仁鮮矣」(仁はすくない)とするところをひっくり返すのは

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松潤家康が読んでた『論語』

松潤家康が読んでた『論語』

一昨日、「どうする家康」の冒頭シーンで松潤演じる家康が読んでた『論語』顔淵篇の中の一章。

子貢が政治について尋ねた。先生は言われた。「食糧を十分にし、軍備を十分にし、民衆が信頼感を持つことだ」。
子貢は言った。「已むを得ずどれかを捨てねばならない時は、この三つのうち、どれを先にしたらいいでしょうか?」。
先生は言われた。「軍備を捨てることだ」。
子貢は言った。「どうしても已むを得ず、どちらかを捨

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